春の使者

庭の片隅に顔を出した蕗の薹は、独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。 この苦みの味は、 冬の間にたまった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めてくれるそうです。冬眠から目覚めた熊は最初にフキノトウを食べます。取れ立ての蕗の薹で、今夜は天麩羅。※蕗の薹の天麩羅の作り方:蕗の薹の花を衣をつけてゆっくり油にくぐらせます。天麩羅は低めの温度で、揚げているうちにツボミが開くと苦味がうすくなります。揚げたてをお塩をふって頂きます。※蕗の薹味噌:フキノトウ5個を熱湯で1分ほどゆでてから水にさらし、みじん切りにして水気を絞ります。 味噌大さじ2、ミリン大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜて鍋で加熱し、 冷ましてからみじん切りにしたフキノトウを3個分をすり鉢ですって2個分のみじん切りと混ぜ合わせます。他にも 煮浸し、油いためなどにも良いです。春の芽吹きを感じるこの苦さを楽しみ、今夜は熱燗かなあ。

紫式部

友人の家の庭に今年も紫式部が咲き乱れた。早速観賞に。いつの間にか高さ3mに成長していたが、今年もきれいな色を付けていました。名前の由来は平安時代の女性作家「紫式部」だが、この植物にこの名が付けられたのはもともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたためと思われる。「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。スウェーデンの植物学者のカール・ツンベルクが学名を命名したそうです。

彼岸花

巾着田に彼岸花を見に行きました。川原田と呼ばれているこの地域は、8世紀にこの付近に移り住んだ高句麗からの渡来人が、大きく湾曲した高麗川を利用してこの地を開墾して田を作り、稲作を伝えたと言われています。毎年9月~10月にかけて高麗川沿いの河川敷にある5.5ヘクタールの群生地に(彼岸花、曼珠沙華)が見頃になる日本一の彼岸花群生地でもあります。ヒガンバナは曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる多年草。毎年、ちょうど秋のお彼岸(秋分の日)頃に赤色の花を咲かせるので、印象に残る花です。



コリアンダーを栽培しました

葉は、東アジアで薬味として利用さているパクチー。今年連休に種を蒔いたら、こんなにすぐに食べられるぐらいになりました。独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれ、その風味を嫌う人には(学名の通り)カメムシのような風味であると言われています。さまざまな地域で料理に用いられていますが、中国では、スープや麺類、お粥の薬味に使われ、タイでは、トムヤンクーのようなスープに入れて、ベトナムでは、生春巻きやフォーに入れて食べます。食用以外では、カニやエエビを食べた後に手を洗うフィンガーボールに入れて臭い消しにします。葉の香り成分はドクダミにもにも含まれるモノテルペン類です。コリアンダーは、「気分を落ち着ける」、「体内の毒素を排泄する」等と言われていますので、この季節デトックス料理に最適です。中華風鳥の煮込み野菜スープに沢山のコリアンダーを入れますと、何とも言えない良いお味になります。レシピ:お鍋に半分のお湯とチキンの骨付き300グラム、豚のばら肉(スープのため)200グラム、乾燥しいたけ4枚ぐらい、干しエビ、貝柱を一掴み入れて、1時間煮込み、全ての材料を取り除き、スープを濾します。そのスープに、白菜の千切りとセロリとにんじんの千切りを入れて、塩、黒胡椒をいれて、塩、好みによってお醤油少々、を入れます。野菜が柔らかくなったら、別のお皿に鳥肉を刻み、コリアンダーを混ぜて、ごま油、ラー油を少々かけておき、このスープの中にコリアンダー入りの鶏肉をたっぷり入れて出来上がり。デトックスと免疫力を上げる夏の疲労回復スープです。

イベリスブライダルブーケ

とても気に入って買ったイベリスブライダルブーケです。アブラナ科の耐寒性宿根草。スペインのイベリア半島(あのイベリコ豚で有名な)に自生する植物で可愛らしい白い小花が咲きます。名前も、ブライダルブーケと言うぐらいですから花嫁さんが持つブーケのように純白で白い花が一面に咲くイベリスです。夏の暑さには弱いそうですが、耐寒性非常に強く、軒下などで強い霜を避ければ ー15~20℃まで大丈夫です。冬に可憐に咲くこの花を見ているだけで和みます。毎年増やしていきたいと思います。〈ツィート⇒フォローして下さいChiyokoParisです)



癒される花とアロマ

川崎景介さんのマミフラワー表参道のお教室を訪ねました。11月にこの表参道のお教室をお借りして、男性の為のアロマテラピー教室を開催致します。女性の教室に入りずらい男性のためだけに、勉強をする機会を与えてほしいと以前からアートアドミニストレーターの生駒さんから頼まれて、一度夏にイベントをさせて頂き、今回は第二回目です。川崎さんとは、以前、私のイベントに来て頂いたご縁で対談をさせて頂いた事があります。川崎さんの日常の花に対する思いは、アロマテラピーに通じるところも多々あり、すっかり仲良しになりました。とても素敵な方です。本を頂き、マミの世界に私も感銘を受けました。私の生活にも植物がかかせません。日々の生活を花とアロマテラピーで彩るのは素敵な癒しです。