Escargot

エスカルゴフランスのブルゴーニュ地方の郷土料理のひとつとして、古くから親しまれているエスカルゴです。
エスカルゴは、アミノ酸の一種であるベタインが多く含まれているので、肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぐ働きがあるため、脂肪肝や肝硬変を予防する効能もあります。タウリンを含有していることで肝細胞の再生を促進して機能も向上させます。その他に、マグネシウム、鉄分、亜鉛も含まれているだけではなく、健康と共に美容効果が期待出来ます。フランスではエキスが化粧品に配合されているものもあります。かたつむりエキスで細胞が活性化するアンチエイジング効果があるそうです。やはり食べる方がいいなあ。
Toursで美味しいロアールのワインと厳選された本場ブルゴーニュ産エスカルゴが食べられるお店です。パリからTJV代を払っても行きたい!!
L’Embellie
 住所:21 rue de la Monnaie, 37000, Tours, France
 電話:33 9 54 61 64 43

秋の香り

松茸

秋の香りと言えば、松茸。松茸といえば、香りが命です。日本では古来よりその香りの良さから、「万葉集」などの和歌に詠まれています。
『万葉集』巻十:「高松の この峰も狭に 笠立てて満ち盛りたる 秋の香のよさ」というその香は、疲労回復や精神安定にも効果があると言われています。
夏が終わり、走りの松茸を食べると身体の冷えを予防してくれます。気になる美容効果は、『ビタミンB群』 が豊富に含まれていますので、脂質がエネルギーとして燃やす時に大切な役割をします。特にダイエット中は腸内環境を整え、体内の不要物質を排出する働きがアップし、脂肪の代謝を助けコレステロール値が下がると言われています。
夏の紫外線を浴びたお肌の再生能力の低下が気になったら、お肌の細胞の生まれ変わりを促進する『ナイアシン』が松茸から取れるのです。
ナイアシンを摂ることにより、細胞の生まれ変わりを意識的にサポートし、ターンオーバー能力を増強。美味しい松茸で、肌トラブルだけでなく、エイジングケアに。
皮膚だけでなく粘膜も同様なので、髪・爪などの細胞の再生に働き、口角炎や口内炎も予防も粘膜を保護する効果があります。パソコン・スマホでの目の充血や、疲れ目の改善にも効果大。
コラーゲン生成を助ける働きのある『パントテン酸』、新陳代謝を活発にして、タンパク質の生成や合成で、お肌の細胞の成長を促す『葉酸』等も含み秋の香は美容食と言えるでしょう。

ベジテラピー アンズ

アンズ
アンズの季節です。
そのまま食べるだけでなく、干したアンズもミネラルがたっぷり含まれていますので、美味しく食べてお肌にも良いです。アンズの実は、適度な甘みと酸味を持っていますので、ジャムもお薦めです。酸味の主成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸で、甘みの成分はブドウ糖、果糖などから成っています。ビタミンAが多く、リン、鉄分などのミネラル類も豊富に含まれています。
昔から、アンズは冷え症によく効くといわれます。果肉に、体を温める作用があるからです。1年通じて干しアンズはありますので、を毎日数個食べるだけで冷えも改善です。冷房を使うこれからの季節にアンズを!

お肌の栄養caviar

キャビア

誰が言い出したのか、キャビアを食べようということになった。選んだお店がここ、レストラン タテルヨシノ 銀座。パリのステラマリス以来のお馴染みを誘って6人で会食。贅沢に一人50g。(この写真で一人前です)。
キャビア(caviar)は、チョウザメの卵の塩漬け。トリュフ、フォアグラと並び世界三大珍味と称される高級食材です。あのプチッとした食感、まったりした口の中で広がるお味、そして宝石のように輝く色。ペルシャ王国などカスピ海沿岸を支配した国の王族だけではなく、世界中の人に愛され心を魅了します。
シーズンを迎えた新ものは、「フレッシュキャッチ」と言って、軽い熟成で出荷されるため、世界中のキャビア好きを魅了しています。
私はシンプルにポテトで食するのが好き。このキャビアに相応しい今宵のシャンパーニュは2002年のSALON。
そしてこのキャビア、美味しいだけでなく、お肌も美しくなるのです。キャビアはお肌に良い美容成分ビタミン、ミネラル、アミノ酸、プロテイン、レチノールなどの成分がタップリ。そして、抗酸化作用があるためアンチエイジングの食材です。さらに、 ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンB2が含まれています。ビタミンB12を葉酸と一緒に摂取すると、赤血球の生成を助けて、貧血を予防する効果があるそうです。そして、赤血球が増える事で動脈硬化を予防し、腰痛や、肩こりの傷みを緩和する効果があります。まさしくアンチエイジング効果も期待できそうです。

レストラン タテルヨシノ 銀座

七草

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一月七日(人日)に、春の七草といって、七草粥を食べる1月七草粥を食べる1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という五節句のひとつです。
春の七草を入れた七草粥を食べると、万病に罹らなくなるといわれています。
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)、
本来は前日に七草を摘みに出かけ、7日の朝にお粥にしていただきます。お正月の食べ物や飲酒で疲れきった胃腸など内臓をいたわる効果やビタミン不足を補う効果があります。

柿はお肌の栄養

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夏の疲れたお肌がやっと落ち着いてきた今日この頃、冬の寒さにむけてベジテラピーで肌のうるおいを保っておきたい秋です。コラーゲンの生成を助けたり、美肌には欠かせない栄養素のビタミンCをたっぷり取っておきたい時、柿がお薦めです。甘い柿には、ミカンの2倍以上のビタミンCが含まれています。季節の変わり目の体調に気を使いたい時には、免疫力を高めます。そして、アンチエイジング効果たっぷりの抗酸化作用があるポリフェノールはブドウの5倍。カリウムが含まれているため、むくみやセルライトに効果大。利尿作用で老廃物も除去してくれます。柿に多く含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を除去してくれてアンチエイジングに役立ちます。
そして、健康のためのビタミンK、B1、B2、カロチン、ミネラルなども含まれている為、
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど栄養素がたっぷり詰まっているのです。
ヘタを煮つめた煎じ汁は、血行が悪くなりしもやけが出来やすい人には足浴や手浴で今から予防を。
柿を剥いた皮を目の下のパックにすると、クマが薄くなり、張りが出ます。是非お試し下さい。(渋柿はNG)

Vanilla Bean Grinder

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アイスクリームやプリンに欠かせない、甘い「バニラ」の香りをつける材料、「バニラビーンズ」。プリンだけでなく、あらゆる焼菓子や、紅茶、ミルクなど飲み物にも幅広く使う甘いスパイスです。バニラはラン科の植物の一種で、さや状の果実であるバニラビーンズは、時間をかけて発酵させることにより、あの独特の甘い香りが生まれます。お菓子作りに使用するときは、黒くて細い棒状の「さや」の中に詰まっている小さな種(ビーンズ)を取り出して、使用します。プリンの生地に入っている小さな黒いつぶつぶが、バニラビーンズです。残ったさやは切ってフライパンで乾煎りをして、擂粉木で粉に挽いてい使います。しかし、結構手間がかかる事でした。
このバニラビーン・グラインダーは、すぐに鞘を挽いてくれる大変便利な物です。温かい料理にも、冷たい料理にも役に立ちます。中のビーンズよりも鞘の方が香り豊かです。

エイジングケアは季節の栗

栗

この季節の嬉しい贈り物、利平栗を頂きました。栗の王様と言われていますが、日本を代表するクリの品種です。ふっくらとした粒、色が鮮やかでつやつや。何と言っても香りが良く甘味がとても美味しい栗です。
栗には、皮膚のしわやシミに働きかけるビタミンCが多く含まれています。しかも、実の部分に含まれているでんぷん質が、ビタミンCを保護する役目を果たします。加熱しても大丈夫。
ビタミンCの含有量は22%と木の実のなかではトップクラスです。
渋皮の部分には、メラニンを抑制する作用があるため、美白効果大。又強力な抗酸化作用をもつポリフェノールの一種、タンニンという成分が含まれ活性酸素を除去する事で、皮膚を活性化してくれます。大好きな渋皮煮を作って食べる事で、季節のエイジングケアが出来ます。
昔から民間療法として栗の生葉を煎じ、漆のかぶれを煎じ液で洗うと効果があるといわれています。又、便秘にも聞くと言われていました。バランスのよい栄養成分を含んでいますが、中でも、ビタミンB1を多く含みます。これはチアミンと呼ばれる酵素で、糖質やアミノ酸の代謝に関わっています。カリウムも豊富ですので、ナトリウムを排出し、高血圧予防などに効果大。

桃の美容

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桃を頂いた。夏と言えば毎日でも桃を食べたいほど大好物。ジューシーな桃の果肉は夏の不足した体液を補い、皮膚に潤いを与えてくれるので、肌をイキイキさせます。
そして、老化防止のビタミンCに、カリウムがたっぷり。その含有量は果物の中では多く、スイカの1.5倍と言われています。またうっとり甘い桃の香り成分である「クマリン」という成分には抗酸化作用、抗菌や抗血液凝固作用があり、静脈やリンパの流れをスムーズにして老廃物の排出を良くする働きがあります。クマリンとカリウムの働きで夏の間に体に溜まってしまった老廃物を排泄し、デトックスでむくみを改善。ちなみに風水では恋愛運を上げるフルーツと言われています。

さくらんぼ 紅秀峰

SONY DSCさくらんぼの紅秀峰(べにしゅうほう)。山形からです。晩成種なので佐藤錦の後に食べ頃を迎えます。果肉が厚く、酸味が少なく甘く感じられます。綺麗に箱に並べられ、まさに贈答用。
この時期は、まだ温室物です。露地物はもう少し。さくらんぼの時期は短いのですが、含まれている成分は優れもの。さくらんぼは、果物の中で鉄分の含有量がトップクラスです。コーヒーを何倍も飲む方は鉄分等のミネラルが不足しがちです。是非この時期召し上がって下さい。さくらんぼの成分を見てみると、糖質のほか、カリウムやカロチンが多いことがわかります。カロチンはビタミンAの母体となるものです。アントシアニン、フラボノイドなどのポリフェノール類を含むことから、活性酸素の生成を抑える抗酸化作用による老化防止効果、β-カロテン・ビタミン類からは美肌効果も期待できます。さくらんぼを細かくつぶしたものを顔に塗ると、小じわの予防になるという民間療法を聞いた事があります。そしてフランスで見つけたのが、さくらんぼの柄のお茶。その柄の部分には、タンニンが豊富に含まれていますので、むくみ解消にも効果大です。