卅二公館  中華

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香港と言えば、中環の広東料理店、Mott 32。モダンチャイニーズ。味、サービス、そしてインテリアを含めた店の醸し出す雰囲気。全てがいい。香港の高級店に多い、高層ビルからの夜景で魅惑するタイプの店では決してない。しかし香港の金融街のど真中、しかも、スタンダード・チャータード銀行本店地下という意外な場所ながら、レトロな雰囲気を醸しつつモダンで洗練された感じがいい。もちろん安い店ではないけれど、満足感は余りあるものがある。今回はお店の方のお勧めメニューを中心にオーダーしましたが、ロブスターとユンナンハムを使った蒸し餃子の美味しさ、焼売は、中にうずらの卵が入って、口一杯に広がる美味しさ、イベリコ豚の柔らかい首の後ろの肉のみを使った叉焼豚に感動する。深みを感じさせる味です。
そして、他のテーブルに運ばれるコンガリと艶やかに焼けた北京ダックのおいしそうな事! 急な訪問だったため、予約が出来なかったのですが、聞けば、総シェフは馮文業(ファン・マンイプ)氏。この方は、ルネッサンス・ハーバービューの名店ダイナスティー(満福楼)で、叉焼豚や北京ダックなどの焼き物名人として知られた有名シェフなのです。次回は何か何でも是非にと思う。夢に出てもきてもおかしくない位。出張と言えども、素晴らしい名店で過ごす年の瀬でした。口実を設けてまで香港に来たいと思わせるお店です。

卅二公館

ELLE BLOGは1月末をもって終了となりますので、2月1日からの私、日下部知世子の情報発信はこちらです。これからもよろしくお願いいたします。

わざわざ行きたい柏の中華、文菜華

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わざわざ行きたいと思う、千葉県柏市の中華料理のお店、文菜華。

千葉と言っても、都内から電車でほんの30分です。
今回、千葉に来たついでに足を延ばした甲斐がありました。

ここは料理人の突っ張り方、主義主張が大好きです。
シェフのこだわりが、料理だけでなく、地場の食材にもたっぷり感じます。
さりげないのですが、私は中華の場合、お茶に拘っているお店かどうかに関心があります。ここは、しっくりする程お茶が美味しいお店です。甘みがあって何とも言えないお茶です。
次回は美食家のお友達連中を引き連れて行こうと思います。
味はもちろん、コストパフォーマンスの良いことも素敵です。

オーナーシェフ 渡辺展久

モダンチャイニーズ、創作中華

中国料理 文菜華 (ぶんさいか)

〒 277-0011 千葉県 柏市 東上町2-2
TEL 04-7164-5211
LUNCH :11:30~14:30 (L.O.13:00)
DINNER:17:30~23:30 (L.O.21:00)
CLOSED: 毎週月曜日・第二火曜※祝日の場合は翌火曜

劉淑恵先生の薬膳料理教室

薬剤師でもある劉淑恵先生の薬膳料理教室へ行って来ました。先生は台北生まれの日本育ち。日本で薬科大学を卒業した後、漢方に精通しているご主人のクリニックで仕事をしながら、趣味の料理を極める為に年に何度も台湾へ、薬膳料理の修業に出られていらっしゃいます。薬膳料理の専門家周延俊先生、中国料理は、傳培梅先生 台湾小吃の林美慧先生等の著名な料理家に師事されています。今日は先生のお宅で友人達を誘って、初級の薬膳料理の基礎を学びました。先生の指導は実践的で、日常生活にすぐに取り入れることができます。食材の性質や効能、季節と体の関係を学べます。中医学理論に基づいた薬膳料理で、食物が持つ薬理作用で心と体を元気にしてくれます。又未病を防ぐ為の知恵がいっぱい入っています。材料は生薬だけでなく、日常的な食材も沢山活用します。今日のお料理は前菜に蓮根の甘酢漬け、薬膳鳥スープ(5種類の生薬で煮込みます)五色(緑・赤・黄・白・黒)の肉包子(これは初めての経験で肉まんが自分で作れるなんて、とても楽しかった)五色の台湾式ビーフン炒め、そして、最後は先生が作って下さった龍眼と白木耳のコラーゲンたっぷりのデザートを楽しみました。人生楽しく、健康で。という考え方をモットーにしている淑恵先生を見習って、人生楽しく、美と健康に、これから、お教室へ行くのが楽しみになりました。

お気に入り四川料理

一番好きなマンゴープリンと杏仁豆腐
前菜のピータンとクラゲ
つぶ貝
烏賊と野菜の塩炒め
山椒が効いたマーボー豆腐
おこげ
紅油水餃子
肉がぎっしり詰まった焼売
家の近くにある直城(チャイニーズレストラン・ナオキ)、住宅街にあるので、少しわかりにくいのですが、四川料理のお店です。このお店、四川出身のマダムと、四川で長年修行したご主人との二人のお店で絶品な四川料理です。なんでも、材料は四川の市場から空輸しているとか。今日は仲良しの友人夫妻と、楽しい週末ディナー。前菜に、棒棒鶏、皮蛋とクラゲ、つぶ貝、いかと野菜の炒、おこげ、空芯菜炒め、そして山椒がきいていてピリリと辛い麻婆豆腐、辛そうなソースに浸かった水餃子ですが、ココナッツ風味でマイルド。シュウマイは、肉汁たっぷりと口に広がります。是非行ってみてください。ビックリする位、どれも美味しいです。デザートはマンゴープリン、杏仁豆腐、これも最高です。

住所:港区高輪3-3-8アブニール高輪1F
Tel:03-5798-3225
営業時間:12:00〜14:00、18:00〜22:00
定休日:月

フカヒレでキレイと元気

今日は、友人夫妻と家の近くの白金亭でディナー。コースのメインは鱶鰭のスープ。サメのヒレの部分であるフカヒレは、美肌の元になるコラーゲンが豊富に含まれていて、その上低カロリー・低コレステロール・低脂肪。肌や体内の水分量を多く保ってくれますので、食べる美容成分。また滋養強壮や骨の強化、腰痛やリウマチの緩和などにいいのだそうです。フカヒレは昔から、不老長寿の百薬でもあり、美肌のほか新陳代謝を活発にしてくれますので、最近代謝が落ちている私には、嬉しい食材です。世界三大美女のひとりである楊貴妃も、美貌を保つためにフカヒレを好んで食べたと言われています。白金亭は、香港の有名料理人でヌーベルシノワの第一人者 周中氏が手がける中華料理店。
http://www.shirokanetei.com/

トゥーランドット游仙境

わくわくする前菜
「伝統と創作」をモットーに、上海料理の技を軸とした洗練された料理で日本における中華の世界を牽引する脇屋友詞氏。「作ることが自分にとって最大の喜び」と、時間の許す限りここの厨房にも立ち自ら腕を揮うそうです。実際に自分の舌で確かめ、研究を重ねることを怠らない。ゲストへおいしいひと皿を出したいという熱い気持ちが料理に表れています。料理は日々進化しているという事を脇屋さんのお料理に感じます。
みなとみらいを一望する絶好の眺めも、もう一つの御馳走。毎年恒例トゥーランドット游仙境のサマーナイトブッフェ。この夏にスタッフと行きたい。
開業15周年を迎えたトゥーランドット游仙境、今年はスペシャルバージョンで開催するそうです。
〒220-8543 横浜市西区みなとみらい2-3-7
パン パシフィック 横浜ベイホテル東急3F
Tel:045-682-0361~2(無休)

美食同源 周中菜房

フカヒレの姿煮
ツバメの巣のデザート
桃の中から生まれた桃饅頭
連休3日目。本場香港でも有名な、周中料理長が総料理長を務める白金亭で中華三昧。ヌーベル・シノアと言う彼の食べて美しくなるコンセプトがしっかり備わったお料理に、今日も至福の時を感じます。周中氏のお料理で美肌をと、早速フカヒレを頂きました。フカヒレは古来中国で不老長寿の食材として重宝されてきましたが、コンドロイチンやコラーゲンが豊富に含まれており、美肌効果が強い食材です。また、滋養強壮にも効果があります。そして、お肉料理は油を控え、あっさりとした仕上げ。コースでは、季節のお野菜もたっぷりと頂けます。最後に、私の大好きな美容の食材、燕窩(ツバメの巣)のデザート。そして、大きな桃の中から現れた小さい桃のお饅頭に一同感激でした。
住所 〒108-0071 東京都港区白金台4-19-13 ・TEL 03-3280-1237

    

小龍包の温もり

夕方から寒くなり、今夜は久々に芝大門の新亜飯店へ。独特の香りを含んだ蒸篭から立ち昇る湯気の中の熱々の小龍を頬張ると、火傷しそうに熱いスープが弾けて幸せ。猫舌の方は要注意。何処のテーブルも小籠包。この火傷しそうな熱さと、具と醤油のきいたスープの程良い味がじんわりと広がって、生姜の千切りと黒酢に浸して薄い皮が口の中を弾ける。美味しい。結局、お野菜たっぷりのスープと小龍包だけで、お腹一杯。上海の「南翔小籠包」が懐かしくなる。
新亜飯店 〒105-0000 東京都港区芝大門2-3-2 TEL03-3434-0005

燕の巣でキレイと元気に

燕の巣入りデザート
かの絶世の美女・楊貴妃は、永遠の美しさと若さを保つために、中華の高級食材である燕の巣を好んで食べたと言います。。現在でも中華料理では高級食材として扱われています。燕の巣は断崖絶壁に多く、採取作業は熟練技術を持つ採取人が行いますが、それでも危険が伴う作業です。 高級なのは仕方がないのです。中国でも貴重なツバメの巣は肺機能向上、腎を補い、健胃、と言われています。ツバメの巣の薬効は、滋養強壮、体質改善を含め、肺機能回復、喘息、咳、痰などに効果があり、近年人々の健康食として一部の愛好家に普及してきました。栄養学の分析から、ツバメの巣の成分は水溶性タンパク質が60%、多種のアミノ酸(シアル酸)と水分が10%、他に繊維質、炭水化物と少量の脂質、更にカルシウム、ビタミンB1、カリウム、リン、ヨウ素などのミネラルも含まれているそうです。まさに、美と健康の食材でしょう。
今夜は、燕の巣を使ったデザートを一品ご紹介します。作り方:燕の巣は乾燥していますので、ぬるめのお湯につけておきます。朝付けて夜のデザートに間に合います。10時間ぐらいしますと、ゼリー状になりますので、再度ミネラルウォーターにさらして水気をキッチンペーパーできり、ピンセットなどで丁寧に羽毛などを除去します。お鍋にシロップを作っておき、(我が家では市販のオリゴ糖のシロップを2倍に薄めて使います)燕の巣を入れて1分ほど煮ます。パパイヤのみを少しくりぬき、そこにシロップと燕の巣を入れて、蒸し器で15分蒸して出来上がり。今日のような寒い日には、温かいデザートとなり、免疫力をあげ、疲労回復にもなります。明日の朝は、美肌効果も期待します。