ジャガイモ:Solanum tuberosum

おいも田舎で義父が作ったジャガイモ掘り。有機に拘った土でやっと今年初めての収穫。
昔から重宝されてきたこの野菜は、1530年頃にスペイン人によりペルーで発見され、その後まもなくスペインとイタリアに紹介されました。
フランスでは観賞用としてしか知られていませんでしたが、ヴァルネ博士によると18世紀にパルマンティエにより食用として紹介されたそうです。
最初のジャガイモにはえぐみがあり、パルマンティエは種まきの仕方を改良し品種を増やし、今日知られている多様な品種ができたそうです。
パルマエンティエは、ルイ16世の援助を受け様々な策略を練り、彼はパリの郊外(現在のポルト・マイヨ地区とグルネル地区)にジャガイモ畑を作らせ、人々の関心を得るために「昼間にこれ見よがしに見張りを付けることによって、夜の間に人々がこれを盗むようにとしむけた」と言われています。フランス人は良くジャガイモを食べます。我が家で良く焼くヴァルネ博士のジャガイモケーキのレシピをご紹介します。
→1㎏のジャガイモを蒸す。皮をむいてつぶし、塩少々を加え、大さじ2杯の小麦粉とこねる。
小麦粉を敷いた紙の上で丸く平たいガレット型にして、1時間オーブンで焼く。メイプルシュガーをまぶす。
意外と美味しく頂けます。
家庭での使い方:
‐皮をむいたジャガイモのゆで汁を使うと、銀食器を見事に磨くことができる。
‐絨毯の色をよみがえらせるには、まず掃除機をかける。ジャガイモ2個をすりおろし、熱湯に浸して2時間待つ。
それをろ過したもので、絨毯をやさしくこする。綺麗になります。