彼岸花

巾着田に彼岸花を見に行きました。川原田と呼ばれているこの地域は、8世紀にこの付近に移り住んだ高句麗からの渡来人が、大きく湾曲した高麗川を利用してこの地を開墾して田を作り、稲作を伝えたと言われています。毎年9月~10月にかけて高麗川沿いの河川敷にある5.5ヘクタールの群生地に(彼岸花、曼珠沙華)が見頃になる日本一の彼岸花群生地でもあります。ヒガンバナは曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる多年草。毎年、ちょうど秋のお彼岸(秋分の日)頃に赤色の花を咲かせるので、印象に残る花です。



田屋のなす

今日我が家に送られてきたオーガニック野菜の中に、山口の名産品、なすが入っていました。この大きななすは、田屋なすといって、他に類のない大きさを持つなすです。山口県・長門市の田屋地区で栽培されていることからこの名前が付いているそうです。特に重さ500g以上で品質の良い果実を「萩たまげなす」として販売しています。種の入る寸前まで樹上で成熟させていますが、その見た目より、皮は薄く、実は柔らかく、とろけるような食感です。収穫は5月下旬から7月中旬までで、期間が非常に短く大変貴重な「なす」は山口のこだわり野菜の一つです。私は、大のなす好きですから、なすの田楽やひき肉のあんかけ、等かなり様々な料理で楽しんでいます。なすは、夏の野菜ですので、身体を冷やす作用があります。のぼせや暑さに弱い人には、かなりおすすめです。又、なすには、コリンという成分が含まれ、血圧を下げたり、胃液の分泌を促進したり、肝臓の働きを良くする働きがあります。

河内晩柑

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河内晩柑(かわうちばんかん)は100年ほど前、熊本県旧河内町で生まれた品種です。晩生で初夏まで収穫でき、お味はジューシーでほろ苦く和製グレープフルーツとも言われています。ビタミンCが豊富で、疲れた身体とお肌を回復してくれます。この実は、木に付いている期間が一年以上ととても長く、完熟果と一緒に1年遅れの未成熟果が同時についている時期があります。他県では、“美生柑(みしょうかん)”などの名で生産されています。

コリアンダーを栽培しました

葉は、東アジアで薬味として利用さているパクチー。今年連休に種を蒔いたら、こんなにすぐに食べられるぐらいになりました。独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれ、その風味を嫌う人には(学名の通り)カメムシのような風味であると言われています。さまざまな地域で料理に用いられていますが、中国では、スープや麺類、お粥の薬味に使われ、タイでは、トムヤンクーのようなスープに入れて、ベトナムでは、生春巻きやフォーに入れて食べます。食用以外では、カニやエエビを食べた後に手を洗うフィンガーボールに入れて臭い消しにします。葉の香り成分はドクダミにもにも含まれるモノテルペン類です。コリアンダーは、「気分を落ち着ける」、「体内の毒素を排泄する」等と言われていますので、この季節デトックス料理に最適です。中華風鳥の煮込み野菜スープに沢山のコリアンダーを入れますと、何とも言えない良いお味になります。レシピ:お鍋に半分のお湯とチキンの骨付き300グラム、豚のばら肉(スープのため)200グラム、乾燥しいたけ4枚ぐらい、干しエビ、貝柱を一掴み入れて、1時間煮込み、全ての材料を取り除き、スープを濾します。そのスープに、白菜の千切りとセロリとにんじんの千切りを入れて、塩、黒胡椒をいれて、塩、好みによってお醤油少々、を入れます。野菜が柔らかくなったら、別のお皿に鳥肉を刻み、コリアンダーを混ぜて、ごま油、ラー油を少々かけておき、このスープの中にコリアンダー入りの鶏肉をたっぷり入れて出来上がり。デトックスと免疫力を上げる夏の疲労回復スープです。

花菖蒲

この季節、あちこちで花菖蒲が見頃を迎えていますが、今日は、ちょっと変わった、鑑賞会に参加いたしました。場所は、群馬県館林市の旧秋元別邸(旧館林藩主だった秋元家所有だった由緒ある建物)。花菖蒲お座敷鑑賞会です。一般的には各地の花菖蒲園で御覧になられる方が多いかと思われますが、熊本では、鉢で作り、室内で鑑賞するのが伝統だとか。すべてを肥後花菖蒲の伝統に則ったこの鑑賞会。白と色、交互に奇数の鉢が正座した時に花が正面に来るように、ふすまの引き手の高さにそろえて陳列してあります。客人は並べた花を前に正座し一礼した後、厳粛な気持ちで鑑賞するというものです。武士のたしなみとして始まった肥後六花のひとつ、肥後花菖蒲。金屏風を背にした花には、豪華さと共に、厳かな品格が漂い、美しいだけでなく、深い精神性を感じさせるものでした。(写真撮影が出来なかったので、外の菖蒲公園の写真です)


セルリ・ブランシュ

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セロリの茎は頻繁に我が家のメニューに登場します。生のままサラダに入れたり、茹でたり、煮たり、クリームスープにしたり、良く使います。鉢植えでも育ちやすいので、便利な野菜です。セロリは中世のヨーロッパの人は関節炎や関節痛の薬として使ったと言われています。カリウム、ビタミンC、B6、葉酸、等が入っていて利尿作用や強壮作用、消化不良に良く効きます。我が家のレシピ:セロリ茎一本、アンディーブ200g、ハム5枚ぐらい、を千切りにして赤ワインビネガー大さじ5杯オリーブ油大さじ3杯でマリネしておく。リンゴ半分の千切りを先にマリネしてあった野菜にマヨネーズ大さじ5杯と一緒に混ぜる。かたゆでしたジャガイモ二個を薄くスライスしてお皿に敷く。その上に混ぜた千切りの野菜を乗せて冷やして出来上がり。食欲が無いときでも、食べられます。

Tomatesトマトは美味しい

美味しい野菜を送って下さる鈴木さんのトマトは、格別。今日のトマトはしっかりした皮のトマト。久しぶりに、家族が好きなトマトサラダを作ろう。これは、フランスの研究所のマダムが好きな一品。簡単なトマトサラダのレシピをお教えします。 トマトには、ビタミンCと、カリウムが入っているので、食欲がない時などにもおすすめです。中は熟していますから皮を剥ぎ、くり貫いて、種と中身を取り除きます。小さく角切りにして、さらした玉ねぎのみじん切りを用意します。マカデミアオイルに、オリーブオイル、亜麻仁油、各小さじ1にバジルの精油を1滴混ぜます。ブレンドオイルと一緒に、赤ワインビネガー小さじ2~3(好みで)、塩、白胡椒、少々を角切りのトマト、オニオンに混ぜて中身の出来上がり。 それを、くり貫いたトマトの中に戻して、四つ切に切り分けて食べて下さい。(マヨネーズを入れるとつばめグリルのトマトサラダと似ていると言って、息子はマヨネーズを入れるのをお気に入りレシピとしています・・・お試し下さい)

ペパーミント

昨年植えたペパーミントが今年は沢山出来ました。清涼感のあるさわやかな味と香りを持つペパーミント。胃壁を刺激し、腸内のガスを減らしてくれるため、消化を促進してくれ、胃痛腹痛を抑えます。ペパーミントは鎮静作用にすぐれているため、ハーブティーを飲むと心が落ち着け、リフレッシュさせてくれる効果もあります。食べすぎ、油っこいものを食べた後は、花粉症のときにハーブティーを飲むと症状を緩和してくれます。
 

たもぎたけ

5月の山菜取りがはじまる時期から7月まで採取できる初夏のきのこです。まぼろしのきのことも言われているだけに、大変めずらしいきのこです。友人の庭先に黄金色に輝いていたのを分けてもらいました。もともと、きのご類は、舞茸でもおなじみの、抗癌作用があるとか、免疫力を高めるとか、さまざまな効能がありますが、この黄金たもぎたけは、普通のきのこの数倍も免疫力を高める食材だと言われています。コレステロールも下げてくれて、カロリーゼロのきのこは、美容と健康に最適な食物繊維たっぷりな食材です。鍋にいれてもいいし、天ぷらにしても美味しいし、私は豚肉といっしょにさっと炒めて食感を楽しみました。ほんとうに珍しいきのこでした。

タンカンの美容

  タテル吉野の吉野さんが鹿児島県の喜界島のダンカンを送って下さった。このフルーツは中国が原産地で、奄美大島をはじめとする南西諸島で移植された果物です。タンカンには「短桶」(タンカン)の字があてられており、中国で行商人の持ち歩いた桶がこの由来とされています。ほどよい甘さと酸味が調和されていて、甘ったるいだけのミカンより少しすっぱい方が好きだという方にはお薦めの一品です。この甘さは、後をひくおいしさで、一つ食べるともう一つ、とついつい食べ過ぎてしまうほどです。たんかんには、カリウムやナトリウムが沢山入っているので、排泄を促進し、高血圧予防やむくみ解消に役立ちます。ビタミンCも沢山含まれていて、風邪や感染症予防のほか、がん予防や老化防止、抗ストレス作用もあるといわれています。 この季節タンカンで美肌になりましょう。