クリスマスケーキ

ケーキ
クリスマスにケーキはつきものですが、今年は手作りのシュガーケーキを頂きました。色彩を押さえて上品なデザインです。このケーキを作って下さったのは、ケーキデコレーターの森ゆきこさんと妹さんの佐々木奈津子さん。私のアロマスクールの生徒さんでもあります。
森ゆきこさんは、ロンドンのWESTMINSTER KINGSWAY COLLEGE(ウエストミンスターキングスウェイ・カレッジ)と、シュガークラフトの名門BROOKLANADS COLLEGE(ブルックランズ・カレッジ)にてケーキデコレーションを学ばれました。 英国内外で活躍するケーキデザイナーPEGGY PORSCHEN(ペギー・ポーション)のケーキスタジオで修行された素晴らしい方です。昨年、私もクリスマスのお菓子の家を作りたくて代々木上原のお教室に伺いました。
それ以来、しばらくは、アイシングクッキーにはまってしまいました。
単発のお教室もあるそうなので、体験してみてはいかがでしょうか。

ROSEY CONFFECTIONERY SUGAR ART

柿の美容

干し柿

柿美味しそうな柿を枝ごと頂きました。残念ながら渋柿の為に、保存食に干し柿を作ってみました。昔から「柿が赤くなれば、医者が青くなる」ということわざがありますが「柿を食べると医者がいらない」と言われるほど、健康にとって強い味方の柿。柿は食物繊維のペクチンが豊富で、整腸作用や便秘解消にも効果があると言われています。又、みかんの2倍程もあると言われるビタミンCが豊富。インフルエンザや風邪の季節に、免疫力を高める効果があります。そして、コラーゲンの生成を助けたり、ハリ、ツヤ、美肌を作ります。
ワインなどで有名なポリフェノールが沢山含まれている柿には、活性酸素を除去する働き、美容効果を期待出来るアンチエイジングに大変優れた果物です。

MAILLE(マイユ) ディジョンマスタード

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フランスのディジョンマスタードはマイルドな辛さがお肉は勿論、魚のグリルにも良く合います。お醤油味のお料理にも意外なほどよく合います。豚の角煮や焼き鳥、甘辛いしょうゆ味にマスタードを組み合わせることで醤油の風味を引き立て、さらにさっぱり美味しくいただけます。用途が広く便利です。ドレッシングに、マヨネーズの代用として、マスタード入りの辛子マヨネーズを作ります。オリーブスプレッドと卵の黄身、マスタードを入れると、何とも言えない美味しさ。
このマスタードは、ブラウンマスタードシードのみを使用するなど、ディジョン地方のレシピで作られています。日本のからしと似ていますが、マスタードの方が辛さはマイルドで酸味や甘みがあるのが特徴です。
粒入りのものやハチミツやカシスが入っているものなど種類は豊富。食事に合わせてマスタードをチョイスして楽しめます。

マダガスカルのペッパー

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マダガスカル産のオーガニック栽培のブラックペッパーとピンクペッパーです。高級スパイスとして、とても珍重されています。香りの良さを知ったら、マダガスカル産しか使えません。昔、植民地時代からフランスに輸出されていたスパイスは星付きレストランでも使われています。高級なお肉料理に合わせるとその香りが素晴らしく感動します。
どちらかと言えば、辛味が強いので、これだけでも美味しいお肉を頂けます。マダガスカルのイランイランの産地でも有名な北のノシベはペッパーの産地としても知られています。
又ピンクペッパーは良くフランス料理店のトッピングで使われています。我が家ではサラダのトッピングとして料理の彩りに添えています。 甘く、ほのかに苦く、しっかりした胡椒のお味です。辛くないため、繊細なお料理にもお勧めです。 可愛い色と少し甘い風味です。アロマだけではなくスパイスもとても素晴らしいのがマダガスカルです。
私がアロマテラピーで使っているブラックペッパーの精油はこの胡椒から水蒸気蒸留で抽出されます。刺激の強さから、身体にエネルギーを与えてくれます。又、マダガスカルで習った時には、この精油は胃に活力を与え、唾液の出を良くしてくれると言われていました。お肉を食べた時に、毒素を排出すると言われて、たんぱく質の消化を助けてくれる作用があります。
マッサージでも有効で、生姜のチンキを作り、この精油を混ぜると関節の痛みにもよく効きます。フランスのメディカルでリウマチと関節炎の治療に使用されていたのが良く理解出来ます。

マダガスカルのバニラ

バニラ

マダガスカル産のブルボン種バニラビーンズが届きました。ヴァニラの香りで懐かしさが一杯になります。20年以上前にマダガスカルで収穫を見た事があります。マダガスカルのヴァニラは世界最高だと思います。勿論、オーガニックです。インド洋上に浮かぶ、世界で4番目に大きい島国マダガスカル共和国。
GDPの約29%が農業で、労働力の89%が農業部門に従事している農業大国です。マダガスカルと言えば、アロマの精油ではイランイランをはじめとして、沢山の芳香植物が生育しています。
バニラビーンズ、クローブ、シナモン、ターメリック、ブラックペッパーやピンクペッパーといった香辛料の生産は最も盛んで、特にバニラビーンズは、世界生産量の1位、2位を常に争っています。中でもマダガスカル産ブルボン種は、香気の主成分である「バニリン」の含有量が非常に高いことで有名です。熱帯生産地域のマダガスカルでは、バニラの自然授粉媒介をするミツバチがいないため、人工授粉が行われています。開花期間は1日程度しかないため、栽培農家は開花時授粉はひとつひとつの花に手で行います。収穫は完熟鞘をひとつずつ手摘みする為に多くの作業量がかかあり手間暇かかる仕事なのです。バニラの収穫は6月から行われて、収穫されたバニラはキュアリング(加工)されます。この写真のバニラは、熱水に4~5 分浸けて、その後に布で包み木箱保管(1週間)をします。布シート上に広げ天日乾燥(数時間)、布で包み日陰保管の繰り返しを1か月以上、長さ・色・割れによりソーティング(グレード分け)後、グレードごとに織編みネット棚に分別し天日乾燥を1か月して再ソーティングをしなければならない為、作業者の視覚・触覚・嗅覚によって熟練された生産者を必要とされています。色は黒いほど良く、長さは長いほど良い品で、保水率や香りが全てですから、とてもデリケートに扱われなければなりません。
マダガスカルブルボン種のこの香りは、優しくて、上品で、優雅で、心を温かくしてくれる一番の香りです。
私が使っているバニラの精油もそのマダガスカルのブルボン種から採油しますので、甘く幸せな香りのオイルが採れるのです。

美容に嬉しい菜の花

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立春が過ぎるとほろ苦い菜の花が懐かしくなります。菜の花には、独特の香りがあります。季節感がたっぷりのお野菜です。
免疫力向上、感染症の予防、疲労回復、生活習慣病の予防、美肌効果、老化防止、貧血の予防改善、がん予防に良いとされています。そんな菜の花にはシミやアンチエイジングに効く、素晴らしい美肌効果があります。春になると紫外線が強く感じられますが、紫外線を浴びることで、一重項酸素が活性化し、これがシミやしわの元となってしまいます。
この一重項酸素を消去する為に必要な抗酸化作用のあるビタミンA(βカロチン)の含有量や、不溶性の食物繊維等も、その含有量は野菜の中でもトップクラス!栄養素のバランスが非常に良く、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含み、特にビタミンCはホウレンソウの4倍近く含まれまるそうです。
さらに、美しい肌や髪の毛を作る葉酸、糖の代謝を助ける働きがあるため、血糖値を下げる効果を期待できるビオチン、鉄の含有量も豊富です。
美肌や健康にいいとわかっていても、癖もあって苦手な方も多いので、我が家の体内から綺麗を作るベジテラピーレシピをご紹介します。
菜の花に含まれるβカロチンは、 脂溶性なので、油と一緒に取るのが吸収率がアップしておすすめです。
オリーブオイルを入れたフライパンを熱して、ベーコンの細切りと一緒に、菜の花をさっと入れて炒めます。仕上げにアーリオオーリオをお好みで。
次に我が家で一番人気なレシピは、良く洗った菜の花を薄いかつお出汁でサッと茹でます。
良く水気を切って食べやすく切り、細切りにした塩昆布を和えて出来上り。これが、簡単で、とても後を引く美味しさ、そして、癖になります。おかずの一品に、酒の肴に。

天日干し自然栽培のお米

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「天日干し自然乾燥米」昨年友人から頂いて我が家のお取り寄せに。
残念ながら、やっと手に入れたこのお米、これが最後の袋です。収穫したてのお米は水分を含んでいますので、乾燥させなくてはいけないのですが、その乾燥方法には、乾燥機で火力乾燥させる方法(機械乾燥)に対して、刈り取った稲を束ねて、田んぼでお日様の力で乾燥させる方法(天日干し)があります。
手間暇かかる天日乾燥ではなく、現在流通されているのは、殆どが数時間で乾燥させる効率的な機械乾燥です。「天日干し自然乾燥米」昨年友人から送ってもらい、とても気に入っています。
残念ながら、やっと手に入れたこのお米、これが最後の袋です。
こだわりのお米は炊き上がりも違います。口に入ったときに「やっぱり違う!」と味と香りに実感します。
天日干し「あきたこまち」 自然栽培・玄米:奇跡のりんごで有名な木村秋則・自然栽培の仲間たち http://store.shopping.yahoo.co.jp/ak-friend/83-g10.html

ベジテラピー にんにく

にんにくにんにくは、大昔から知られている植物調味料です。それは古代ギリシアの医学者ガレノスによれば「農民のテリアカ」であった。エジプト人はそれを崇拝物の域にまで高めた。ピラミッドを建てた労働者たちは毎日、その強壮・消毒効果のため、にんにくを1片ずつもらっていたそうです。ヘブライ人、ギリシア人、ローマ人のあいだでは、にんにくは万能薬とみなされていました。それは自然発生的にスペイン、シチリア、エジプト、アルジェリアへと広まり、フランスでも栽培されました。ヴァルネ博士の治療ではにんにくは下記のように使われていました。
内用
‐腸や肺の殺菌効果(エキスは部分的には肺で取り除かれる)。
‐静菌・殺菌効果
‐強壮効果(キナノキと比較される)。
‐一般的な覚醒効果(強心剤)および消化器官の覚醒効果。
‐刺激作用。
‐高血圧の場合、血圧低下作用
‐脈拍の減速。
‐鎮痙剤。
‐腺のバランス回復。
‐抗硬化症(尿酸の溶解、血液流動化)。
‐利尿効果。
‐抗痛風、抗関節炎。
‐食欲増進。
‐健胃薬(粘液質の食物の昇華を活性化する)。
‐駆風薬。
‐駆虫効果(ヒポクラテス、ディオスコリデス、ガレノス…)
‐解熱効果。
‐がんの予防

ヴァルネ博士のレシピ
‐サラダなど通常の食事ににんにくを入れる(生の方が良い)。
‐毎朝1~2片(痛風、全般的な健康に)、そして毎日の食事に習慣的に取り入れる。
‐推奨される方法:夜、2片のにんにくを数束のパセリと一緒につぶして、数滴のオリーブオイルを加える。翌朝、パンに塗って朝食にする(ライ麦パンの方が好ましい)。
‐にんにくを1/50に薄めてチンキ剤として:1日2回、10~15滴(1日最大30滴)、数日間断続的に与える。
‐生の球根のチンキ剤:1日2回、20~30滴(慢性気管支炎、肺気腫、百日咳、高血圧に)。
‐腸の寄生虫に:沸騰したお湯か牛乳1杯にすりおろしたにんにく3~4片を入れる。一晩漬けておく。翌朝、何も食べないうちに飲む。3週間続ける。
‐あるいは:お湯か牛乳に25gのにんにくを入れて20分間煎じる。下弦の月の間に3~4日間、1日2杯飲む。毎月行う(3か月間)。
‐テニアに:大きなにんにくの鱗片をいくつかすりおろし、牛乳に入れて20分間煮る。寄生虫が消滅するまで毎朝、何も食べないうちに飲む(昼までは何も食べないこと)。
‐にんにくの汁:ぬるめの牛乳200gに20gを入れて、すき腹に入れる(駆虫剤として)。
‐駆虫剤シロップ:
 ・つぶしたにんにく 500g
 ・熱湯    1リットル
 にんにくを熱湯に入れて1時間煎じる。砂糖を1g加える。朝、何も食べないうちに30~60g飲む(大さじ2~3杯)。
*にんにくの臭いを中和するには、2~3粒のコーヒー豆、数粒のアニスあるいはクミン、カルダモン(H. Leclercによる)、あるいはじゃがいもかつぶしたパセリ一束。

ジャガイモ

じゃがいもじゃがいも料理ELLEオンラインに1年連載させて頂いたベジテラピーですが、最終月はジャガイモでした。
ジャガイモと言えば、フランスではパルマンティエ。少し書ききれなかった歴史をご紹介します。
ジャガイモはかつて、人間にとっては有毒でライ病をもたらすものと考えられており、家畜の餌としてしか使われていませんでした。ドイツの捕虜となったフランス軍のある薬剤師が、そのジャガイモが毎回食事に出てくるのに気づきます。この「軍の薬剤師」こそアントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエ(1737~1813年)です。彼は1763年にフランスに戻ると、食糧難を解決するため自国でもこの野菜を取り入れようと試みました。いくつかの州ではこの「有害な植物」の栽培が禁止されました。しかし、最終的にはパルマンティエはフランクリン、ラヴォワジエ、そして国王を説得するに至り、王はボタンホールにジャガイモの花をつけるまでになったそうです。1771年、パリの医学アカデミーはジャガイモの塊茎が無害であるという結論を出し、その利用を推奨するようになりました。
革命になるとフランスの人々は、自分たちがジャガイモのおかげで餓死せずにすんでいることも忘れ、ルイ16世が大衆的であるところを見せようとしてパルマンティエを支援していたことだけを思い出したのです。これによりパルマンティエは民衆の敵となり、パリから追放されました。その後、農学博士、庭師としてパリに戻る事が出来ました。現在はペール=ラシェーズ墓地で、ラ・フォンテーヌの隣に眠っています。彼の功績を称えフランスの数々のジャガイモ料理には”パルマンティエ風”と彼の名前が付けられています。
フランスの家庭料理”Hachis parmentier”アシ パルマンティエ
我が家のレシピ
材料4人分
•玉ねぎ 1個
•にんにく 1片
•マッシュルーム・ピーマン 3~4個(好みで)
•好みのひき肉 200g
•生クリーム  50ml
•じゃが芋 5個(中)
•バター 50g
•ナツメグパウダー・乾燥バジル 少々
•塩,コショウ,コンソメ 少々
•とけるチーズ 25g
作り方
オリーブオイルで、玉ねぎ、ピーマンのみじん切り、ひき肉、マッシュルームのスライスを炒める。
塩、胡椒、コンソメを入れて味を調える。グラタン皿に炒めた物をひきつめて、ジャガイモを柔らかめに茹でて、その中にバターを入れてマッシュポテトにします。炒めた肉がかくれる位にポテトをひきつめてその上に溶けるチーズを入れてオーブンで焼いて、少しチーズにうっすらと焦げ目が着いたら出来上がりです。お節に飽きたら是非。

ELLE ONLINE フランス式ベジテラピー 

幸せになれる”MAILLE”のマスタード

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黒トリュフの香りが口の中に広がります。シャブリにつけた絶品なマスタードです。
小さなパンフレットには、魚介以外にお肉に美味しいと書いてありました。我が家では、胸肉に合わせて。美味しい!の一言です。
パリにあるMAILLEの本店では、陶器製の可愛い容器にフレッシュマスタードをその場で詰めてくれます。毎年、秋冬のトリュフの収穫が始まるとペリゴール産限定、黒トリュフ入りのマスタードを販売開始しています。この時期パリへ行く方はお土産に最適です。

パリのマイユ本店(MAILLE)
住所:6 Place de la Madeleine, 75008 Paris