オイスターバー「先端(SENTAN)」は3月3日までの期間限定店舗

先端(SENTAN)
丸の内のオイスターバーです。先端という名前の牡蠣が世界に発信。「先端」開発のきっかけは、たくさん食べられるという欧米のオイスターバー文化への挑戦があったそうです。そこで提供されるかきは、殻の形状に深みがあり、殻を開けて皿にもるとき、中の海水がこぼれないとう特長があります。しかし、この形状の殻を持つのに適した養殖方法は、商品化率が低い上に、養殖作業の大変さから本格的導入がなかなか行えませんでした。現在は養殖方法の改良により、商品化率を従来の10%から約50%に、育成期間を18ヶ月から3ヶ月まで短縮することに成功したそうです。消費者にとって、どこがやさしいのか。三保社長にお伺いすると、「世界中どこでも2ドルで食べられるように世界共通の値段に設定しました」とのこと。今までの高価で消費者が手を出し難い物ではなく、最高の品質と美味しさを提供しながらも、誰もが食べやすい価格設定にしたそうです。この値段なら何個でも気兼ねなく食べることができます。新丸ビル。(marunouchi)HOUSEの8店舗では各店舗オリジナルのかきメニューもあります。ちなみに、牡蠣のシャンパングラタンを食べたい。

caviar kaspi(Paris)

マドレーヌ広場でお勧めのお店は、キャビア・カスピア(caviar kaspi)。カスピ海でとれる高級キャビアを販売しています。キャビアはトリュフ、フォアグラと並び世界の三大珍味と称されるだけあって、本当に美味しかった。
ディアギレフのロシア・バレエで、パリ中がロシアブームだった時期、1927年に、ロシア移民アルカディ・フィクソンが創立したキャビア専門店です。
2階にはキャビア・レストラン。私は大のキャビア好き。お値段は、もちろん気になるところですが、Beluga(ベルーガ)が最高。キャビア”を生むチョウザメは、カスピ海周辺に生息する魚です。最大のベルーガ(シロチョウザメ)は体長6メートルに達し、産卵するのに約20年かかり、100年以上生きるともいわれます。長い間吸収した海の滋養分が卵に凝縮されるため、強い味と香りを味わえるのでしょうが、近年は漁獲量が激減していることから、2006年にカスピ海産のキャビアの国際取り引きが、ワシントン条約事務局によって当面禁止され、まさに“海の宝石”です。
Oscietra(オシェトラ)の粒は中サイズで、色は茶色がかったものからゴールドまであります。Sevruga(セヴルーガ)は小粒でダークグレー。 プチプチとした食感と口当たり、そして濃厚な旨味とその後味は、他の食べ物には真似することのできない満足感を得ることができます。

Caviar Kaspia
17 Place Madeleine 75008 Paris
01 42 65 33 32
http://www.caviarkaspia.com/

Restaurant Hiramatsu (Paris)

パリでのバレンタインディナー。夫が友人達を招待してくれたスペシャルディナーはRestaurant Hiramatsu。
バレンタインのこの時期パリのレストランの席はほぼ満席です。
伊藤シェフにキャンセル待ちを入れておいたのですが、前日にやっと連絡があり、胸をなで下ろしたようです。軽いフレンチが食べたいと言っていた友人達も満足してくれました。話に花が咲いて、気付いたらもう12時。パリの夜は長い。
ここフランスで、プレゼントを贈るのは、男性から女性にです。今年の夫のプレゼントは、素敵な香水と可愛いらしいペンダントでした。
Adresse: 52, rue de Longchamp 75116 Paris France
TEL: 01 56 81 08 80
FAX: 01 56 81 08 81
Au déjeuner, de 12h30 à 13h30 heures
Au dîner, de 19h30 à 21h30 heures
Fermé samedi et dimanche

季節のグルメ越前蟹

お気に入りの冬の旅は、福井。気持ちの良い寒さを感じながら、我が家は毎年、福井へ行っていた。旅の宿はもちろん、料理屋旅館。
明治時代栄えた、北前船の寄港地、三國には、本格的な蟹料理を食べさせてくれる宿が何件かある。その中でも、日本海を見晴らす高台に「望洋楼」があります。今日、偶然、三國で馴染みの、その料理屋の看板が目に留まった。早速、家族を呼び出す。
入口の水槽には、水揚げした港の名前が記されたタグを付けた蟹が、、、甲羅に散らばる黒真珠のような小さい粒は、最高品質の越前蟹の証。脱皮後の時間が長い事を証明する自然の保証。肉質が良いのです。福井で育った蟹が、ここ青山の地で贅沢に食べられるのは、何と嬉しい事か。
蟹は大きければ大きい程美味しい。今日は予約も無で行ったので、水槽に入っている中で一番大きいのをお願いした。1キロの蟹でした。
三國で食べる1.5キロの蟹は、3日前に注文をしなければ食べられないし、蟹の漁がないと送ってもらえません。
今年は、何だか忙しく福井への旅は行けなかった。もちろん、現地に行くのが一番。
でも、偶然見つけたこの店は、望洋楼の東京店。福井まで行かなくても、蟹が食べられる。

望洋楼
東京都港区南青山4-4-41
ふくい南青山291隣
電話03(6427)2918
お盆、年末年始以外無休

伝説・食の祭典

皆様の料理の数々
こんな物もありました
皆で寄せ書きも
仲間から送られたお祝い
ヒロさんと鎧塚さんの炒飯対決
審査員席(服部先生の解説付き)神田川さん、坂井さんも
山田宏巳シェフの還暦祝いがありました。発起人は、ラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合務シェフ、リストランテ アルポルトの片岡護シェフ。執行委員にリストランテ・ヒロの山口一樹さん、そして、何より凄いのが、ヒロさんの応援団のような素晴らしいシェフ軍団によるお料理。還暦祝い、と言うよりまるで食の祭典。日本中どころか、世界中の著名な料理人がイタリアンの粋を越えてヒロさんのお祝いのために集まりました。
PONTE VECCHIO・山根シェフ,リストランテ濱崎・濱崎シェフ,IL GHIOTTONE・坂本シェフ,ACOUA PAZZA・日高シェフ,RISTORANTE CANOVIANO・植竹シェフ
三宿のStile・原田シェフ,世界料理オリンピックで有名な鯖江の藤井シェフ,だけではない。海外は、オーストラリアのとみやさん,NYからかの有名な中村さん,40年前から予約の取れない料理店、今は無き幻の料理人、壷中天の石附さん,開花亭吉田さん,日本料理神谷さん、デザート部門では鎧塚さん、などなど50人のシェフの祭典。坂井シェフや成澤シェフなどゲストで参加されていた有名シェフも多数。先日伺った杉本シェフも。まるで、有名シェフがみんな今夜は不在になってしまったのでは、と思われるくらいの感動の一夜。途中のイベントでは、昨日のアイアンシェフ対決を彷彿させるヒロさんと鎧塚さんの料理対決のジョーク。審査員席も用意され、笑いを誘う場面もあり、本当に美味しくて、楽しい夢のような食の祭典でした。
今回、彼の還暦祝いに今まで一緒に仕事をしたり、料理を作った人達100人のレシピ&イラストを集めて本を作るらしい、、、
しかも100冊限定!らしい?・・・世に出ない本だそうだ。これも素敵な企画です。

天才シェフの美味しい料理

山田シェフの最高の料理が食べられるヒロソフィー。現役で厨房に立ち、美味しい料理を見せてくれるヒロさん。(上の写真の料理は数日前に伺った時の一部)
この店は何度行っても最高の感動を味あわせてくれる。天才シェフと呼ばれる所以が分かる。
かつての、自分が招いた事故による挫折を乗り越え、中華の鉄人・陳健一との「キャベツ対決」を制したことで、「鉄人に勝った男」「イタリア料理界の実力者が復帰」とマスコミに騒がれることとなり、1995年に「リストランテ・ヒロ」をオープン。行列が出来る料理店として一躍有名になったリストランテ・ヒロ。冷たいパスタやパンにオリーブオイルをつける事をトレンドにしたシェフ、山田宏巳さん。その後は順調だったはずなのに、又しても大きな過ちを犯して姿を消してしまう。その山田シェフが起死回生をかけて、明日還暦の誕生日の前日に、50代最後の想いをこめて再度、アイアンシェフに挑戦した。
今日は、山田シェフの応援団の一人として、収録に立会いました。本気で戦う60分1本勝負。誰と、どんな食材での対決なのか。是非御覧下さい。
オンエアー2月15日金曜日20:00~勝負はいかに。

贅沢な時間を三谷で

蛤のスープの中に雲丹の浮き身で
鮟鱇の肝を鮪の油で
自家製唐墨
鯛しゃぶ、白子焼きと共に
手渡しのにぎり
海苔の香り豊かなとろの巻物
絶品の穴子
さっぱりと最後のかんぴょう巻きとお稲荷さん
三谷は最近増々、予約が取りにくくなった鮨の名店です。鮨屋というよりは、季節に合う肴の数々を地酒やワインに合わせ楽しませてくれるお料理屋さん、と言われる方も多いお店。シャンパンで喉を潤しているうちに肴類が次々と出てきます。全国の漁師から直接仕入れた海の幸の数々、全てご紹介出来ないのが残念なのですが、(手渡しのお鮨の為、限られた写真しか撮れませんでした)本当に質の高い贅沢な逸品です。 お酒もまた楽しみの一つです。三谷さんが自らお勧めして下さるワイン、シャンパン、日本酒。お酒に弱い私はグラス半分づつでしたが、肴や鮨に合わせてくださいました。「握りの手渡し」もタイミングが絶妙。間合いが素晴らしい。
 残念ながら、今や予約が1年後らしい(笑)。これだけ人気なのは、これらの質の高い食材や、手間をかけたきめ細かい仕事だけではなく、三谷さんのホスピタリティもあるのだと思う。料理への愛情も行きわたっている。
TV等メディア取材一切お断り、というのも、とても理解出来る。9席のお客様へ、全身全霊を傾けての手仕事だからでしょう。

鮨 三谷
新宿区四谷1-22-1
03(5366)0132

ザ・ラウンジ by インターコンチネンタル 東京ベイ・オープン

ニューヨークテイストのラウンジ
ラ・プロヴァンス(個室ダイニング)
鉄板焼き 匠
先日、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ の新しいラウンジのプレス発表会へ行って来ました。19日にオープンしたので、今日は買い物の帰りに再度寄ってみました。
1階ロビーフロアの「ザ・ラウンジ by インターコンチネンタル 東京ベイ」は、パティシエがデザートを創っている様子を見ることができる「アトリエ・デセール(デザート工房)」を併設し、お食事、ティータイム、バータイム、ビジネスミーティングなどなど、目的に合わせて利用できる新しいスタイルのラウンジです。その他、シェフによるライブ感と素材の味を堪能する鉄板焼「匠(たくみ)」や、お洒落で、楽しく、美味しい料理とワインやカクテルが味わえるラウンド・ダイニング&バー「ジリオン」. カラオケや映像が楽しめる設備を完備したうえ、なんとキッチンスタジアム付きの個室「プティ・プロヴァンス」が「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」にはあります。
ホテルレストランのメニューコンセプトは、総料理長 岸義明氏の想いを込めて
「フレッシュ(新鮮)」・「ヘルシー(健康)」「ビューティ(美しさ)」
新鮮な食材でできたての料理(フレッシュ)、体に優しく効能を考慮した素材の組み合せた料理(ヘルシー)、見た目にも美しく、美に関する食材を取り入れた料理(ビューティ)です。
新しくオープンしたレストランもそれに基づいたコンセプト。上質なソファーでくつろぎ、見た目にも美しいスペシャリテを楽しめるるソファラウンジや、パティシエがデザートを創っている様子を見れる「アトリエ・デセール(デザート工房)」を併設したラウンジなどで、「なごみ」「くつろぎ」「美食」を追求しています。最高のお料理だけでなく、上質で、心地いい空間とおもてなしはホテルならではです。
【営業時間】6:30~24:00
朝食 6:30-9:00 (ラストオーダー 8:45) *平日限定
ランチ 11:00-14:30 (ラストオーダー 14:15)
ティータイム 15:00-17:00 (ラストオーダー 16:30)
ディナー 17:30-21:00 (ラストオーダー 20:45)
バータイム 17:00-24:00 (ラストオーダー 料理22:45 飲物23:30)

レトロな食事

昨日は雨の中、上野の森へ美術館展を見に行ってきました。メトロポリタン美術館展と、チョコレート展を見て来ました。今回のMetのコレクションは、広く、浅くの入門編。さて、上野には行きたいB級グルメの店が沢山ありますが、夫の上野と言えば昔懐かしい精養軒だ!との一言で、何と今日は昼、夜、共に精養軒でのお食事となりました。精養軒は、明治5年に三条実美や岩倉具視の援助により、東京府築地にフランス料理の草分けとして、「西洋館ホテル」を創業。その後、「精養軒ホテル」に改名して、明治9年に、上野公園の開設に伴って、今の上野精養軒を開業したそうです。
公園内でも随一といわれる素晴らしい眺望を誇る社交場には内外の王侯貴族や各界の名士が集い、鹿鳴館時代には華やかな文明開化の一翼を担うステージとして脚光を浴びたそうです。明治の文豪がこよなく愛した伝統の味を今に受け継ぎ、創業以来、愛され続けてきた本格的フランス料理が何とも言えず、美味しかった。最近のフレンチに慣れている私としては、この伝統の味が懐かしい。小さいころ、両親に連れられ、上野動物園の帰りには、必ずここで食事をした思い出やら、桜の好きな母が、このメインダイニングの窓際の席で何度もお花見をさせてくれた思い出、などなど、とてもレトロな思い出があります。そんなメインダイニング『グリル フクシマ』のノスタルジックな味を堪能しました。カジュアルなヨーロピアンテイストの『カフェラン ランドーレ』では、スペシャリテでもあるハヤシライスのドミグラソースを楽しみました。お土産にはもちろん、名物のカレーです。

ミシュラン二ツ星のお料理教室

鴨の焼き方のワンポイントレッスン
ガダイブに巻いた的鯛
インドネシアのワインも初めて飲みました
フォアグラとセップ茸
可愛い器のデセール
ミシュラン2ツ星『エディション・コウジ・シモムラ』の、お料理教室へ行って来ました。お料理教室と言っても、作り方のレシピやコツの講演会で、自分で調理するわけではないので安心して参加。料理法を拝聴して、後はひたすら試食です。今日は、下村シェフのスペシャリテの「牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ」の作り方を教えて頂き感激でした。この店の前菜で牡蠣のスペシャリテで使われている広島の無人島の牡蠣は、なんと友人”かなわ”の牡蠣でした。この牡蠣は無人島で養殖された物ですから、ウィルス感染の心配がないのです。今まで一度も感染者を出した事がないという牡蠣です。
次に、私の一番興味のあったカダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット。 ガダイフは、とうもろこし・小麦粉・塩を水でよく練り糸状にしたものです。もともとはトルコ料理のお菓子として有名ですが、現在はフランス料理に取り入れられカダイフ包み料理や装飾として使用されています。サクッとした食感が魅力的です。小売店ではなかなか購入が出来ないので、お料理教室で購入させて頂きました。
そして、焼き加減が難しい、鴨調理のポイントも教えていただきました。マグレ鴨は、もともとフォアグラ用の鴨なので、栄養過多で育てられていますので、脂身も厚いです。皮目に格子状に切り込みを入れると、全体にほどよく脂がまわるそうです。あとは、焼きながら出てきた脂をかけて焼くそうです。話術もとても素晴らしく、ポイントレッスンでは、作ってみたいなあ、と思わせるお料理教室でした。お肉好きな家人に、本格的な鴨も焼いてあげよう。
本当に素敵な週末の午後となりました。ちなみに下村シェフは、今度JALのファーストクラスのお料理も担当するそうです。ビジネスクラスではなく残念。