南京雨花茶

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中国のお土産に南京雨花茶を頂きました。中国十大名茶と言われて、評価が高いだけに美味しいお茶です。
歴史は古く、4世紀ごろの東晋時代に飲む習慣があったそうです。当時の江南豪族も飲んでいたお茶だと想うと、中国の歴史の深さを改めて感じます。
南京市民は飲早茶(モーニングティー)を飲む習慣があったと、 陸羽の《茶経》の中の“広陵耆老伝”に記述があります。 内容は、「晋元帝の時代に、ある老婦人は毎日早くから一壷(ワンポット)の茶を持ち売っていた。 百姓は競って彼女の雨花茶の茶湯を買った。 不思議なことに、この老婦人は朝早くから夜遅くまで茶を売り、その売上を貧乏な人達に配った。 貧乏な人たちからは大変感謝されたが、これを知った役人は老婦人を捕らえ牢屋に入れた。 なぜ捕らえたのかははっきりないが、翌日朝老婦人は牢屋から消えていた」という話です。
香りが素晴らしく、上品な香りです。茶葉は黒に近い色をしていますが、実際に入れてみると透明感のある黄緑色をしています。 素晴らしいこのお茶の効能は、癌の予防、老化防止、ダイエット
利尿効果、美肌効果があると言われています。ちなみに名前の由来は、中華人民共和国江蘇省南京市の中華門の南、雨花台区に位置している標高60メートルの丘にある革命烈士の陵園「雨花台」にちなんでこの名称になったそうです。

ジョンカナヤのショコラ

チョコチョコ箱
ジョン金谷のショコラ。美味しくて、体裁も良く、お使い物にピッタリです。今回はバレンタインデー、ホワイトデーにも使わせて頂きましたが、男性にも、女性にも喜ばれました。海外からの高級ショコラは沢山ありますが、これは日本のショコラティエが作り、十分対抗出来る繊細なショコラです。
以前、グルメなオーナーシェフの還暦に、赤のトレードマークのボンボンショコラスタンダードを60本(赤い型押しのマークの物)を差し上げましたら、感動して頂けました。お酒、シャンパーニュのショコラや、ヘネシーのショコラ等は、男性へのギフトに最適。これからの季節には、ボンボンショコラ桜(季節限定)も素敵。差し上げた皆様の笑顔が嬉しくなるショコラです。

ジョンカナヤ

台湾土産

SONY DSCパイナップルケーキ(鳳梨酥)は台湾のお土産の定番品です。これは今まで何度も、台湾のパイナップルケーキ部門で受賞してます。
このパイナップルケーキをいただき、アッという間に食べてしまいます。そして、私もここのパイナップルケーキをお土産にすると、とっても喜んでもらえます。
又、このお店には、素食(ベジタリアン)のお菓子もいろいろあります。いつも地元のお客さんでにぎわっているこの店、佳德糕餅ですが、このパイナップルケーキはお気に入りです。
お店周辺が観光エリアではありませんので、わざわざ行かなくてはなりませんが、行く価値あるお菓子屋さんです。
パイナップルケーキ(鳳梨酥)のお店
佳德糕餅有限公司 CHIA TE BAKERY CO.
105台北市南京東路5段88號 營業時間: AM7:30~PM9:30
※巨大デパートの京華城からは、徒歩5分。
http://www.chiate88.com

宝石箱から出てきたショコラ

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フレンチがしっかりと食べたくなったときはここ。オタクシェフのこだわりメニューとワインのマリアージュもすばらしいです。若さと勢いが感じられます。レストラン 率いるは、若き天才、究極のフレンチオタクがシェフになったという感じの、杉本敬三シェフです。今年のバレンタインデーのショコラは家族の為に豪華な逸品。大切に頂きました。
豪華な手提げと浅草の職人がひと箱ひと箱作ったという宝石箱に入った、生チョコレート。杉本さんらしい、濃厚な味わいです。

レストラン ラ フィネス

105-0004
港区新橋4-9-1 新橋プラザビルB1
TEL 03-6721-5484

ベジテラピー にんにく

にんにくにんにくは、大昔から知られている植物調味料です。それは古代ギリシアの医学者ガレノスによれば「農民のテリアカ」であった。エジプト人はそれを崇拝物の域にまで高めた。ピラミッドを建てた労働者たちは毎日、その強壮・消毒効果のため、にんにくを1片ずつもらっていたそうです。ヘブライ人、ギリシア人、ローマ人のあいだでは、にんにくは万能薬とみなされていました。それは自然発生的にスペイン、シチリア、エジプト、アルジェリアへと広まり、フランスでも栽培されました。ヴァルネ博士の治療ではにんにくは下記のように使われていました。
内用
‐腸や肺の殺菌効果(エキスは部分的には肺で取り除かれる)。
‐静菌・殺菌効果
‐強壮効果(キナノキと比較される)。
‐一般的な覚醒効果(強心剤)および消化器官の覚醒効果。
‐刺激作用。
‐高血圧の場合、血圧低下作用
‐脈拍の減速。
‐鎮痙剤。
‐腺のバランス回復。
‐抗硬化症(尿酸の溶解、血液流動化)。
‐利尿効果。
‐抗痛風、抗関節炎。
‐食欲増進。
‐健胃薬(粘液質の食物の昇華を活性化する)。
‐駆風薬。
‐駆虫効果(ヒポクラテス、ディオスコリデス、ガレノス…)
‐解熱効果。
‐がんの予防

ヴァルネ博士のレシピ
‐サラダなど通常の食事ににんにくを入れる(生の方が良い)。
‐毎朝1~2片(痛風、全般的な健康に)、そして毎日の食事に習慣的に取り入れる。
‐推奨される方法:夜、2片のにんにくを数束のパセリと一緒につぶして、数滴のオリーブオイルを加える。翌朝、パンに塗って朝食にする(ライ麦パンの方が好ましい)。
‐にんにくを1/50に薄めてチンキ剤として:1日2回、10~15滴(1日最大30滴)、数日間断続的に与える。
‐生の球根のチンキ剤:1日2回、20~30滴(慢性気管支炎、肺気腫、百日咳、高血圧に)。
‐腸の寄生虫に:沸騰したお湯か牛乳1杯にすりおろしたにんにく3~4片を入れる。一晩漬けておく。翌朝、何も食べないうちに飲む。3週間続ける。
‐あるいは:お湯か牛乳に25gのにんにくを入れて20分間煎じる。下弦の月の間に3~4日間、1日2杯飲む。毎月行う(3か月間)。
‐テニアに:大きなにんにくの鱗片をいくつかすりおろし、牛乳に入れて20分間煮る。寄生虫が消滅するまで毎朝、何も食べないうちに飲む(昼までは何も食べないこと)。
‐にんにくの汁:ぬるめの牛乳200gに20gを入れて、すき腹に入れる(駆虫剤として)。
‐駆虫剤シロップ:
 ・つぶしたにんにく 500g
 ・熱湯    1リットル
 にんにくを熱湯に入れて1時間煎じる。砂糖を1g加える。朝、何も食べないうちに30~60g飲む(大さじ2~3杯)。
*にんにくの臭いを中和するには、2~3粒のコーヒー豆、数粒のアニスあるいはクミン、カルダモン(H. Leclercによる)、あるいはじゃがいもかつぶしたパセリ一束。

ジャガイモ

じゃがいもじゃがいも料理ELLEオンラインに1年連載させて頂いたベジテラピーですが、最終月はジャガイモでした。
ジャガイモと言えば、フランスではパルマンティエ。少し書ききれなかった歴史をご紹介します。
ジャガイモはかつて、人間にとっては有毒でライ病をもたらすものと考えられており、家畜の餌としてしか使われていませんでした。ドイツの捕虜となったフランス軍のある薬剤師が、そのジャガイモが毎回食事に出てくるのに気づきます。この「軍の薬剤師」こそアントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエ(1737~1813年)です。彼は1763年にフランスに戻ると、食糧難を解決するため自国でもこの野菜を取り入れようと試みました。いくつかの州ではこの「有害な植物」の栽培が禁止されました。しかし、最終的にはパルマンティエはフランクリン、ラヴォワジエ、そして国王を説得するに至り、王はボタンホールにジャガイモの花をつけるまでになったそうです。1771年、パリの医学アカデミーはジャガイモの塊茎が無害であるという結論を出し、その利用を推奨するようになりました。
革命になるとフランスの人々は、自分たちがジャガイモのおかげで餓死せずにすんでいることも忘れ、ルイ16世が大衆的であるところを見せようとしてパルマンティエを支援していたことだけを思い出したのです。これによりパルマンティエは民衆の敵となり、パリから追放されました。その後、農学博士、庭師としてパリに戻る事が出来ました。現在はペール=ラシェーズ墓地で、ラ・フォンテーヌの隣に眠っています。彼の功績を称えフランスの数々のジャガイモ料理には”パルマンティエ風”と彼の名前が付けられています。
フランスの家庭料理”Hachis parmentier”アシ パルマンティエ
我が家のレシピ
材料4人分
•玉ねぎ 1個
•にんにく 1片
•マッシュルーム・ピーマン 3~4個(好みで)
•好みのひき肉 200g
•生クリーム  50ml
•じゃが芋 5個(中)
•バター 50g
•ナツメグパウダー・乾燥バジル 少々
•塩,コショウ,コンソメ 少々
•とけるチーズ 25g
作り方
オリーブオイルで、玉ねぎ、ピーマンのみじん切り、ひき肉、マッシュルームのスライスを炒める。
塩、胡椒、コンソメを入れて味を調える。グラタン皿に炒めた物をひきつめて、ジャガイモを柔らかめに茹でて、その中にバターを入れてマッシュポテトにします。炒めた肉がかくれる位にポテトをひきつめてその上に溶けるチーズを入れてオーブンで焼いて、少しチーズにうっすらと焦げ目が着いたら出来上がりです。お節に飽きたら是非。

ELLE ONLINE フランス式ベジテラピー 

幸せになれる”MAILLE”のマスタード

マスタード (2)DSC_1588

黒トリュフの香りが口の中に広がります。シャブリにつけた絶品なマスタードです。
小さなパンフレットには、魚介以外にお肉に美味しいと書いてありました。我が家では、胸肉に合わせて。美味しい!の一言です。
パリにあるMAILLEの本店では、陶器製の可愛い容器にフレッシュマスタードをその場で詰めてくれます。毎年、秋冬のトリュフの収穫が始まるとペリゴール産限定、黒トリュフ入りのマスタードを販売開始しています。この時期パリへ行く方はお土産に最適です。

パリのマイユ本店(MAILLE)
住所:6 Place de la Madeleine, 75008 Paris

ウルトラ植物博覧会2016

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一風変わった展覧会のオープニングに行ってきました。
世にも不思議な植物展です。見たこともない、物語の空想上の植物のような、不思議な姿、形の植物ばかりを集めた博覧会です。
プラントハンター、西畠清順氏は、日本だけではなく世界中を旅して、数千種類の植物を集めている。その西畠氏のあまりにもマニアックな植物を集めての展覧会。中でも私にとって、目を引いたのはマダガスカル島の象徴の一つ「バオバブ」の展示。空に向かってまるで手を伸ばしているかのように見えるマダガスカルの大地で圧倒されるような存在感を放っています。
会場に入ると、その植物たちが秘密の言葉を交わしているような錯覚になる。空気感が変わる。私たちは何千年昔から植物と共に生きているのが改めて分かる。銀座の真ん中に、壮大な、スケールの魅力に浸れる空間が生まれました。陶芸家、内田鋼一氏と緒方慎一郎氏がコラボしたユニークな展覧会です。それはまるで、近未来の盆栽展といった雰囲気です。

ウルトラ植物博覧会2016

POLA MUSEUM ANNEXにて開催中(2016.8.4~9.25)

睡鳩荘 朝吹邸

なにもかも昔のままでした。
なにもかも昔のままでした。
朝吹登美子さんと若かれし頃の私
朝吹登美子さんと若かれし頃の私
今は軽井沢タリアセンの湖のほとりにたたずんでいます
今は軽井沢タリアセンの湖のほとりにたたずんでいます
懐かしい朝吹登水子さんの別荘 睡鳩荘。森の中に佇む、本当に別荘らしい素敵な別荘でした。

登水子さんやご主人のアルゴーさんが亡くなった後は訪れることもなくなってしまいました。御夫妻とは沢山の思い出が詰まっています。夏の午後、フランス語のヴァルネ博士の本を訳してくださったり、そしてアルゴーさんと香り作りをしたり、私にとっては軽井沢と言えば、ここでした。
旧軽井沢から近い林の中にあったアメリカ人ヴォーリズ設計のこの別荘は、現在、軽井沢タリアセンの湖のほとりに移築されています。
移築後、初めての訪問でしたが、懐かしさがあふれてきました。家具や、カーペットまで昔のままです。

タリアセン 睡鳩荘

ベジテラピー アンズ

アンズ
アンズの季節です。
そのまま食べるだけでなく、干したアンズもミネラルがたっぷり含まれていますので、美味しく食べてお肌にも良いです。アンズの実は、適度な甘みと酸味を持っていますので、ジャムもお薦めです。酸味の主成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸で、甘みの成分はブドウ糖、果糖などから成っています。ビタミンAが多く、リン、鉄分などのミネラル類も豊富に含まれています。
昔から、アンズは冷え症によく効くといわれます。果肉に、体を温める作用があるからです。1年通じて干しアンズはありますので、を毎日数個食べるだけで冷えも改善です。冷房を使うこれからの季節にアンズを!