京都の楽しみ

一皿目の帆立と蛍烏賊
末友は八坂通りに面しています

京都の旅の楽しみは何と言っても食。今回は「祇園 末友」へ。「祇園 丸山」にいらして、その後、「祇園 花霞」の初代料理長をされた末友久史氏が開いた店なので、楽しみに。名料亭で腕を磨いた末友久史が、自身の名を店の冠とし2009年にオープン。名店ひしめく祇園界隈で、日本の建築美にこだわり自ら設計した店舗で、京都を感じることのできる料理を供しています。斬新でもある演出の中に季節を感じさせる料理の数々。京都・祇園で、若さが感じられる料理をとても贅沢に頂きました。
「祇園末友」 ぎおんすえとも
京都市東山区大和大路四条下ル4丁目小松町151-73 建仁寺の南門前
電話 075-496-8799  水曜昼夜と木曜の昼休み

ジャッジョーロ 祇園

ハーブの京野菜を使ったサラダ
トリフとさつま芋の甘さがたまらない一品
祇園切り通しの角
「ジャッジョーロ祇園」は、東京銀座のジャッジョーロ銀座の姉妹店として、京都祇園の切通しにオープンした友人のレストラン。こじんまりととした空間がとても落ち着き、静かに楽しくお料理を味わえる。京料理の精神を生かした、新しいフレンチ。また、ハーブを取り入れ、食材に含まれる栄養を最大限にいかしたメニューです。伝統ある京の町屋をリノベーションした大人テイストの空間で、シェフの藤岡さんが作る京の地野菜をふんだんに使った料理をいただく、格別の時間でした京都市東山区祇園末吉町切り通し角 電話075(533)7716
サンタ・マリア・ノヴェラ祇園の2階

サンタ・マリア・ノヴェッラ 祇園

京町屋を改装した店
サンタ・マリア・ノヴェラは、創業当初の教えを頑なに守り続ける「香りの芸術」と称されるフレグランスや、秘伝のレシピで作られる「癒しの芸術品」のプロダクトの数々。ハーブティーは、豊かな自然を持つフィレンツェの野草やハーブ、その薬効や香りの効能を処方として生まれた自然治癒や予防医学という考え方から生まれました。京都の祇園切り通し(きりとおし)の角に祇園店が昨年オープンしました。早速旅行中に、ホテルで使うバスオイルやバームを購入。20年前から愛用している品や香水の数々がフィレンツェの姉妹都市でもある京都で立ち寄れる嬉しさ。
京都市東山区祇園末吉町切り通し角 075-533-7716

神の島・久高島

私の好きな、久高島(くだかじま)は、沖縄本島東南端に浮かぶ、周囲8.0km程の細長く、平坦な島です。神の島と呼ばれレンタサイクルで回るのに調度よいサイズである。沖縄県の
南城市にあります。安座真(あざま)港より高フェリーで20分。
琉球の創世神アマミキヨが降り立ったという、琉球神話聖地の島です。平坦な島なので、レンタサイクルで回るのに調度よく、ひと気のない浜辺でやすみながら、風に吹かれながら、たしかに、心も体もいやされていくのが感じられます。
時が止まったかのような静かな島は観光開発がほとんどされず集落は昔ながらの静かな雰囲気を残している。聖地をまわるにもほとんど標識がないため、地元の人に聞かないと探すのは難しいです。

週末ヴァカンス

沖縄は週末の手軽なヴァカンスが楽しめる。ジ・アッタテラスは亜熱帯の豊かな森と海に囲まれて、疲れた身体を何もせずに過ごせるとても気持ちの良い場所。ブセナテラスまでも近いのですが、ジ・アッタテラスの方がこじんまりとした大人が落ち着ける場所。最近では、近くにタラソテラピーの施設も出来て、プログラムを受ければ長期滞在も飽きさせない。空気の美味しさが、なんとも言えず都会の疲れを癒してくれる。週末だけの静かな時間を過ごすには最適な空間。

鬼怒川金谷の週末

客室のテラスで
今日は、古い友人でもある社長を訪ねて家族で鬼怒川金谷へ。ホテルの眼下の渓谷の向こうに、雨にかすんだ紅葉に低く覆いかぶさるように、雲が霧となってながれていた。今年の紅葉は今ひとつ彩が、、、と彼は申し訳なさそうに言うのだが、なかなかどうして、都会からやってきた身にとって目にもあざやかとはまさにこれ。腕をのばして、ひとつ深呼吸。緊張と疲れがほぐれていく、、、
金谷ホテルは、温泉の風情は残しつつ、モダン 高級リゾートのような、ゆったりと、静かで、気持ち良い空間が広がっていた。
スカイツリーの開業と合わせ、東武電車で行く鬼怒川は、来年の目玉になるかもしれない。とふと思う。
先代の食へのこだわりゆえか、今でも料理のきめは細かい。そしてなにより、ここの温泉がいい。透明で、やわらかなお湯をたたえていた。
アメリカ帰りの若き4代目社長は、西洋ホテルの草分けの伝統に、現代のテイストを入れて今後どのような彼の金谷ホテルを表現してくれるのだろうか。静かな古き良き温泉情緒をモチーフとした演出と、新しいホテルスタイルを取り入れた湯を楽しむリラクゼーション。旅館リゾートのファーストクラスで最高の至福の時を感じた週末。リニューアルする来春、又彼の新しい世界感を楽しみに来てみたい。

ノスタルジックなレストラン

今日は町興しの専門家でもある東京大学の島田先生のお招きで、私の講演会がありました。会の前にいくつかの歴史的な建築物を見てまわりました。中でも、商業的にアレンジされて使われているこの建物は、桐生のカフェレストラン、ショコラ・ノアです。大正から昭和にかけて織物業で活躍した堀祐平氏という実業家の自宅を改装したものです。昭和2年(1927年)に堀氏が建設した和洋折衷な家で、赴きある佇まいです。ショコラと言うだけあって、デザートがおすすめです。

芭蕉

桐生の『芭蕉』という洋食屋です。このお店は昔、ビルマ大使館で料理を作っていたと言われる小池魚心さんが1937年に開店した洋食屋です。これまで多くの文化人や若き日のイッセイミヤケ、山本寛斎などのファッションリーダーも好んで来たと言われています。店内に入ると、ひと目で棟方志功とわかる壁一面の巨大な壁画が目を奪います。創業者の小池魚心さんが、縁あって、棟方志功に壁画を依頼しました。ところが、出来上がった壁画は魚心さんの美意識にあわず、壁の中にぬりこめられてしまい以来、この壁画、確かめる事すらできない伝説となってしまったそうです。当時、この壁画を観たのは魚心、志功、そして、塗り込めた左官屋さんの3人のみであり、その存在すら疑わしい、幻の棟方壁画伝説となっていたのです。ところが近年、写真により実在が確認されたことなどから、漆喰の下から再び日の目を見ることとなりました。

パブロシーグレル

河口湖の湖畔の木立の中にある久保田一竹の美術館で、グラミー賞受賞アーティスト、パブロシーグレルの来日コンサートが開かれました。シーグレル氏は、ニューヨークを拠点に世界で活躍するアルゼンチン人のピアニスト。1978年より、クラシック、ジャズ、即興の才から、タンゴの革命児アストル・ピアソラの五重奏団のメンバーとなり、師の引退まで10年余巨匠を支えたそうです。ピアニストとしてヨーロッパ、アメリカ大陸、日本など、世界中での演奏活動に参加しし、ピアソラ五重奏団の音楽的発展に大きな影響を与えたといわれています。シーグレルは、現在もモダン・タンゴ界をリードする存在です。今回は、村中 俊之さんがチェリストとしての共演者。NHK大河ドラマ龍馬伝「龍馬伝紀行」テーマ曲のアレンジを担当された事は有名です。シーグレルとの息も合い、又バンドネオンの北村 聡さんも加わっての素晴らしい演奏に、一竹辻が花の着物が彩をそえました。秋の夜長の本当に素晴らしい週末となりました。