南京雨花茶

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中国のお土産に南京雨花茶を頂きました。中国十大名茶と言われて、評価が高いだけに美味しいお茶です。
歴史は古く、4世紀ごろの東晋時代に飲む習慣があったそうです。当時の江南豪族も飲んでいたお茶だと想うと、中国の歴史の深さを改めて感じます。
南京市民は飲早茶(モーニングティー)を飲む習慣があったと、 陸羽の《茶経》の中の“広陵耆老伝”に記述があります。 内容は、「晋元帝の時代に、ある老婦人は毎日早くから一壷(ワンポット)の茶を持ち売っていた。 百姓は競って彼女の雨花茶の茶湯を買った。 不思議なことに、この老婦人は朝早くから夜遅くまで茶を売り、その売上を貧乏な人達に配った。 貧乏な人たちからは大変感謝されたが、これを知った役人は老婦人を捕らえ牢屋に入れた。 なぜ捕らえたのかははっきりないが、翌日朝老婦人は牢屋から消えていた」という話です。
香りが素晴らしく、上品な香りです。茶葉は黒に近い色をしていますが、実際に入れてみると透明感のある黄緑色をしています。 素晴らしいこのお茶の効能は、癌の予防、老化防止、ダイエット
利尿効果、美肌効果があると言われています。ちなみに名前の由来は、中華人民共和国江蘇省南京市の中華門の南、雨花台区に位置している標高60メートルの丘にある革命烈士の陵園「雨花台」にちなんでこの名称になったそうです。

燕の巣でキレイと元気に

燕の巣入りデザート
かの絶世の美女・楊貴妃は、永遠の美しさと若さを保つために、中華の高級食材である燕の巣を好んで食べたと言います。。現在でも中華料理では高級食材として扱われています。燕の巣は断崖絶壁に多く、採取作業は熟練技術を持つ採取人が行いますが、それでも危険が伴う作業です。 高級なのは仕方がないのです。中国でも貴重なツバメの巣は肺機能向上、腎を補い、健胃、と言われています。ツバメの巣の薬効は、滋養強壮、体質改善を含め、肺機能回復、喘息、咳、痰などに効果があり、近年人々の健康食として一部の愛好家に普及してきました。栄養学の分析から、ツバメの巣の成分は水溶性タンパク質が60%、多種のアミノ酸(シアル酸)と水分が10%、他に繊維質、炭水化物と少量の脂質、更にカルシウム、ビタミンB1、カリウム、リン、ヨウ素などのミネラルも含まれているそうです。まさに、美と健康の食材でしょう。
今夜は、燕の巣を使ったデザートを一品ご紹介します。作り方:燕の巣は乾燥していますので、ぬるめのお湯につけておきます。朝付けて夜のデザートに間に合います。10時間ぐらいしますと、ゼリー状になりますので、再度ミネラルウォーターにさらして水気をキッチンペーパーできり、ピンセットなどで丁寧に羽毛などを除去します。お鍋にシロップを作っておき、(我が家では市販のオリゴ糖のシロップを2倍に薄めて使います)燕の巣を入れて1分ほど煮ます。パパイヤのみを少しくりぬき、そこにシロップと燕の巣を入れて、蒸し器で15分蒸して出来上がり。今日のような寒い日には、温かいデザートとなり、免疫力をあげ、疲労回復にもなります。明日の朝は、美肌効果も期待します。