「スルタン・カブース・ローズ」

オマーン大使館の中に素晴らしいバラの花が咲いていました。
大使にお伺いしたら、「スルタン・カブース・ローズ」(フロリバンダ系,ローザメティシア)という薔薇だそうです。1990年、アルゼンチンを拠点とする世界バラ会連合により、オマーン国民に進歩と安寧をもたらした功績を讃えて、カブース国王陛下の名を採って命名されたそうです。
同年4月、大阪の世界花博覧会で正式にお披露目されたスルタン・カブース・ローズは、その深紅の色とほのかな香りと、寒冷温暖どちらの気候にも元気に育つバラとして、愛好家の注目を集めました。美しさ、情熱、勇気と力強さのみならず、尊敬と感謝の気持ちをも象徴するバラです。
日本とオマーンは1972年5月7日に国交樹立し、昨年は40周年を迎えました。

ひまわりの効果

この時期になるとヒマワリは南フランスで、香りを楽しみ、種を天日干しにして、炒って、食べます。 その成分は、細胞の老化を防いだり、貧血や冷え性、味覚の働きを保つのを改善する作用があるとされます。また、感染症や胃潰瘍、動脈硬化の予防にも有用とされます。含有される成分では、リノール酸や葉酸、ビタミンEなどがあります。少しのリノール酸は、コレステロールの低下作用から動脈硬化の予防に有用とされています。葉酸は発育促進の働きがあることから妊娠中や授乳中の女性には、その摂取が推奨されます。また、免疫を強化する働きがあると考えられていることから、風邪をはじめとする感染症の予防になります。更に胃潰瘍や貧血などを防ぎます。種実の中ではヒマワリの種が含む葉酸の量は非常に多いと言われています。ビタミンEは抗酸化物質であり、活性酸素を抑制し、癌の予防に期待されています。また、血行改善の作用があると言われているため、細胞の老化を防いで肌の健康を維持するものと考えられています。

真夏に咲く金柑の花

庭に金柑の花が咲きました。小さな白い花です。かなりの数のつぼみもついています。今年は金柑の実もたくさん出来そうです。 花の中の、ごく一部が実になります。昔、金柑は、多くの家の庭の片隅に植えられていたようで、祖母の家でも植えていました。のどが痛いと言うと金柑のシロップを出してくれました。金柑は漢方でも風邪薬とされています。家庭での身近な植物の薬だったのでしょう。
金柑は、開花の時期が7月です。真夏の日差しの下でも咲き、実がつくまで、何回も間隔をずらせて花が咲きます。我家の小さな庭でも、9月まで花が楽しめます。

茶碗蓮

ハスの花が咲きました。我が家にあるのは、茶碗蓮と呼ばれる小型の種類です。メダカを飼っている小さな瓶ですが、こんなに綺麗に咲きました。たしか、碧翠蓮(へきすいれん)と呼ばれ、白の花弁先に、ほんのりと紅がのる品種です。また、花弁元にはわずかに黄色が入ります。開花初期は、かなり紅が濃いのですが、日を追うごとに花色が大きく変化します。見ているだけで涼しくなる、夏の風物詩です。

情熱の花ブーゲンビリア

夏に鮮やかなブーゲンビリアが庭先に咲きました。この花の名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来するそうです。花の色は赤、白、ピンク、マゼンタ、紫、橙、黄などがあります。しかし、実際の花は、いわゆる花の中央部に小さな白い花が咲きます。この写真で、ピンクに色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉だそうです。白い花が咲くのが、楽しみです。仕事に追われてヴァカンスが取れませんが、気分だけは南国に。さあ、今日も1日頑張ろう。
※そういえば、7月25日生まれの方のお花はブーゲンビリアだとお花やさんに聞きました。

ブラックベリーでお肌回復

ラズベリーの収穫が終わり、夫が植えてくれた庭先のブラックベリーを収穫しました。初夏に楽しめる為、フランスでは、ミュールと言って、木苺(キイチゴ)の仲間として大変ポピュラーなフルーツです。少し酸味がありますので、フルーツのタルトを焼いたり、ジャムにしたりすると、とても美味しいです。ラズベリー同様、優れた美容効能があります。主成分のビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートしてくれるため、肌を美しく保つためには必要な成分と言われています。又、エラグ酸も抗酸化作用が強く活性酸素の除去に役立ちます。化粧品への使用を認可されている物質で、お肌にシミを作るメラニン色素を作る酵素を抑制する働きがあり、美白効果があります。エラグ酸は、美と健康の両方に効果のある栄養成分です。
また、ブラックベリーのアントシアニンはブルーベリーよりも豊富で、免疫を高める作用があると考えられていることから、感染症をはじめとする風邪などの予防に役立ちます。更に抗酸化物質であることから、視力回復で、目の健康に良いとされ、癌の抑制にも期待されている成分です。

夏の前にお肌のお手入れ

マダガスカルのローズゼラニウム(Pelargonium graveolens)は、うっとりするようなローズに似た香りです。精油は草部から水蒸気蒸留法で抽出します。
ローズゼラニウムはペラルゴニウムの熱帯性の変種です。非常に香りが強く、その精油を採取するために特別に栽培されています。ローズゼラニウムの精油は多くの化粧品の調合のベースとなる精油なのです。開花の前にほんのひとくち程の有効性分である精油を抽出します。乾燥肌や荒れ性の肌に効くことで知られているローズゼラニウムの精油は肌に柔軟性となめらかさを与えます。
今日のように、夏日で、急に紫外線を浴びたお肌は、乾燥気味になります。紫外線で、お肌が荒れたら、私のとっておきの簡単レシピでお風呂上りにケアしてください。50mlのマカデミアナッツオイル(私はアプリコットと半々のキャリアオイルを使っています)にローズゼラニウムの精油を30滴、レモンの精油を20滴加えます。翌朝は、くすみも取れて、肌は柔らかく、張りが出ています。

肌になめらかさを与える芳香入浴
肌がきめ細かくすべすべするように、ローズゼラニウムのお風呂に入りましょう。これは豊かな香りが漂い、比べるもののない程効き目の高い入浴剤です。
10ミリリットルの浴用乳化剤の中に、ローズゼラニウムの精油15滴、マンダリンの精油を5滴加えます。これを浴槽のお湯の蛇口のすぐ下に置いてお湯を出し均一に拡散するようにします。この心地よいお風呂にゆっくりと20分ほど浸かってください。お肌がしっとり、とてもリラックスできます。

クチナシ

まだ咲いていないと思っていた庭のクチナシが一輪だけ咲いていました。台風にもめげず、風にゆられていました。一重咲きでも、八重の品種同様、花は優雅で素晴らしい。残念ながら、実がなるのは、一重のタイプだけです。一重は、野性味の中にエレガントな風情を漂わせています。
香は、どちらも存在感があって、癒されます。

花菖蒲

隔雲亭
今日は明治神宮へ花菖蒲のお花見へ出かけました。今まさに、1500株の花菖蒲が見ごろです。今回は特別に貸切のお花見会となりました。宮司御夫妻の御案内で、高円宮妃久子殿下と共に、苑を回り静かなひと時を過ごしました。明治天皇と昭憲皇太后を祀るため大正9年に創建された明治神宮は、内苑と外苑、明治記念館からなり、明治神宮御苑は内苑にあたります。木々が豊かに生い茂る明治神宮ですが、創建以前はこの一帯は畑ばかりの野原だったそうです。しかし、この御苑だけは江戸時代初期から加藤家(加藤清正)、井伊家(井伊直弼)の下屋敷として存在、宮内庁の管轄になってからは明治天皇、昭憲皇太后が度々訪れる名苑となったそうです。今やパワースポットと言われ、妃殿下のおすすめの清正が掘ったといわれる伝説の井戸にも行き、澄んだ湧き水に手を翳し、不思議なご利益を頂いた気がいたしました。苑内には隔雲亭(かくうんてい)、皇太后も釣りを楽しまれた御釣台、四阿(あずまや)、菖蒲田(しょうぶだ)、などがあり、曲折した小径が、美しい笹熊の間を縫い、武蔵野特有の面影をとどめている名苑です。最後は妃殿下とお茶所、「隔雲亭」でとても素敵なお話も伺え、素晴らしい一時でした。

妖精の輝き ボケの花

ボケの花
ボケの花が庭に咲きました。花言葉の一つに先駆者・妖精の輝きという言葉があります。この花が咲くと華やかな気分になります。春だなあ。実は、果実酒にすると、とても良い香で、アロマテックなお酒が出来ます。