幸せになるみかんゼリー

みかんゼリー
我が家に今年も村上開進堂のみかんゼリーが届きました。母が昨年のうちに注文してくれていた物で、早速家族でデザートに。このゼリーを食べると、とても幸せな気分が味わえます。
みかんが美味しい12月に3回だけ作られるゼリーです。みかんを1つ1つ手作業でとりだしてジュースにし、ゼリー液にしたものを再び皮に戻します。折詰のふたを開けるとみかんの香りが広がります。明治初年(1868年)、村上光保(むらかみみつやす)氏が、国家政策の一環として洋菓子製造技術習得を命じられたことが、村上開新堂の歴史のはじまりです。以来、歴代の当主がさまざまな工夫を重ねて五代目山本道子さんが今も創業以来手作りを続けています。
村上開進堂のお菓子は、小さな頃に良く祖父母がお土産に持ってきてくれた懐かしい品。この包み紙を見るとわくわくしたお土産でした。今と違って、洋菓子が多くなかった時代です。
ぎっしり詰まった贅沢なクッキーや今の季節だけの生菓子、夏の焼き菓子やゼリー、本当に今でも思い出のお菓子です。美味しすぎない、素朴な味が後に引いてしまいます。