ジャガイモ

じゃがいもじゃがいも料理ELLEオンラインに1年連載させて頂いたベジテラピーですが、最終月はジャガイモでした。
ジャガイモと言えば、フランスではパルマンティエ。少し書ききれなかった歴史をご紹介します。
ジャガイモはかつて、人間にとっては有毒でライ病をもたらすものと考えられており、家畜の餌としてしか使われていませんでした。ドイツの捕虜となったフランス軍のある薬剤師が、そのジャガイモが毎回食事に出てくるのに気づきます。この「軍の薬剤師」こそアントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエ(1737~1813年)です。彼は1763年にフランスに戻ると、食糧難を解決するため自国でもこの野菜を取り入れようと試みました。いくつかの州ではこの「有害な植物」の栽培が禁止されました。しかし、最終的にはパルマンティエはフランクリン、ラヴォワジエ、そして国王を説得するに至り、王はボタンホールにジャガイモの花をつけるまでになったそうです。1771年、パリの医学アカデミーはジャガイモの塊茎が無害であるという結論を出し、その利用を推奨するようになりました。
革命になるとフランスの人々は、自分たちがジャガイモのおかげで餓死せずにすんでいることも忘れ、ルイ16世が大衆的であるところを見せようとしてパルマンティエを支援していたことだけを思い出したのです。これによりパルマンティエは民衆の敵となり、パリから追放されました。その後、農学博士、庭師としてパリに戻る事が出来ました。現在はペール=ラシェーズ墓地で、ラ・フォンテーヌの隣に眠っています。彼の功績を称えフランスの数々のジャガイモ料理には”パルマンティエ風”と彼の名前が付けられています。
フランスの家庭料理”Hachis parmentier”アシ パルマンティエ
我が家のレシピ
材料4人分
•玉ねぎ 1個
•にんにく 1片
•マッシュルーム・ピーマン 3~4個(好みで)
•好みのひき肉 200g
•生クリーム  50ml
•じゃが芋 5個(中)
•バター 50g
•ナツメグパウダー・乾燥バジル 少々
•塩,コショウ,コンソメ 少々
•とけるチーズ 25g
作り方
オリーブオイルで、玉ねぎ、ピーマンのみじん切り、ひき肉、マッシュルームのスライスを炒める。
塩、胡椒、コンソメを入れて味を調える。グラタン皿に炒めた物をひきつめて、ジャガイモを柔らかめに茹でて、その中にバターを入れてマッシュポテトにします。炒めた肉がかくれる位にポテトをひきつめてその上に溶けるチーズを入れてオーブンで焼いて、少しチーズにうっすらと焦げ目が着いたら出来上がりです。お節に飽きたら是非。

ELLE ONLINE フランス式ベジテラピー 

テキスタイルコレクション

連続した小花のモチーフはストレッチの生地で
フレンチリビエラの香りを色と大人可愛い花のモチーフで
トレンドカラー・モーブを使って上質感を
葉っぱのモチーフには透明感のある生地で
私のデザインを織物に仕上げて下さったテキスタイルエンジニアのK氏
今日、 テキスタイルコレクションが無事終了しました。3月のコレクションに続き、今回で2回目の発表でした。私なりに、こんなシーンで使って頂きたいとの思いもあり、一生懸命デザインをしました。先ずは、デザイナーの方にもコンセプトをご理解頂き、受注となれば嬉しいです。展示会が終わり、来週はサンプルをお送りする準備が又大変です。テキスタイルデザインは、デザインの図柄だけではなく、糸の組み合わせや表現、そして風合など、布としての質感にも気を配ります。

テキスタイルデザイン

18日から桐生テキスタイルコレクションが開催されます。今年の私のテーマは、デザインは植物、色はフレンチリビエラ。この夏のニースの旅、パリで会ったデザイナーや、パリのテキスタイル展示会プルミエビジョン、と沢山の刺激が作品となって出来上がりました。時間がない中で、二人のテキスタイルエンジニアが一生懸命に、製織してくれました。どんなシーンで使ってくれるのか、楽しみでもあります。とはいえ、いつもの事ながら、今回は特に時間が足りなかった。残念。

桐生テキスタイルコレクション2013 10月18日・19日 料金入場無料
TEPIA 3F エキビジションホール
東京都港区北青山2-8-44
TEL 03-5474-6143
時間 10:00~18:00
交通
東京メトロ銀座線外苑前駅より、徒歩約4分

首都高速4号新宿線外苑出口より約5分

NEW OPEN DAMAI SPA & FAVORI BISTORO

落ち着いたトリートメントルーム
TWルーム
ヘッドスパルーム
フェイシャルルーム
1階のビストロFAVORI
元気の良いスタッフ
 DAMAIとはインドネシア語で「平和」と言う意味。バリのリゾートをイメージした癒しの空間に身を委ね、心行くまでトリートメントを受けられるDAY SPAが代官山にグランドオープンしました。私の教え子がオープンさせた店なので、昨夜のオープニングレセプションに続いて、今日はじっくり内見しながら、内容を伺う。痩身、デトックス等も含み、改善美容をテーマにした各種トリートメントで、外面美と内面美、精神美を創造。使用している化粧品は、スイスの高級リゾート地モントルー生まれの次世代スキンケア製品スイス・パーフェクションです。化学物質による一時的なケアとは根本的に異なり、最先端科学を駆使して、天然植物成分(ヤグルマギク水・ローズ水・カンゾウ根エキス・マロニエエキス)など、厳選された贅沢な原料のみを使用しているそうです。ファスティングコンシェルジュと言う専門家もいて、美と健康をサポートしてくれるそうです。デトックススパなるネーミングが気になるので、私も是非、デトックス&ファスティングを体験してみよう。
そして、1階はビストロ・ファヴォリ(仏語でお気に入り) やはり、スパの後には美味しい物が食べたいもの。シェフはオークラのラ・ベルエポックにいらした塩田シェフ。リーズナブルで、カジュアルフレンチがとても気軽。フレンチトーストの朝食があるそうなので日曜の朝に訪れたい。
東京都目黒区青葉台1-4-8 HOUSE APRICOT 代官山 電話(03)6416-5718(山手どうりに面しています。エジプト大使館の並び)

スパから夏の贈り物

お土産のラベンダーのサシェとポーチ
プロヴァンスがテーマのトリートメントルーム
今日からホテル日航東京では、プロヴァンスが感じられます。レストランでは、仏マルセイユの一つ星レストランのシェフ、リヨネル・レヴィ氏が来日。レヴィ氏プロデュースのコースやブイヤベースとプロヴァンスワインのハーモニーを海を望むテラス席などでお愉しみいただけます。
またスパでは、水、大気、陽光といった自然の要素を取り入れた上質な空間で、プロヴァンスのラベンダーをつかったトリートメントを致します。ラベンダーは、鎮静効果があり、リラックスさせてくれます。又、自律神経のバランスを取り、夏の疲れで眠りが浅い方にも、質の高い睡眠を。ホテルにお泊りの際にはお食事後のトリートメントで、ゆっくりとおくつろぎ頂けます。夏の日焼けの肌を回復するラベンダーは、南フランスの香りです。
さらに、今回の特別企画として、先着30名様には、私がデザインした布で、サシェとポーチをプレゼント致します。又ポーチの中には南フランスを思わせるストレスフリーのスペシャル芳香エッセンスが入っています。是非、この機会にお台場に足をお運び下さいませ。
昼の景色も素敵ですが、夜の夜景の中で入るスパのジャグジーも格別です。
軽くジムで汗を流した後、ジャグジーやプールで体を解放し、トリートメントで、極上のリラックスを味わって頂きたいと思います。
SPA然TOKYOの施設利用を含み、60分間のボディトリートメントのコース
◆ラベンダーサシェと香り付きポーチ(先着30名様) ◆お一人様 20,000円 ※消費税・サービス料込
ご予約 SPA然 TOKYO : 03-5500-5520 (7:00~22:00)

プロヴァンスのテキスタイル

サンプルが出来上がってから、3週間目の今日プロヴァンスのテキスタイルが出来上がりました。(下の部分が表です)イメージとしては、ニースやカンヌではないマルセイユのイメージにしたつもりですが、これから、フットスローやクッションにしますので、完成品の実物は、ホテル日航東京SPA然TOKYOでご披露したいと思います。どんな物になったのか、ブログでご紹介します。
この夏、スパではラベンダーの夏の素肌ケアーを致します。プロヴァンスにちなんだトリートメントメニューをお楽しみ下さい。
広大なプロヴァンス地方に広がるラベンダー畑を連想し、 リラックス効果が期待できるラベンダーオイルをふんだんに使用したボディトリートメントです。
このスペシャルトリートメントをお受け頂いた方、30名様にラベンダーのとっておきのサシェ、と香り付きのポーチを差し上げます。
2003-5500-5520 (7:00~22:00) 12年7月20日(金)~8月31日(金)プログラムは10:00~ご予約は8時半まで。
料金は、お一人様 20,000円 ※消費税・サービス料込

プロヴァンスの用意

目下、製織中
ホテル日航東京では、レストランに仏マルセイユの一つ星レストランのシェフ、リヨネル・レヴィ氏が今月20日より来日。レヴィ氏プロデュースのコースやブイヤベースとプロヴァンスワインのハーモニーを海を望むテラス席などでお愉しみ頂けます。
それに伴って、SPA然TOKYOでも、プロヴァンスのヴァカンスを味わって頂けるように準備をしています。トリートメントルームの一部屋をコーディネートするために、大人可愛いプロヴァンスをイメージした布をデザインしました。この夏、お台場でプロヴァンスを楽しんで頂けるように、インテリアを変えてみようと準備中です。プロヴァンスのトリートメントを受けて頂いた方には、先着30名様にラベンダーのサシェと、夏の寝苦しい夜に楽しんで頂ける素敵なオーガニックアロマエッセンスやヴァカンスへ持って行って頂ける、小さなポーチを制作中。これは、オリジナルのテキスタイルを私がデザインして、テキスタイルエンジニアと一緒にこの連休に準備をしています。皆様お楽しみに。

原鉄道模型博物館 開館

総部品9000点の逸品
模型の数々
阪神電気鉄道311型313
臨場感あるれる走行
ヨーロッパの駅を再現
ジオラマの夜景
日本で初めて鉄道が開通した横浜の記憶を発信する施設が横浜市・西区に7月10日にオープンします。今日はオープンに先駆けて、博物館の内覧会へ行って来ました。世界一とも言われる原信太郎氏(93歳)が製作・所蔵した約6000両もの膨大な鉄道模型と鉄道関係コレクションです。日本のみならず、ヨーロッパ、アメリカなど世界中の車両を忠実に再現した大型模型は、本物かと見まがうほどの精密さです。選りすぐった2500両を借り受け、うち1000両を常設展示するそうです。
原信太郎氏が小学校6年生の頃に初めて作った鉄道模型、自由型電気機関車「8000号」や関東大震災を乗り越えた「増田屋製ゼンマイ式おもちゃ」「金剛山電気鉄道22号」「オリエント急行 食堂車」をはじめ、世界にひとつだけの模型や新幹線の一番切符など、歴史的価値の高い展示品の数々が並んでいます。
見どころは“世界最大級の鉄道模型ジオラマ”です。室内ジオラマとして世界最大級の面積(310平方メートル)となっているそうです。パリの北駅をはじめとして、ヨーロッパをイメージした同ジオラマは、まるで本物のような街です。照明によって、昼夜の表情まで変わるのも、素晴らしい演出です。
一周約70メートル、線路は蒸気用路線1本、電気用路線3本、市電用路線2本の計6本、路線総延長は約450メートルを誇り、原氏の模型の一部も30分に1回(10分間)、実際に走行されます。架線から電気をとり、鉄のレール、鉄の車輪、レールの繋ぎ目をゴトンゴンと走る、臨場感あふれる列車の音が心地よく感じられます。ギア、板バネ等、細かいところまで再現されているそうです。
今日は、原氏ご本人が博物館で、お出迎え、モノ作りの喜びを語って下さいました。原氏の愛情あるれるモノ作りとこだわりに触れ、心温まる場所が、鉄道マニアだけではない一般の私達にも楽しめる場所となるのではないでしょうか。

原鉄道模型博物館
神奈川県横浜市西区高島一丁目1番2号 横浜三井ビルディング2階
7月10日(火)オープン
11:00~18:00※最終入館17:30
休:毎週火
入館料:大人1000円、中学・高校生700円、小人(4歳以上)500円
http://www.hara-mrm.com/index.html

銀座小十で季節を味わう

車海老と夏野菜
牡丹鱧と順才の御椀
6月12日、新店になって、初めての小十。店の坪数が約倍になりスペースに余裕がありゆったりと過ごせます。カウンター8席、個室が3部屋あり収容人数も増え予約も取りやすくなりました。内装も以前と比べて高級感あふれ、隅々までこだわりぬいています。陶芸家、西岡小十の作品を飾ったミニギャラリーもあるので、楽しめます。小十ファンにたまらないでしょう。まづ、付出しに生うにと生湯葉を豆腐のすり流し。そして、海老と季節の夏野菜。次にお楽しみの鱧の御椀。かなりしっかりした味の出汁、力強さが体にしみるて季節を感じる御椀でした。献立の最後のお楽しみの一つは鰻。身が厚く立派な鰻を炭火で直焼きに。皮が香ばしくパリッとしているのが、とても美味な逸品。ワイン好きの私の為に、ソムリエの飛田君のセレクション。やはり、このお料理に、このワインと、センスの良さに至福の時を味わえました。
場所は、銀座奥田と同じカリオカビルの4F。

エスキス ESQUISSE 銀座に新しい風

お嬢さんの素描(Esquisse)から制作されたお店のシンボル
稚鮎のプレデセール
パティシェの想い・ゲランドの塩がのったこだわりのバター
帆立貝の前菜
雲丹を使った前菜の一皿
牡蠣とフォアグラのコンソメ
白身魚のグリル
子鳩のグリル(とろけます)
お口直しの プレ デセール
アカシヤの花の香りが素敵なデセール
スフレのデセール
コーヒーと小菓子(お土産もOK)
ナチュラルで都会的な店内
個室 少人数のパーティーにも、お忍びの食事にも!
最強チーム
今日は、Esquisseのオープニング。シェフは、トロアグロにいた、リオネル・ベガ氏、支配人は、シェフソムリエである若林栄司さん、そして、パテシェは成田一世さん。若林・成田コンビは、共にタテル吉野で活躍していました。若林さんとは小田原のステラマリスや、タイユバン・ロブション時代の昔からの知人。ワインのエキスパートで、素晴らしいソムリエです。今日のお料理はシェフの創作によるコース料理 Menu spontané(ムニュ・スポンタネ)。ランチタイムは夜のコース料理を、より軽く、リーズナブルに提供してくれます。解放感に溢れ、とても気持ちの良い空間で頂くフレンチは、繊細でありながら、しっかりとした記憶に残るお料理です。最後のデセールにいたるまで、シェフの心配りがあり、素晴らしかった。コルシカ生まれ、マルセイユ育ちのシェフゆえの、南フランスを感じさせる軽やかな料理で、グランメゾンとなるのが楽しみでもある。ここには、奇をてらった仕掛けは何もない。しかし、お料理、ワインのセレクション、インテリアから、器まで、彼の一つ筋の通ったポリシーとセンス、そして新たな価値観が感じられるお店です。そう、ここは素晴らしい。

http://www.esquissetokyo.com//

銀座並木通り ロイヤルクリスタル銀座ビル9階 メゾンエルメスの裏