スカーフ

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北欧の友人がスカーフを作ったから、と送ってくれました。
四葉のクローバーをモチーフにしたカシミヤとシルクの大判のジャカード織り。とても軽くて、柔らかくて、暖かい。
クローバーを漉き込んだ和紙風の紙に包まれたプレゼンテーションがすばらしい。
こんなスカーフをオリジナルで作ったら楽しいだろうなと思う。
なんとシリアルナンバーが付いてます。

ディズニー UniBEARsity アーティストミュージム


作:日下部 知世子
© Disney

ディズニーストアの 日本オリジナルキャラクター ユニベアシティ3周年を記念し、同キャラクターのコンセプトや世界観をさらに広めるべく、 UniBEARsity アーティストミュージムが開催されています。大好きな「モカ」と「プリン」のオジナルコスチューム作品を特別に制作できるなんてと、本当に嬉しかったです。
作品コメントにもあるように、私自身が布地もデザインして織りあげ、洋服のデザインもしてみました。かなり苦労したのですが、とても楽しい作品になったと思います。どうぞ、アーティストミュージアムで作品をご覧下さい。
http://www.disneystore.co.jp/hottopics/unibeartist/unibeartist04.html
ディズニーストア日本オリジナルキャラクター「UniBEARsity」アーティストミュージアム開催中
皆さんなかなか、ユニークな作品が勢ぞろいしています。お楽しみ頂けると思います。

神秘なオマーンの香り Amouage

フランキンセンス(乳香)は、イエスキリスト誕生の贈り物として黄金と没薬とともに、ささげられたり、瞑想時に祭壇や寺院でたかれたりと、古代エジプトでも貴重な物でした。
そのフランキンセンスを原料に使い、世界でも最高級と言われている香水のひとつがアムアージュ(Amouage)
1983年、Sayyid Hamad bin Hamoud al bu Saidが持った、古くからアラブに伝わる香水技術を復興させるという夢。その夢を実現するためフランスから、エルメスのカレーシュや、ロシャスのマダムロシャスなどを手がけた調香師・Guy Robertを呼び寄せたそうです。アラブの原材料とフランスの精油・製法というコラボレーションによって、名調香師が現代に再現した夢が「アムアージュ」なのです。調合から瓶詰めまでハンドメイドによって作り出されるその香りは、メインのフランキンセンスの他に、ジャスミン、ミュゲ、オークモス、ガーデニア、パチュリー等50種以上の高価な香料を使ってのブレンドです。フランス製クリスタルや24金を使用しモスクをかたどった容器など、材料を惜しまずに贅を尽くした製法も、世界最高級と言われる所以です。
“王室が所有する世界最高級の香水の工場”は、オマーンの首都マスカットにあり、機械やタンク、ビン詰の様子などを見学できます。ディスプレイもすばらしく、併設されたショールームでは、香水と同じ香りで作られているバスジェルやボディーローション、ゲストソープ等、様々なアイテムも揃います。
贅沢な甘い香りが漂い、なんとも優雅な気分にさせてくれます。

ビル・カニンガム&ニューヨーク Bill Cunningham, New York


2年間にわたり密着し、カニンガムの知られざる私生活や仕事ぶりを映し出しているドキュメンタリー。
ニューヨーク・タイムズ紙で長年ファッション・コラム『ON THE STREET』や社交コラム『EVENING HOURS』を担当しているファッション・フォトグラファー、ビル・カニンガム。50年以上もニューヨークの街角に出てファッショントレンドを追い続け、ストリートファッション・スナップの元祖とも言える彼に撮られることは、ニューヨーカーにとっては誇りでもある。82歳になる彼は今でもフランスで買ったブルーの作業着姿で街角に自転車に乗って現れ、写真を撮る。夜にはチャリティーパーティーやイベントに顔を出し、さらにパリのファッション・ウィークに出向くなど、仕事に情熱を燃やし続けます。客観性を保つためにパーティーでは水すら口にしないというほど、仕事に対する姿勢はストイックであり、世界中のファッション・ピープルが尊敬する存在。その一方で、彼が雨の日に着るポンチョはテープで補強され、彼の住むカーネギーホールの上のスタジオアパートの小さな部屋は、今まで撮影した全ネガフィルムが入ったキャビネットのほかは、簡易ベッドが置いてあるのみ。コーヒーは安いほどおいしいと主張するなど質素な生活を送り、仕事以外には無頓着なところがある。2008年、ビル・カニンガムはフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエを受勲される。そのときに催されたパーティーで、彼は「私のしていることは仕事ではなく喜び」と語る。仕事を愛し、言葉どおりの生き生きとした、人生がすばらしい。映画を見終わった後の、このある種、知的満足感のような興奮は本当に暫らくぶり。堪能した。

Kiryu Textile Promotion Show

Life Is Beautifulのテーマで、新しい豊かさの提案、総合産地としての、桐生テキスタイルコレクションが今年も行われました。
和装から洋装までの様々なメーカーが、技を尽くした新しい素材を提案しています。
見たこともないような、面白い布が沢山あります。
今回私は、20点あまりのテキスタイルデザインを手がけましたが、7点採用され、織物になりました。有名なデザイナーの方もいらして頂き、とても刺激になりました。今回デザイナーの方々は、どんな服のデザインにして下さるのでしょう。楽しみです。
Kiryu Textile Promotion Show ~14日 10時~17時まで
TEPIA 高度技術社会推進協会
〒107-0061
東京都港区北青山2丁目8番44号
3階エキシビションホール
アクセス
東京メトロ銀座線 外苑前駅から徒歩4分
JR千駄ヶ谷駅、または信濃町駅から徒歩14分
都営大江戸線 国立競技場駅から徒歩11分、または青山一丁目駅から徒歩9分

ピンワーク

明日から、織物の展示会です。
今回も私がデザインしたスケッチを、テキスタイルエンジニアでもある主人に織物に仕上げてもらいました。
いつもながら感心するのは、布の展示をする時に活躍する、ピンワークのプロ達です。一枚の布から、ピンだけでまるで洋服のように仕上げていきます。
私もぜひ身に着けたい、熟練の技。今回アシスタントをさせていただきながら、その技を教えていただきました。

Restaurant Hiramatsu (Paris)

パリでのバレンタインディナー。夫が友人達を招待してくれたスペシャルディナーはRestaurant Hiramatsu。
バレンタインのこの時期パリのレストランの席はほぼ満席です。
伊藤シェフにキャンセル待ちを入れておいたのですが、前日にやっと連絡があり、胸をなで下ろしたようです。軽いフレンチが食べたいと言っていた友人達も満足してくれました。話に花が咲いて、気付いたらもう12時。パリの夜は長い。
ここフランスで、プレゼントを贈るのは、男性から女性にです。今年の夫のプレゼントは、素敵な香水と可愛いらしいペンダントでした。
Adresse: 52, rue de Longchamp 75116 Paris France
TEL: 01 56 81 08 80
FAX: 01 56 81 08 81
Au déjeuner, de 12h30 à 13h30 heures
Au dîner, de 19h30 à 21h30 heures
Fermé samedi et dimanche

『新井淳一の布 伝統と創生』

テキスタイルプランナー新井淳一の個展『新井淳一の布 伝統と創生』が、1月12日から東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで開催されます。
それに先立って、今夜はオープニングプレビューへ行ってきました。
新井氏は、既成の枠にとらわれず布の構造や繊維の特性に着目し、様々な実験を繰り返しながら多彩な布作りを行ってきました。
強撚糸を使って、立体的に仕上げた初期の布から、メタリック糸使いの布を絞ってメタルオフさせた近年の物まで多彩な布を展示し、新井氏の60年に及ぶ仕事の全貌を紹介。手仕事とテクノロジーを融合させながらテクスチャーの可能性を探求し続けてきた新井氏の創造にインスピレーションを与えた民族資料や自身撮影の写真などもあわせて展示し、その発想の原点や軌跡を探ります。

『新井淳一の布 伝統と創生』
2013年1月12日(土)~3月24日(日)
会場:東京都 初台 東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1、2)
時間:11:00~19:00 金、土曜11:00~20:00(最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、2月10日(日、全館休館日)
料金:一般1,000円 大学・高校生800円 中学・小学生600円
※土、日曜および祝日は中学・小学生無料

村上開新堂の生菓子

昨日に引き続き開進堂の生菓子です。三代目村上二郎氏が不要な装飾をそぎ落として日本人の舌にあうお菓子として完成させた小さなケーキです。
焼き色そのままのシンプルな仕上げですが、味と香りの奥行きを大切にしたお菓子です。ルイ王朝時代の製法をひも解き、またイギリスの焼菓子からも多くを学び完成させたそうです。
香りの主体をなすヴァニラは、ヴァニラビーンズから数年かけて香りを抽出した自家製。
お菓子の折は美しくあるべきという二郎氏の哲学から、15種類のケーキを折の大きさに応じた詰め合わせになっています。
創業以来今でも手作りを続けているため、一日に出来る量が限られていて、予約をしないと購入できないのが少し残念です。
古き良き時代は、洋菓子店の草分けとして御用聞きが見本箱をもって番町・高輪を回っていたそうです。

パーティーシーズン到来 Noel d’Opera

スモークサーモンとヘリングのマリネ
パーティーシーズン到来、恒例ACT4主催の「Noel d’Opera」へ行ってきました。今年はワーグナー生誕200年を前に、ALL Wagner Programを楽しむ会でした。音楽界だけでなく19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした中心的文化人の一人でもあるワーグナーの素晴らしいプログラムを贅沢に楽しみました。
パーティーのスタートは、指揮者の濱一さんを迎えてのオーケストラ、ワーグナープログラム 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』序曲 『ワルキューレ』第一幕より“あなたこそ春” 『リエンツィ』序曲。ソプラノの小濱妙美さんがゲストで、素晴らしかったです。
ウエスティン東京の総料理長、沼尻シェフによるルードヴィッヒ2世がワーグナーを招いた時のディナーを再現したお食事。
そして、カジノタイム、ダンスタイムと、大人が楽しめる余韻が残るパーティでした。