春の使者

庭の片隅に顔を出した蕗の薹は、独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。 この苦みの味は、 冬の間にたまった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めてくれるそうです。冬眠から目覚めた熊は最初にフキノトウを食べます。取れ立ての蕗の薹で、今夜は天麩羅。※蕗の薹の天麩羅の作り方:蕗の薹の花を衣をつけてゆっくり油にくぐらせます。天麩羅は低めの温度で、揚げているうちにツボミが開くと苦味がうすくなります。揚げたてをお塩をふって頂きます。※蕗の薹味噌:フキノトウ5個を熱湯で1分ほどゆでてから水にさらし、みじん切りにして水気を絞ります。 味噌大さじ2、ミリン大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜて鍋で加熱し、 冷ましてからみじん切りにしたフキノトウを3個分をすり鉢ですって2個分のみじん切りと混ぜ合わせます。他にも 煮浸し、油いためなどにも良いです。春の芽吹きを感じるこの苦さを楽しみ、今夜は熱燗かなあ。

中秋の名月

ペニンシュラの月餅

仕事の合間に屋上で月を眺めていました。今夜の月は素晴らしかった。都会の中で見る月は回りが明る過ぎますが、とにかく美しく輝いていました。今日は友人から月餅が届きました。日本では月見団子を供えて愛でる“中秋の名月”。中国の文化では、中秋節には家族が集まり、幸運を願ったり、日頃お世話になっている方々や家族、友人に感謝の気持ちを込めて『月餅』を贈る習慣があります。数ある『月餅』の中でも、品の良さが人気のザ・ペニンシュラ東京の中国料理レストラン「ヘイフンテラス」で本場香港より受け継いだレシピで作る『月餅』。アヒルの塩漬け卵黄やカスタードパウダーなどを混ぜた餡を、バター、卵、小麦粉やカスタードパウダーなどで作った生地にひとつひとつ大切に包み、香港のスプリングムーンと同じ型で模り、丁寧に焼き上げた絶品。今年の中秋節は、香港の伝統を受け継いだ点心師の手作りの『月餅』で楽しみました。

ヴァカンス気分

サンデーブランチに完熟トマトでガスパチョ(Gazpacho)を作る。冷静トマトスープは、とてもヘルシー。二人分ならば、トマト3個は皮をむいてざく切り、青ピーマン、赤パプリカ、きゅうり、バゲット、玉ねぎはさいのめ、各1/3にんにくはみじん切りにして、オリーブオイル大さじ1シェリービネガー大さじ1パプリカ(粉末)小さじ1/2塩、こしょう少々水20ccを入れてミキサーにかけて出来上がり。テラスで、休みの日にシャンパンブランチは、ヴァカンス気分。(湯河原にて)



田屋のなす

今日我が家に送られてきたオーガニック野菜の中に、山口の名産品、なすが入っていました。この大きななすは、田屋なすといって、他に類のない大きさを持つなすです。山口県・長門市の田屋地区で栽培されていることからこの名前が付いているそうです。特に重さ500g以上で品質の良い果実を「萩たまげなす」として販売しています。種の入る寸前まで樹上で成熟させていますが、その見た目より、皮は薄く、実は柔らかく、とろけるような食感です。収穫は5月下旬から7月中旬までで、期間が非常に短く大変貴重な「なす」は山口のこだわり野菜の一つです。私は、大のなす好きですから、なすの田楽やひき肉のあんかけ、等かなり様々な料理で楽しんでいます。なすは、夏の野菜ですので、身体を冷やす作用があります。のぼせや暑さに弱い人には、かなりおすすめです。又、なすには、コリンという成分が含まれ、血圧を下げたり、胃液の分泌を促進したり、肝臓の働きを良くする働きがあります。

コリアンダーを栽培しました

葉は、東アジアで薬味として利用さているパクチー。今年連休に種を蒔いたら、こんなにすぐに食べられるぐらいになりました。独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれ、その風味を嫌う人には(学名の通り)カメムシのような風味であると言われています。さまざまな地域で料理に用いられていますが、中国では、スープや麺類、お粥の薬味に使われ、タイでは、トムヤンクーのようなスープに入れて、ベトナムでは、生春巻きやフォーに入れて食べます。食用以外では、カニやエエビを食べた後に手を洗うフィンガーボールに入れて臭い消しにします。葉の香り成分はドクダミにもにも含まれるモノテルペン類です。コリアンダーは、「気分を落ち着ける」、「体内の毒素を排泄する」等と言われていますので、この季節デトックス料理に最適です。中華風鳥の煮込み野菜スープに沢山のコリアンダーを入れますと、何とも言えない良いお味になります。レシピ:お鍋に半分のお湯とチキンの骨付き300グラム、豚のばら肉(スープのため)200グラム、乾燥しいたけ4枚ぐらい、干しエビ、貝柱を一掴み入れて、1時間煮込み、全ての材料を取り除き、スープを濾します。そのスープに、白菜の千切りとセロリとにんじんの千切りを入れて、塩、黒胡椒をいれて、塩、好みによってお醤油少々、を入れます。野菜が柔らかくなったら、別のお皿に鳥肉を刻み、コリアンダーを混ぜて、ごま油、ラー油を少々かけておき、このスープの中にコリアンダー入りの鶏肉をたっぷり入れて出来上がり。デトックスと免疫力を上げる夏の疲労回復スープです。

セルリ・ブランシュ

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セロリの茎は頻繁に我が家のメニューに登場します。生のままサラダに入れたり、茹でたり、煮たり、クリームスープにしたり、良く使います。鉢植えでも育ちやすいので、便利な野菜です。セロリは中世のヨーロッパの人は関節炎や関節痛の薬として使ったと言われています。カリウム、ビタミンC、B6、葉酸、等が入っていて利尿作用や強壮作用、消化不良に良く効きます。我が家のレシピ:セロリ茎一本、アンディーブ200g、ハム5枚ぐらい、を千切りにして赤ワインビネガー大さじ5杯オリーブ油大さじ3杯でマリネしておく。リンゴ半分の千切りを先にマリネしてあった野菜にマヨネーズ大さじ5杯と一緒に混ぜる。かたゆでしたジャガイモ二個を薄くスライスしてお皿に敷く。その上に混ぜた千切りの野菜を乗せて冷やして出来上がり。食欲が無いときでも、食べられます。

Tomatesトマトは美味しい

美味しい野菜を送って下さる鈴木さんのトマトは、格別。今日のトマトはしっかりした皮のトマト。久しぶりに、家族が好きなトマトサラダを作ろう。これは、フランスの研究所のマダムが好きな一品。簡単なトマトサラダのレシピをお教えします。 トマトには、ビタミンCと、カリウムが入っているので、食欲がない時などにもおすすめです。中は熟していますから皮を剥ぎ、くり貫いて、種と中身を取り除きます。小さく角切りにして、さらした玉ねぎのみじん切りを用意します。マカデミアオイルに、オリーブオイル、亜麻仁油、各小さじ1にバジルの精油を1滴混ぜます。ブレンドオイルと一緒に、赤ワインビネガー小さじ2~3(好みで)、塩、白胡椒、少々を角切りのトマト、オニオンに混ぜて中身の出来上がり。 それを、くり貫いたトマトの中に戻して、四つ切に切り分けて食べて下さい。(マヨネーズを入れるとつばめグリルのトマトサラダと似ていると言って、息子はマヨネーズを入れるのをお気に入りレシピとしています・・・お試し下さい)

ペパーミント

昨年植えたペパーミントが今年は沢山出来ました。清涼感のあるさわやかな味と香りを持つペパーミント。胃壁を刺激し、腸内のガスを減らしてくれるため、消化を促進してくれ、胃痛腹痛を抑えます。ペパーミントは鎮静作用にすぐれているため、ハーブティーを飲むと心が落ち着け、リフレッシュさせてくれる効果もあります。食べすぎ、油っこいものを食べた後は、花粉症のときにハーブティーを飲むと症状を緩和してくれます。
 

たもぎたけ

5月の山菜取りがはじまる時期から7月まで採取できる初夏のきのこです。まぼろしのきのことも言われているだけに、大変めずらしいきのこです。友人の庭先に黄金色に輝いていたのを分けてもらいました。もともと、きのご類は、舞茸でもおなじみの、抗癌作用があるとか、免疫力を高めるとか、さまざまな効能がありますが、この黄金たもぎたけは、普通のきのこの数倍も免疫力を高める食材だと言われています。コレステロールも下げてくれて、カロリーゼロのきのこは、美容と健康に最適な食物繊維たっぷりな食材です。鍋にいれてもいいし、天ぷらにしても美味しいし、私は豚肉といっしょにさっと炒めて食感を楽しみました。ほんとうに珍しいきのこでした。

すっぽん美容鍋

関西風すっぽん鍋

今夜もすっぽん美容鍋。すっぽんは一般的に栄養価が高く、滋養強壮の食材として広く知られています。たんぱく質、脂質が少なくカロリーは低いのです。お肉は水分が多く、上質な出汁がとれるため、高級食材として重宝されています。すっぽんには他の食品では取りにくいグリシンやEPA・DHAといった血液をサラサラにしたり、セレンやアルギニンなどのスタミナを与える成分、女性にとって欠かせない鉄やリン、コラーゲンやビタミン群が豊富に含まれた究極の美と健康のお鍋です。食事は美味しいのは不可欠ですが、さらに美容に効果があるということが私には重要。そもそも皮膚はコラーゲンでできています。良いコラーゲンを作る為には、良いタンパク質から良いアミノ酸を摂ることが何よりも大事なのです!良いタンパク質を摂ることで、良いコラーゲンを作ることになりますので、大切なのは、良質なアミノ酸を含んだコラーゲンを摂ることなのです。すっぽんを定期的な美容鍋として頂く事は、必須アミノ酸が全て入った、良質なアミノ酸の宝庫であるからなのです。