お肌の栄養caviar

キャビア

誰が言い出したのか、キャビアを食べようということになった。選んだお店がここ、レストラン タテルヨシノ 銀座。パリのステラマリス以来のお馴染みを誘って6人で会食。贅沢に一人50g。(この写真で一人前です)。
キャビア(caviar)は、チョウザメの卵の塩漬け。トリュフ、フォアグラと並び世界三大珍味と称される高級食材です。あのプチッとした食感、まったりした口の中で広がるお味、そして宝石のように輝く色。ペルシャ王国などカスピ海沿岸を支配した国の王族だけではなく、世界中の人に愛され心を魅了します。
シーズンを迎えた新ものは、「フレッシュキャッチ」と言って、軽い熟成で出荷されるため、世界中のキャビア好きを魅了しています。
私はシンプルにポテトで食するのが好き。このキャビアに相応しい今宵のシャンパーニュは2002年のSALON。
そしてこのキャビア、美味しいだけでなく、お肌も美しくなるのです。キャビアはお肌に良い美容成分ビタミン、ミネラル、アミノ酸、プロテイン、レチノールなどの成分がタップリ。そして、抗酸化作用があるためアンチエイジングの食材です。さらに、 ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンB2が含まれています。ビタミンB12を葉酸と一緒に摂取すると、赤血球の生成を助けて、貧血を予防する効果があるそうです。そして、赤血球が増える事で動脈硬化を予防し、腰痛や、肩こりの傷みを緩和する効果があります。まさしくアンチエイジング効果も期待できそうです。

レストラン タテルヨシノ 銀座

七草

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一月七日(人日)に、春の七草といって、七草粥を食べる1月七草粥を食べる1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という五節句のひとつです。
春の七草を入れた七草粥を食べると、万病に罹らなくなるといわれています。
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)、
本来は前日に七草を摘みに出かけ、7日の朝にお粥にしていただきます。お正月の食べ物や飲酒で疲れきった胃腸など内臓をいたわる効果やビタミン不足を補う効果があります。

ジャガイモ:Solanum tuberosum

おいも田舎で義父が作ったジャガイモ掘り。有機に拘った土でやっと今年初めての収穫。
昔から重宝されてきたこの野菜は、1530年頃にスペイン人によりペルーで発見され、その後まもなくスペインとイタリアに紹介されました。
フランスでは観賞用としてしか知られていませんでしたが、ヴァルネ博士によると18世紀にパルマンティエにより食用として紹介されたそうです。
最初のジャガイモにはえぐみがあり、パルマンティエは種まきの仕方を改良し品種を増やし、今日知られている多様な品種ができたそうです。
パルマエンティエは、ルイ16世の援助を受け様々な策略を練り、彼はパリの郊外(現在のポルト・マイヨ地区とグルネル地区)にジャガイモ畑を作らせ、人々の関心を得るために「昼間にこれ見よがしに見張りを付けることによって、夜の間に人々がこれを盗むようにとしむけた」と言われています。フランス人は良くジャガイモを食べます。我が家で良く焼くヴァルネ博士のジャガイモケーキのレシピをご紹介します。
→1㎏のジャガイモを蒸す。皮をむいてつぶし、塩少々を加え、大さじ2杯の小麦粉とこねる。
小麦粉を敷いた紙の上で丸く平たいガレット型にして、1時間オーブンで焼く。メイプルシュガーをまぶす。
意外と美味しく頂けます。
家庭での使い方:
‐皮をむいたジャガイモのゆで汁を使うと、銀食器を見事に磨くことができる。
‐絨毯の色をよみがえらせるには、まず掃除機をかける。ジャガイモ2個をすりおろし、熱湯に浸して2時間待つ。
それをろ過したもので、絨毯をやさしくこする。綺麗になります。

ほおずきでエイジングケア

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ほおずきは、日本では観賞用としての方が良く知られていますが、食用ほおずきは、ヨーロッパが原産。特にフランスでは良く栽培されています。
季節になるとお料理に良く使われています。日本では観賞用のほずきのイメージが根強いのですが、食用は様々な美と健康効果があります。
甘酸っぱく、フルーティーな香りがして以外に美味しいものです。
食用ほおずきには、ビタミンA(トマトの4倍)・ビタミンC・鉄分(トマトの2.5倍)・カロチン、イノシトールが豊富に含まれて、コレステロールの低下、動脈硬化予防、がん予防、病気の薬として用いられてきました。イノシトールは、細胞の成長促進に不可欠なビタミンB郡の一種であり、気分を落ち着ける作用や、脂肪の蓄積を防ぐ効果、そしてエイジングケアとしての老化抑制効果などがあります。
サラダに入れたり、甘さを楽しむ為にオーブンで焼いた物も美味しいです。
美容効果の成分が入っている為に様々な化粧品への配合が研究されています。
保湿、シワやたるみの改善に働きかけるほおずきパック
:生のほおずきを4粒潰します。それを乾燥して気になるお顔にパックとして塗ります。5分ほど置いて、洗い流して下さい。
これからの季節には保湿ケアとして最適です。ほうれい線の改善にもなります。

Vanilla Bean Grinder

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アイスクリームやプリンに欠かせない、甘い「バニラ」の香りをつける材料、「バニラビーンズ」。プリンだけでなく、あらゆる焼菓子や、紅茶、ミルクなど飲み物にも幅広く使う甘いスパイスです。バニラはラン科の植物の一種で、さや状の果実であるバニラビーンズは、時間をかけて発酵させることにより、あの独特の甘い香りが生まれます。お菓子作りに使用するときは、黒くて細い棒状の「さや」の中に詰まっている小さな種(ビーンズ)を取り出して、使用します。プリンの生地に入っている小さな黒いつぶつぶが、バニラビーンズです。残ったさやは切ってフライパンで乾煎りをして、擂粉木で粉に挽いてい使います。しかし、結構手間がかかる事でした。
このバニラビーン・グラインダーは、すぐに鞘を挽いてくれる大変便利な物です。温かい料理にも、冷たい料理にも役に立ちます。中のビーンズよりも鞘の方が香り豊かです。

山のご馳走

フキ
フキ
山三つ葉
山三つ葉
タラ
タラ
こしあぶら
こしあぶら
蕨
サンショウ
サンショウ
イタドリ
イタドリ
今日の収穫
今日の収穫

山菜の季節です。静岡に住む野草の専門家の先生に誘われ、山菜採りに出かけました。山に詳しい先生の案内ゆえ、あちこちに驚くほどたくさんの山菜が。水辺にはワサビやクレソンをはじめツワ、フキやセリ、イタドリも。明るい林には、山椒やタラ、アケビ。草原ではすみれの花、蕨もたくさん顔を出しています。この時期、山菜を食べる事は、冬に蓄えた毒素をデトックスして、山菜のようにあくがあるものを食べることで、夏バテせずに、健康に夏を越せるのだそうです。
日本は四季がありますが、その四季折々、旬の食べ物を食べられる幸せ。エネルギーのある澄んだ空気をたっぷりすいこんだ、健康的な一日でした。

春の七草

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春の七草の寄せ植えを頂きました。元気を頂いたような気がします。とても風情があって、和みます。“春の七種”(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を入れて七草粥を作ろうと、寄せ植えとは別に7種類の野菜のセットを買ってきました。1月7日生まれの息子の為に、七草粥で誕生日を祝うのが我が家の習慣です。お正月の食べ過ぎの胃を休めるのもこれ。朝のお粥の後は、夜まで食べないのでデトックス。邪気を払い、万病を除く意味を込めて頂くお粥は又格別なものです。
七種にはそれぞれいろいろな薬効があります。
芹:健胃作用があり、消化機能を助けます
なずな:目の疲れや視力を改善します
御形:乾燥したこの季節の咳や痰を和らげてくれます
はこべ:胃腸の調子を整えます
仏の座:血圧を下げます
蕪の葉:利尿効果やデトックスで便秘も改善
大根:消化を助け、胃や腸を整え、コレステロールを下げます

江戸造り醤油

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「玄蕃蔵」という江戸造り醤油を頂きました。口上に創業者、田中玄蕃に続く江戸の秘伝の手法とあり、期待感いっぱいで瓶の封を切りました。何とも言えない上品な香り。熟成の深みのある香りです。お皿に注ぐと、又、広がる香りが素晴らしい。濃口のしっかりした艶のある色。江戸前の味は分かりませんが、香りをそこなわない上品なお味。この名前は、ヒゲタの創始者田中玄蕃(げんば)にちなんで付けられた名前だそうです。元和2年(1616年)といえば、江戸幕府が開かれた頃。この時代に、醤油の醸造を始めたそうです。その後も、関東最古の醤油蔵として、醤油造りの原点に立ち返り、創始者に感謝し、その名を後世に伝えてゆくために、作られた醤油だとか。なるほど素晴らしいと感激。早速、年末についたお餅やお正月のお料理のお供にと、贅沢な一品。「重陽の節句」が蔵出しとの事、今年は是非予約しておきたい。

BIO ・オーガニック

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フランスのホテルの朝食で良く見られるビオ製品。ビオ製品への関心の高さは欧州でも一番。フランスで40%以上の国民が月に最低1度はビオ製品を購入するようになったと言われています。ビオ製品かどうかを見分けるのに、一番早くて正確なのが、フランス政府が認定する有機農産物認定「AB」ラベルを見つけること。今やフランス国民の約90%の人に認知されるようになったラベル「AB」。毎週日曜日、パリ6区のラスパイユ大通りに、有機食材・製品を扱うパリ最大のビオ市場が出ます。野菜や果物はもちろんのこと、肉、魚などの食品から石鹸や洗剤など、あらゆる種類の日用雑貨も並び、生活の身近にビオがある。

Saturne パリのレストラン

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Parisで行きたかったレストラン。ミシュラン2つ星の東京のレストラン、エディション・コウジ シモムラの下村シェフおススメレストラン。何回かの電話でやっとランチのみ予約が入りました。入口のナチュラル感、木のテーブル、オーガニックな雰囲気が漂っている期待感のあるレストラン。Sven CHARTIER (スヴェン・シャルティエ)氏と、Ewen LEMOIGNE(エワン・ルモワニュ)氏の2人が、2010年9月にオープンさせたレストラン「Saturne(サテュルヌ)」。2つのダイニング間に配された、壁面を覆い隠すほどのナチュラル・ワインのセラーが、わくわくしてしまうほど期待大。ワインもオーガニックな食事も、とても軽くて、最後の最後まで期待を裏切らなかった。
Saturne【サテュルヌ】
17 rue Notre-Dame des Victoires 75002 Paris
メトロ:3番線 Bourse(駅から歩いて3分ぐらい)
Tel:01 42 60 31 90
営業日:月曜日~金曜日 12時~14時30分 20時~22時30分 定休日:土曜、日曜日