さくらんぼ 紅秀峰

SONY DSCさくらんぼの紅秀峰(べにしゅうほう)。山形からです。晩成種なので佐藤錦の後に食べ頃を迎えます。果肉が厚く、酸味が少なく甘く感じられます。綺麗に箱に並べられ、まさに贈答用。
この時期は、まだ温室物です。露地物はもう少し。さくらんぼの時期は短いのですが、含まれている成分は優れもの。さくらんぼは、果物の中で鉄分の含有量がトップクラスです。コーヒーを何倍も飲む方は鉄分等のミネラルが不足しがちです。是非この時期召し上がって下さい。さくらんぼの成分を見てみると、糖質のほか、カリウムやカロチンが多いことがわかります。カロチンはビタミンAの母体となるものです。アントシアニン、フラボノイドなどのポリフェノール類を含むことから、活性酸素の生成を抑える抗酸化作用による老化防止効果、β-カロテン・ビタミン類からは美肌効果も期待できます。さくらんぼを細かくつぶしたものを顔に塗ると、小じわの予防になるという民間療法を聞いた事があります。そしてフランスで見つけたのが、さくらんぼの柄のお茶。その柄の部分には、タンニンが豊富に含まれていますので、むくみ解消にも効果大です。