「スルタン・カブース・ローズ」

オマーン大使館の中に素晴らしいバラの花が咲いていました。
大使にお伺いしたら、「スルタン・カブース・ローズ」(フロリバンダ系,ローザメティシア)という薔薇だそうです。1990年、アルゼンチンを拠点とする世界バラ会連合により、オマーン国民に進歩と安寧をもたらした功績を讃えて、カブース国王陛下の名を採って命名されたそうです。
同年4月、大阪の世界花博覧会で正式にお披露目されたスルタン・カブース・ローズは、その深紅の色とほのかな香りと、寒冷温暖どちらの気候にも元気に育つバラとして、愛好家の注目を集めました。美しさ、情熱、勇気と力強さのみならず、尊敬と感謝の気持ちをも象徴するバラです。
日本とオマーンは1972年5月7日に国交樹立し、昨年は40周年を迎えました。

古代エジプト料理

スィーツでアフタヌーンティー
古代エジプト料理研究家
今日は、代官山のエジプト大使館でのイベント、古代エジプトの食文化セミナーにご招待して頂きました。古代エジプトでは、紀元前3000年に始まった第1王朝から紀元前30年にプトレマイオス朝が滅亡しローマ帝国の支配下に入るまでの時代を言います。
古代エジプト最後の女王クレオパトラといえば、押しも押されぬ世界史上の絶世の美女だったといわれます。美に対して意識の高いクレオパトラも食していたかも知れない、古代エジプトの食文化とはどんな物なのか、とても興味深かった。
王様は、中国の皇帝ほどではないにしても、贅沢に食生活を楽しんだようです。貴族や役人達も大きなお肉の焼いた物や焼きたてのパンも山ほど。キュウリ、タマネギ等の野菜やナツメヤシ、ザクロやブドウといった果物類など、食生活は大変豊かでそこから文化が生まれたそうです。この時代ザクロやブドウでワインも作っていたそうです。驚くほどに、農民たちの食べ物は、自分たちで収穫した大麦や小麦を中心とした粉をパンにして、そのパンを主食に又、ビールを作って飲んだそうです。調理方法としては、「焼く」「煮る」、または「乾燥(ひものにする) 」が一般的で、魚や肉が干物として保存されたようです。古代エジプト人は魚も食べていたようです。又、塩、胡椒、クミン、ガーリック、等のハーブを使った煮込み料理なども作っていたようです。とても印象的だったのは、モロヘイヤは沢山食べていたようです。古代エジプトでは、どんな薬を飲んでも治らなかった王様の病気がモロヘイヤ料理で治ったという言い伝えがあるそうです。現代人にも必要な野菜であることは間違いがありません。クレオパトラも大好きだったとか。今日は美味しいモロヘイヤ料理のレシピも教えて頂きました。古代エジプト人は、宴会好きで、沢山の人が集まって会食をする文化だそうです。