オマーンのデーツ

オマーンや中東諸国に来るとお土産に目につくのは、ナツメヤシの果実、dates「デーツ」です。アラビア語では「タマル」と言います。ナツメヤシは非常に古くから栽培されているヤシ科の常緑高木(樹高は15-25m)で、ヤシには様々な種類がありますが、砂漠のオアシスに生えている木です。
ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、北アフリカや中東では重要な食品として生活にかかせないものとなっています。ここオマーンでも生産され、世界中へ輸出されています。
デーツは、イスラム教の聖典コーランに「神の与えた食物」、旧約聖書には「エデンの園の果実」と記載されており、ハムラビ法典に記載されている果実もデーツであると言われています。紀元前数千年も前から灼熱の地域で暮らす人々の健康を支えてきたそうです。私が一番好きなデーツは、ここオマーン産の物。市場では今収穫したデーツが生で売られています。試しに市場で買って食べてみましたら、サトウキビを思わせる甘さがありました。