江戸造り醤油

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「玄蕃蔵」という江戸造り醤油を頂きました。口上に創業者、田中玄蕃に続く江戸の秘伝の手法とあり、期待感いっぱいで瓶の封を切りました。何とも言えない上品な香り。熟成の深みのある香りです。お皿に注ぐと、又、広がる香りが素晴らしい。濃口のしっかりした艶のある色。江戸前の味は分かりませんが、香りをそこなわない上品なお味。この名前は、ヒゲタの創始者田中玄蕃(げんば)にちなんで付けられた名前だそうです。元和2年(1616年)といえば、江戸幕府が開かれた頃。この時代に、醤油の醸造を始めたそうです。その後も、関東最古の醤油蔵として、醤油造りの原点に立ち返り、創始者に感謝し、その名を後世に伝えてゆくために、作られた醤油だとか。なるほど素晴らしいと感激。早速、年末についたお餅やお正月のお料理のお供にと、贅沢な一品。「重陽の節句」が蔵出しとの事、今年は是非予約しておきたい。