神秘なオマーンの香り Amouage

フランキンセンス(乳香)は、イエスキリスト誕生の贈り物として黄金と没薬とともに、ささげられたり、瞑想時に祭壇や寺院でたかれたりと、古代エジプトでも貴重な物でした。
そのフランキンセンスを原料に使い、世界でも最高級と言われている香水のひとつがアムアージュ(Amouage)
1983年、Sayyid Hamad bin Hamoud al bu Saidが持った、古くからアラブに伝わる香水技術を復興させるという夢。その夢を実現するためフランスから、エルメスのカレーシュや、ロシャスのマダムロシャスなどを手がけた調香師・Guy Robertを呼び寄せたそうです。アラブの原材料とフランスの精油・製法というコラボレーションによって、名調香師が現代に再現した夢が「アムアージュ」なのです。調合から瓶詰めまでハンドメイドによって作り出されるその香りは、メインのフランキンセンスの他に、ジャスミン、ミュゲ、オークモス、ガーデニア、パチュリー等50種以上の高価な香料を使ってのブレンドです。フランス製クリスタルや24金を使用しモスクをかたどった容器など、材料を惜しまずに贅を尽くした製法も、世界最高級と言われる所以です。
“王室が所有する世界最高級の香水の工場”は、オマーンの首都マスカットにあり、機械やタンク、ビン詰の様子などを見学できます。ディスプレイもすばらしく、併設されたショールームでは、香水と同じ香りで作られているバスジェルやボディーローション、ゲストソープ等、様々なアイテムも揃います。
贅沢な甘い香りが漂い、なんとも優雅な気分にさせてくれます。