ジャパンクリエーション

ジャパンクリエーション・繊維総合見本市へ行ってきました。仕事では、直接関係なさそうですが、実は、いつも、パリの見本市などにも行く事があるほど仕事には関係があるのです。天然素材のスパで扱える布を見に行くのです。今回は、初めて日本の見本市へ行きました。高感度、高品質、高機能など、高付加価値な日本製品を中心に揃え、世界から質の高いバイヤーが集うビジネスの場を提供しているだけあって、日本独自の文化・美意識を活かしたオリジナルのトレンド情報を発信し続けています。日本の中核となる国際的な素材展としての位置付があるのではないでしょうか。一番興味があったのが、写真の草木染めでオーガニックコットンの生地のメーカーでした。


メディカルアロマテラピー

アロマテラピー発祥の地フランスでは植物から抽出したこの療法を使ってさまざまな治寮が行なわれてきました。この療法が家庭の医学として浸透しているフランスでは、単に香りを楽しんでリラックスするだけではなく、精油を日常生活の中へ取り入れ、身体の不調を緩和するテクニックとして利用されています。今年もフランス式メディカルアロマテラピーの基礎を学んで頂く講座を開きます。ヴァルネ博士は、多くの健康上の問題は自然の治療薬によって解決することができると主張していました。何百年も前から経験的に知られている植物の様々な治療効果は、科学的にも根拠があると言うことを示したのです。植物療法を刷新し、すべての精油をテストし分類し体系化し、ヴァルネ博士は三十年以上にわたって植物療法・アロマテラピーで治療を行なってきました。臨床検査はこの医学の有効性を裏づけました。今回開く講座では、今まで公開されていなかったヴァルネ博士のメディカル処方などを日常生活へと取り入れた実践講座を行います。〔11月6日スタートです。問い合わせはメールにて→interbrain@oregano.ocn.ne.jp)


アブソリュートスパ バンクーバー

ホテルバンクーバーフェアモントの地下1階にあるアブソリュートスパのセラピストには、かなり驚きました。海外のスパへ行ってもあまり技術を期待しないのが普通なのですが、レベルが高かったです。私はアロマテラピートリートメントを受けたのですが、強弱のメリハリがあり、深部の張りがとれるようなトリートメントでした。トリートメントルームは全12室、面白いのはリラクゼーションスペースにあるカフェでは、ホテル内のレストランから、お料理を注文する事が出来ます。スパの合間にリラックスしたままで、お食事が出来るのはとても便利です。スパには、ヘアーサロンが併設されています。もちろんネイルもあります。平日だというのに、かなり込んでいました。トリートメント商材 はオーガニック精油とホホバオイルです。


























































































































































































































































































































































































































































アブソリュと



































アロマスタディーズ 10(実践)

アロマテラピー楽しい実習

【リップクリームを作りましょう】

準備するもの 

リップクリーム好みの精油 3滴~4滴・好みのキャリアオイル 5ml・蜜蝋(ミツバチが巣を作るときに出す天然ワックス) 1g 容器 

① ミツロウを湯煎で溶かします。 同時にキャリアオイルも温めておく。(ミツロウと混ぜたあと冷ましたときにダマにならないよう)

 ② ミツロウが溶けたら火を止め、キャリアオイルを少しずつ入れ、ガラス棒でかき混ぜる。

 ③ 容器に移して混ぜ続け、粗熱がとれたら(まわりが白っぽくなる)精油を入れて更に混ぜる。よく混ざったらそのまま静かに置いて固まらせる。

 ※ 日頃のお手入れ以外にも、ラベンダーを入れると、虫刺さされ用や小さな火傷などにも使えます。

10回のシリーズで少しだけアロマテラピーの事を理解して頂けたでしょうか。私が70年代後半にアロマテラピーと言っていた時には、まだ誰もこの言葉を知りませんでした。私も、趣味の延長でこんなに長くアロマテラピーを学ぶとは思いませんでした。今では、きっとこのブログを見ている方、ほとんどがアロマについて何らかの知識があるのではないでしょうか。アロマティックライフ実践の私の出張も、出張の合間の一時のヴァカンスも終わりです。明日から10月です。もう秋ですね。冬のアロマ実践スタディーズもそのうちにお書きします。わずか、10回の連載でしたが、毎日お読み頂いてありがとうございました。ブログで書くには書きたい事の一部もかけませんでしたが、いつでもお問い合わせ下さい。http://aroma-inst.chiyokokusakabe.com/

↑上記にアクセスしていただきますとお問い合わせフォームがあります。《お知らせ》実践トライアルセミナーを企画しています。詳細決まりましたら、ブログアップします。12月3日には、男性の為のアロマ講座を表参道で行います。





アロマスタディーズ 9〔女性の為に)

Sauge sclaréeClary sageクラリセージ) 

女性ホルモンを正常にすると言われている精油です。クラリセージは背が高く、たくましい多年生植物、精油にするとムスク系の心地よい香りがします。セージオフィキナリスに入っている神経系に対して毒性を持つという要素はクラリセージにはありません。

 発汗過多の入浴 

バスオイルカップ4杯に、クラリセージ15滴、サイプレス10滴を加えお湯に混ぜて入浴しますと、すっきりします。 

脂性の髪のマッサージに 

50mlのマッサージオイルにクラリセージ40滴、イランイランを10滴加えて混ぜます。シャンプーをする15分前に髪に混ぜるように適量をマッサージして下さい。

 つらい月経痛軽減のためのマッサージ 

50mlのマッサージオイルにクラリセージ30滴、ペパーミント10滴、バジル10滴を加え混ぜます。下腹部に優しくマッサージします。







アロマスタディーズ 8〔安眠)

安眠の為に

Petitgrain bigaradePetitgrainプチグレン)

秋に向かう季節に、眠れない方におススメの精油です。一般的には《オランジュ アメール》(苦いオレンジ)と呼ばれているプチグレンは中央アジアが原産地で有名な《オレンジの花の水》を採取します。この《水》は19世紀まで、消化不良からのぼせにいたるまで女性特有のトラブルに対して手軽に用いられました。事実、プチグレンの花と葉は、神経を安定させ消化を促進させる効能があることでよく知られています。

家庭でのフィトテラピー〔マダムヴァルネの知恵)

ヴァルネ夫人と

ヴァルネ夫人が好きだったレシピーです。フランスの薬草店エルボリストリーに行けば手に入るオーガニックの薬草、サンザシあるいはボダイジュのお茶を用意します。(カップ1杯の熱湯に、乾燥したハーブをコーヒースプーン1杯の割り合いで入れ、そのまま10分間成分を抽出させます)このお茶に2滴のプチグレンの精油を混ぜたコーヒースプーン1杯の蜂蜜をいれ、寝つきの悪い日にはゆっくりと飲みます。。



アロマスタディーズ 7(アロマバス)

アロマバス

心地よいと同時に効き目のあるアロマバスは精油のあらゆる効能をもたらしてくれます。お湯の熱さで毛穴がひらき有効性分が完全にしみ込んで行くからです。そのうえ、浴槽から立ちのぼる蒸気を吸い込むことができます。どんな効果を求めるかによって数種類の精油を組み合わせることができます。その場合は、1回の入浴につき精油を20滴ほどあらかじめ浴用乳化剤に溶かしてから入らなければなりません。精油は直接お湯には溶けないからです。ヴァルネ博士の浴用乳化剤は、精油の効能を最大限に享受するために特別に処方されました。夏の疲れを取る疲労回復のおススメ精油はRavintsara(Ravintsaraラビントサラ)です。ラビントサラはマダガスカルに生えている月桂樹の一種で、その葉には数多くの薬効成分が含まれ、疲労回復、風邪の予防と精神安定に大きな効果があります。

 風邪の予防とリラックスのためのお風呂

カップに浴用乳化剤をカップ4杯、ラビントサラの精油を15滴、ニアウリの精油を5滴入れて混ぜ合わせます。カップごと浴槽のお湯の蛇口の下に置き、38℃から39℃のお湯を出します。20分間ゆっくりと浸かります。浴槽から出るときは、リラックスして、元気を回復し、しかもいい気分で、気候の変化に伴うトラブルを充分防ぐことができます。


アロマスタディーズ 6〔マッサージ)

 

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マッサージに

A.ラベンダー、ラバンジン、バジル、スウィートオレンジ、プチグレンは気分を落ち着かせてくれます。

 B. レモン、サイプレス、ベチバーなどは疲れた脚を軽くしてくれます。

C.  シトロネラ、ジュニパー、ラビントサラは筋肉と関節の凝りをほぐしてくれまユーカリ、ニアウリ、パイン、タイムは呼吸を整えるために上半身に擦り込みます。

D.ペパーミント、オレガノ、グレープフルーツ、ローズマリーは消化をよくするためにお腹に擦り込みます。


 精油が皮膚のバリヤーを通り抜けて組織にまで浸透するということは昔から証明されてきました。したがって皮膚は精油の有効性分の完璧な運搬手段なのです。精油は非常に効き目があり皮膚に刺激となるかもしれませんので、むしろ植物性油脂に溶かして用いられています。100mlの植物油に対して平均して50滴から100滴の精油が必要です。私が長く使っているマッサージオイルは、食品として販売されているオーガニックのマカデミアナッツオイルか、低温で抽出されたアプリコットの種の油が98%入っていて、マッサージ用に考案された理想的なオイルを使っています。どんな効果を求めるかによって、このマッサージオイルに精油を一種類だけ混ぜ合わせることも可能です。




アロマスタディーズ 5〔吸入)

 精油の吸入
香
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風邪を避け呼吸を整えるためにフランスの家庭では、手軽に精油を吸入のかたちで使っています。ボール一杯の熱いお湯に精油を数滴たらしてその蒸気を吸い込みます。リフレッシュする事が出来ます。おススメは、(Eucalyptus radiataユーカリ ラディアタ)の精油です。ユーカリ ラディアタは、オーストラリアにあるユーカリ約700種のうちの一つです。コアラが非常に好んで食べるその葉には、副鼻腔の通りをよくするのに極めて効き目のある精油が含まれていると言われています。鼻づまりには、 吸入でユーカリ ラディアタの効き目を試してみてください。表面にさざなみが立つくらいによく沸いたお湯をボールに入れて、ユーカリ ラディアタの精油を3滴とペパーミントを2滴たらしてください。ボールの上に顔を近づけ、頭をタオルで覆って蒸気を5分間吸入します。 鼻どころか、頭まですっきりとしてきます。



アロマスタディーズ 4〔精油の使い方)

精油の使い方 

Huiles essentielles日本ではフランスのように様々な使い方が出来ないように薬事法や医師法によって規制があります。私がフランスで学んだメディカルアロマテラピーは、医学上の目的の診断を行ない完全にそれに合った治療と薬用量を決めることに習熟している芳香療法医の専門能力のみに属するものだからです。医学的応用以外にも精油は、いくつかの規則を守り、特に精油の希釈に適した溶剤を使うという条件を満たせば、実に様々な方法でしかも危険なく効能をもたらしてくれます。このブログでは、アロマテラピーの実践がはじめての方にも家庭で手軽に使えるフランス式アロマテラピーでの精油の使い方を日々ご紹介して行きたいと思います。

室内の空気に 

全ての精油には呼吸している空気を浄化してくれる強力な殺菌作用があります。よく知られているように精油の特徴として鎮静効果のあるものもあれば、逆に覚醒効果をもつものもあります。今月の私のおススメ精油はMandarine(マンダリン)です。この名前の由来は、この果実が敬意を表するために捧げられた中国清朝末期の高級官吏を示すマンダランという語からついたそうです。この風味のある臭素に富んだ果物の外皮には、神経を鎮静させる効果があることで知られている精油成分が含まれています。そのデリケートな香りは気分に働きかけて季節の変わり目の気分が優れない時や、イライラを鎮めてくれます。穏やかに日々を過ごしたい方におススメです。