アマン東京

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フルオープンまで、あとわずかのアマン東京に行ってきました。エイドリアン ゼッカー氏と縁あって、アマンプリ以来、幾多のアマンに行きました。すばらしい自然に囲まれたリゾートのイメージの強いアマンですが、ここ東京は始めての都会のアマンです。
日本の持つエスニックな要素がモダンなデザインの中に落とし込まれています。皇居や、スカイツリーなどを望む景色がすばらしい!

あさばのお月見

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誕生日の贈り物は、池に浮かぶ仲秋の名月。雨は降ったものの、心静かな一夜だった。
修善寺のあさば、能舞台で知られるこの旅館での笛の夕べ。
奏者は、能楽笛方藤田流十一世宗家、重要無形文化財の藤田六郎兵衛氏。
まったくさりげなく、肩肘はらないここちよさ。
雨があがってお月見が出来たならどうなのかと、見えない月に心を馳せる。
ただただ心地よい。やわらかな湯に体をほぐし、料理をたのしむ贅沢な時間。雨上がりの湿気を含んで落ち着いた夜の空気に身を置きつつ、静寂と暗闇を楽しむ。笛の音と舞台を照らす光が、その対比を一層きわだたせ、幽玄そのものの世界に。折からの雨で、月はかくれてしまったが、、闇の向こうに浮かぶ能舞台から響く笛の音はなんともすばらしく、日本の美意識を凝縮した、さりげなくも、すばらしい演出でした。
大女将は芙蓉の柄の帯を締め、元気な姿を見せてくれた。明日は重陽のお節句。

DAVINO ルーマニアから魅惑のワイン

ルーマニアにいる甥からのお土産です。東欧のワインは知られていないのですが、意外や意外。これは十分、満足できる水準です。
ルーマニアワインの中でも最上級品にカテゴライズされるワインのみを製造するワイナリーが『ダヴィーノ』です。ケプテル地方に68ヘクタールの敷地を有する、規模も大きなワイナリーです。
特にDAVINO Flamboyant、炎のマークが目印はかなりお奨め。フォアグラと一緒にいただきましたが、フルボディーでしっかりしているので、くせになりそうな味。カベルネ・ソーヴィニオンとメルローそれにルーマニア独自品種のフェテアスカ・ネアグラをブレンドして作られています。最初の口当たりはとてもよい香りと強い葡萄の味、最後はタンニンを残す表現豊かなのです。フランスでも高級ラインにリストアップというのも納得。ただし、値段もちょっと高級かもしれません。とても素晴らしい1本です。早速新年会で、友人のフレンチのお店に持ち込んでいただきました。

JAR 

PARISから届いたJAR(Joel Arthur Rosenthal)の写真集です。JARは「21世紀の最高のジュエリーデザイナー」「プライベートジェラー」と呼ばれています。
JARがあまり知られていないのは、彼自身が マスコミ嫌いというだけでなく、一般的には彼の作品を目にする事さえできないと言う事情があります。彼は、ニュヨーク生まれで、ハーバード大学で美術史と哲学を学んだ後、1977年パリのヴァンドーム広場にお店をオープン。しかしヴァンドームのその店は、小さく「JAR」と表示されているだけで、外からは何も見えません。
宣伝もしなければショーウインドーもない完全予約制のお店です。欧米のセレブリティが争って求める、JARの作品はお金を積んでも買えるものではなく、作品が客に似合わないと思うと販売さえしないと言われ、顧客になることすら難しいブランドです。
数年前に、フランス人の知人の紹介で夫と共に訪れたことがあります。応接室の奥にある真っ暗なショールームで見た、植物や動物のモチーフの作品は、ほんとうに繊細な技術で作られ、花火のように輝いていました。パベセッティングされた作品が有名ですが、留める爪を徹底的に小さくし、その素晴らしさは目を見張ります。昔クリスティーズの「エレン・バーキンのジュエリーのオークション」ではJARのジュエリーが17点も出品され、高値で落札されました。現在ニューヨークのメトロポリタンミュージアムでJARの展覧会が開催中ですので、2014年、旅のスタートは冬のNYです。
http://www.metmuseum.org/about-the-museum/press-room/exhibitions/2013/jewels-by-jar
2013年もあとわずか、静かにこの本を眺めながら、輝く2014年に思いを馳せてみたいと思います。
皆様にとっても新しい年が素晴らしい良き年となりますように。

旅のアロマ SALADE VERTE

SALADE VERTE

冬のヴァカンスシーズンですね。旅に持って行くアロマリフレッシュナーのサラド・ヴェール(SALADE VERTE)シリーズでair pur(エアーピュア)という商品が出来上がりました。車中、飛行機、ホテルのお部屋、様々な場所で空気の浄化でお使いいただけます。
2014年2月から発売予定です。先行販売は、お台場のホテル日航東京のスパで販売されています。花粉症・インフルエンザの季節に空気を浄化してくれる森林浴のような爽やかさが楽しめます。
お部屋や、オフィスでリフレッシュしたい時にシュー、運転中の空気を爽やかにしたい時、会議の時に集中力を高めたい時に、空気中に一吹き、ハンカチやマスクに一吹き。
8種類のオーガニック精油のブレンドです。
ペパーミント/※フランキンセンス/ラビントサラ/ユーカリラディアタ/スコッチパイン/カナディアンファー/サイプレス/ラベンダー

ひと夜かぎりのレストラン”JOHN KANAYA”

シェフ自ら、とちぎ和牛ロース肉の塩パン包み焼きを切り分けて
ムシュSAKAIのパリからの贈りもの という5皿目のラングスティーヌのクルージェット包み
ジョンカナヤに捧ぐ クレープシュゼット
「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」、、、かつて西麻布にあった伝説のレストランです。
 1970年代、西洋の先進的な料理、インテリア、洗練されたサービスは革新的で、数多くの著名人、セレブリティを魅了していました。日本でいち早くフランス料理を箸で食べるスタイルを提唱したのもこのレストランです。
 そのレストランのオーナーだったのが、ジョン金谷鮮治氏。いつも真っ白なリンカーンコンチネンタルで店に来て、際立ったダンディでハンサムな紳士として異彩を放っていました。
 そして、ここの初代料理長だったのが、”料理の鉄人”こと ラ・ロシェルのムッシュ坂井宏行氏です。10年間、鮮治氏の側で腕を振るったそうです。
その伝説のレストランが、渓谷の別荘、鬼怒川金谷ホテルで、一夜限りのイベントとして復活しました。
鮮治氏の孫に当たる現社長の金谷譲児氏が坂井シェフとコラボしてのスペシャルディナー。昔を懐かしむ当時の常連の方々がそのお子様、お孫さんを連れて、アットホームで素敵な時間を楽しみました。

炎の彫刻 WaterFire Providence

ロードアイランド州 プロヴィデンスの人気イベントWaterFire Providence。
日本では、知られていないイベントですが、アメリカ人の芸術家バーナビー•エヴァンスが 1994にはじめ、今や、一晩に数万人の観光客が訪れる、人気イベントに成長。都市再生の素敵な成功例です。
5月から10月の週末、夕暮れとともに、市内を流れる3つの川には、100個ほどのかがり火がたかれます。
ミュージシャンや、パフォーマーにかこまれ、人々は川辺を散策したり、静かに川面を見つめたり、、、とてもロマンティックです。燃えさかる炎と香木の燃える煙の香りにつつまれた夜の町はとても幻想的。
残念ながら、今シーズンは終了ですが、来年ボストンに出かける方は、ぜひ日程を合わせてみてはいかがでしょう。思い出の夜になること請け合いです。
プロヴィデンスは、ボストンから、車で一時間程ですが、歴史的な建物が並ぶBenefit Streetや、アイビーリーグのひとつブラウン大学やロードアイランド造形大学の付属美術館など見どころが多い所です。

追記
ロブスターや牡蠣が食べられる美味しいレストラン
Hemenway’s Seafood Grill & Oyster Bar
121 South Main St, Providence, RI 02903
TEL:401 351-8570

Sarabeth’s NYでブランチ

サラベスは1981年ニューヨークのアッパーウェストでオープンの、人気レストランです。
朝のオープン時の行列は、マンハッタンの風物詩だとか。、レストラン格付けガイドブックザガット・サーベイでは「ニューヨークNO.1デザートレストラン」、「ニューヨークでブランチを食べたいレストラン」にも選出され、「New York Magazine」では “文句なしのニューヨークの朝ごはんの女王” と形容。
多くのセレブリティに愛され、今日も店内は大賑わいでした。http://www.sarabeth.com/

MISS KO by Philippe Starck

アジアンティックな料理
店内
壁のディスプレー
女性トイレ入り口
MISS KOは、フィリップ・スタルクが手掛けたパリでもっとも新しい感覚のレストランです。建築・インテリア・家具・食器・出版物・インダストリアルデザイン等さまざまな分野のデザインを手がける総合的なフランス人デザイナー。フランス大統領フランソワ・ミッテランの目にとまり、一躍有名に。
日本でスタルクと言えば、1989年に神宮前レストラン「マニン」のインテリアや、浅草「アサヒビールスーパードライホール・フラムドール」で一躍有名になった人です。
その彼がパリで手掛けた最新作は映画ブレードランナーを思わせる未来空間のレストラン。今や現実となった未来的な仕掛けが一杯。長身の美男美女に囲まれると、まるでSF映画のよう。
料理はミステリアス エスニック フュージョン といったところ。肝心の御味の方ですが、意外にイケています。客は切れ目がないのですが、客席数は多いので、案外待たずに入店できます。
49/51 AVENUE GEORGE V 75008 PARIS
Tel:01 53 67 84 60
MISS-KO.COM

銀座奥田 OKUDA Paris・Open

東京でミュシュラン三ツ星、小十を率いる奥田透氏がパリに「銀座奥田」を26日に開店した。パリで大切な和食の接待が必要になったら、迷わずにここ。隣で感嘆の声を上げるフランス人と、すばらしいフランスのワインセレクション以外にここがパリであることを感じさせるものは何もない。場所は、8区モンテーニュ通りにほど近い最高の立地。
外人受けをねらった不思議な和食ではなく、本格的な日本料理と共に素晴らしい日本の伝統や文化、おもてなしを表現したいという奥田さんの思いが、この数寄屋造りの佇まいにも表現されている。
十数名の日本の大工さん・左官屋さんが海を渡り、慣れない環境の中で、完成させたとか。
前菜はブルターニュ産のオマールとフランスの季節の野菜。お刺身もスペイン産の鮪だったり、日本のイカの味と触感を表現するためにキャビアとともに食べさせる等々、ヨーロッパの食材で、本格的日本料理を出す事がどれほど大変なのかを感じる事もなく楽しんだひと時でした。

■住所/電話
 7,Rue de la Trémoille, Paris 75008 France
 Paris 01 40 70 19 19
■定休日
 月曜日
 火曜日 昼
■営業時間
 ランチ  12時~13時30分
 ディナー カウンターのみ 18時~
   テーブル席(個室あり)20時~
 ラストオーダー 21時30分
■料金
 ランチ  160ユーロ
 ディナー 200ユーロ
※税金サービス料別途
御予約はWEBサイトhttp://www.okuda.fr/
又は03-5766-6323(日本語)でも可。