春を彩るうすい豆

usuimameこの季節、うすい豆を頂くと春の気配を感じます。関西地方では古くから春を告げる旬の味わい「豆ご飯」として親しまれてきました。タンパク質の一種、必須アミノ酸であるリジンを多く含んでいます。ブドウ糖の代謝を良くして集中力を高めたり、カルシウムなどの吸収を促進するほか、肝臓機能の強化またビタミン類や食物繊維を豊富に含んででいます。
疲労回復効果や、美肌効果、動脈硬化を予防します。

材 料:鞘から出したうすいえんどうマメ200g・水400cc・和三盆大匙3杯・塩少々
作り方:鍋にマメとたっぷりな水を入れ、火にかけて沸騰したまま2~3分下ゆでします。
マメをざるにあけて水切りし、冷水をかけ流して冷やします。
再びマメと水400ccを鍋に入れ、中火で15~20分、マメが柔らかくなるまで煮ます。
差し水を少々入れ、和三盆を入れ、中火で5分ほど煮ます。火を止める寸前に塩少々加えて出来上がり。

ほおずきでエイジングケア

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ほおずきは、日本では観賞用としての方が良く知られていますが、食用ほおずきは、ヨーロッパが原産。特にフランスでは良く栽培されています。
季節になるとお料理に良く使われています。日本では観賞用のほずきのイメージが根強いのですが、食用は様々な美と健康効果があります。
甘酸っぱく、フルーティーな香りがして以外に美味しいものです。
食用ほおずきには、ビタミンA(トマトの4倍)・ビタミンC・鉄分(トマトの2.5倍)・カロチン、イノシトールが豊富に含まれて、コレステロールの低下、動脈硬化予防、がん予防、病気の薬として用いられてきました。イノシトールは、細胞の成長促進に不可欠なビタミンB郡の一種であり、気分を落ち着ける作用や、脂肪の蓄積を防ぐ効果、そしてエイジングケアとしての老化抑制効果などがあります。
サラダに入れたり、甘さを楽しむ為にオーブンで焼いた物も美味しいです。
美容効果の成分が入っている為に様々な化粧品への配合が研究されています。
保湿、シワやたるみの改善に働きかけるほおずきパック
:生のほおずきを4粒潰します。それを乾燥して気になるお顔にパックとして塗ります。5分ほど置いて、洗い流して下さい。
これからの季節には保湿ケアとして最適です。ほうれい線の改善にもなります。

お月見のお菓子

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京都で注文したお月見のための生菓子、ウサギが可愛いお菓子です。中秋の名月、今宵限りのスペシャルバージョンです。老舗の亀末廣からの暖簾分けのお店、『一客一亭』の精神で、お客様一人ひとりにしっかりと向き合うこと【売るためのお菓子作りではなく、お買い上げいただくためのお菓子作りをせよ】という継言があり、創業以来変わらず守りつづけているお店です。
京菓子に携わって80年。心意気と伝統を守り抜いています。
亀廣脇
TEL 075-821-0904
生菓子は季節によって変わります。電話又はメールで(info@kamehirowaki.com)予約のみ
住所
京都府京都市上京区浄福寺通丸太町下る西入る主税町1053-2
都市バスバス停「千本丸太町」もしくは「丸太町智恵光院」より徒歩3分

鳩サブレーの豊島屋洋菓子舗

選べるパッケージ

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鎌倉みやげの定番、鳩サブレーの豊島屋がオープンした洋菓子舗「置石」。鎌倉では好きなお店リストに入っています。大好きな物はソレイユと言われるビンクのクッキーです。数種類のベリーを使ったフルーティーな焼き菓子。そして、手前の昭和40年代から作っていると言うクロ-ヌ オー ショコラです。チョコレートの王冠との名前の通り、チョコレートを楽しめるお菓子です。どの焼き菓子も美味しくて後を引きます。焼き菓子に合わせて好きなパッケージがえらべます。

今回は、お土産に頂いた物ですが、切り絵をあしらった、可愛らしい箱におもわずニッコリしてしまいました。

豊島屋洋菓子舗 置石

〒248-0006 鎌倉市小町2-15-5
0467-22-8102
営業時間 10:30~18:30
水曜日定休(祝日の場合翌日)
イートイン席あり(禁煙)

アマン東京

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フルオープンまで、あとわずかのアマン東京に行ってきました。エイドリアン ゼッカー氏と縁あって、アマンプリ以来、幾多のアマンに行きました。すばらしい自然に囲まれたリゾートのイメージの強いアマンですが、ここ東京は始めての都会のアマンです。
日本の持つエスニックな要素がモダンなデザインの中に落とし込まれています。皇居や、スカイツリーなどを望む景色がすばらしい!

春の七草

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春の七草の寄せ植えを頂きました。元気を頂いたような気がします。とても風情があって、和みます。“春の七種”(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を入れて七草粥を作ろうと、寄せ植えとは別に7種類の野菜のセットを買ってきました。1月7日生まれの息子の為に、七草粥で誕生日を祝うのが我が家の習慣です。お正月の食べ過ぎの胃を休めるのもこれ。朝のお粥の後は、夜まで食べないのでデトックス。邪気を払い、万病を除く意味を込めて頂くお粥は又格別なものです。
七種にはそれぞれいろいろな薬効があります。
芹:健胃作用があり、消化機能を助けます
なずな:目の疲れや視力を改善します
御形:乾燥したこの季節の咳や痰を和らげてくれます
はこべ:胃腸の調子を整えます
仏の座:血圧を下げます
蕪の葉:利尿効果やデトックスで便秘も改善
大根:消化を助け、胃や腸を整え、コレステロールを下げます

ソバの花

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友人が栽培しているソバの花。
一つ一つは小さく可憐ですが、一面を埋める白い花は爽快です。夏播きで、秋のお蕎麦になるはずなのですが、昨日の台風でどうなったでしょうか。間引きを行った時に、間引いた幼い茎や葉は、スプラウト(新芽野菜)として利用します。サラダの材料になりますが、とてもヘルシーです。また、ソバは蜂蜜の蜜源植物としても知られています。ソバの花からは黒色で鉄分が多く独特の香りを持つ蜂蜜が採れるそうです。小さい頃、両親が蕎麦殻の枕を使っていたのを思い出しました。

肉まん作りにチャレンジ

蒸したて発酵包む成形混ぜる月に1度の薬膳料理教室で習った肉まん作り。薬膳肉まんですが、もちろん、中身はお好きな物を入れて作ることが出来ます。今回ご紹介させて頂くのは、あんによって、薬膳だったり、あんこを入れたら餡饅になるベーシックな自宅で作ることが出来る簡単レシピです。
ご自宅で簡単に出来る肉まん作り、とても楽しいです。台湾のように、休みの日に蒸したて肉まんを朝食にどうぞ。
用意するもの
皮:
中力粉(岩手の南部地粉が美味しいです)500g
強力粉 大さじ2杯
ベーキングパウダー2.5g
ラード 小さじ1杯(皮に艶をだす)
牛乳(我が家は牛乳アレルギーがいるので、豆乳)100cc
水 100cc
グラニュー糖(我が家では砂糖を使わないのでメイプルフレークス)80g
あん:
豚のひき肉500g~600g
椎茸(乾燥を戻した方がよい)※今の季節贅沢に松茸でも3枚(みじん切り)
筍 1/2個(みじん切り)
ネギ2本(好みで)
玉ねぎ1/2個(みじん切り)
お好みでキャベツやニンジン、他の野菜もOK
味付けに、醤油大さじ1、酒大さじ1、塩、胡椒少々、オイスターソース大さじ1

作り方

①ボールの中に粉、ドライイースト、ベーキングパウダー、砂糖、ラードを入れてゆっくりと混ぜる。その中に牛乳を入れ軽く混ぜ合わせる。そして、混ぜながらお水を足していく。混ぜ合わせたら35度ぐらいの温度のところで30分発酵させます。
②発酵させている間にあんの材料をみじん切りにして、調味料を入れて少しお水を加えて粘りをだす。そして、皮が発酵するまで冷蔵庫で寝かせます。
③生地が発酵したら、(発酵した写真がありませんが、ボールいっぱいになります)うち粉をした台にのせて生地をよくのばします。生地を切り分ける。(大きい肉まんならば、8個、私の写真のは40gで14個から16個は出来ます。)
手のひらで丸くし、めん棒で真ん中を厚くしてまわりを平にのばします。
④皮にあんをのせて包む。セイロに並べたら15分発酵をさせてから15分蒸します。火を止めて3分待ってできあがあり。
家庭用の蒸し器は小さいので、半分はラップをかけて、乾かしますが、蒸している間も発酵しますので、次の肉まんはすぐに蒸し器に入れられます。出来上がった物は、冷めてから冷凍にしておけば、蒸し直しても美味しいです。何と言って市販の皮よりもふっくらして美味しくできますので、肉まんと野菜スープでもあれば立派なご馳走。
お料理教室で習ったレシピよりも、少し手抜きですが、十分美味しく出来上がります。
劉淑恵先生の薬膳料理教室は、薬膳スープやデザートの他に美味しい点心も教えていただけるので、すぐに実践できて嬉しいです。

市川團十郎の茅乃舎だし 御縁箱

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我が家で便利に使っている茅乃舎だし。このパッケージはなんと、江戸文化の華、歌舞伎仕様の化粧箱です。成田屋・十二代目市川團十郎御縁箱。「暫(しばらく)」を描いた江戸の浮世絵を現代に復刻したデザインです。江戸時代に活躍した歌川国政が当時の五代目團十郎を描いた物だそうです。
三升紋を配した袖越しに、役者の顔を真横からとらえた斬新な視点が魅力で、幾何学的な色面で構成されているのが、とてもモダンなデザインです。ギフトに使いたいです。十二代目市川團十郎丈と、久原本家四代目当主の色の対談での親交が御縁で出来た商品だそうです。今月から販売されるとか。

あさばのお月見

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誕生日の贈り物は、池に浮かぶ仲秋の名月。雨は降ったものの、心静かな一夜だった。
修善寺のあさば、能舞台で知られるこの旅館での笛の夕べ。
奏者は、能楽笛方藤田流十一世宗家、重要無形文化財の藤田六郎兵衛氏。
まったくさりげなく、肩肘はらないここちよさ。
雨があがってお月見が出来たならどうなのかと、見えない月に心を馳せる。
ただただ心地よい。やわらかな湯に体をほぐし、料理をたのしむ贅沢な時間。雨上がりの湿気を含んで落ち着いた夜の空気に身を置きつつ、静寂と暗闇を楽しむ。笛の音と舞台を照らす光が、その対比を一層きわだたせ、幽玄そのものの世界に。折からの雨で、月はかくれてしまったが、、闇の向こうに浮かぶ能舞台から響く笛の音はなんともすばらしく、日本の美意識を凝縮した、さりげなくも、すばらしい演出でした。
大女将は芙蓉の柄の帯を締め、元気な姿を見せてくれた。明日は重陽のお節句。