アロマスタディーズ 1〔ヴァルネ博士)

急な海外出張です出張前、そしておそらく現地でもかなり、タイトなスケジュールですが、何とかアロマで乗り切ります。パソコンが調子が悪い上に携帯電話が故障してしまい何とかブログを立ち上げられないかと考えましたが、せっかくなので、アロマテラピーの事を分かりやすく書こうという事で、出張前ブログで楽しむアロマテラピーのテキストを準備しました。出発前、出張へ行っている間は、皆様フランス式アロマテラピーの基礎知識で楽しんでくださいね。一回目は私が哲学を学んだヴァルネ博士についてです。

ヴァルネ博士
Copyright L.Cosbionat

 現代の植物療法・アロマテラピーの父ジャン・ヴァルネ博士はその一生を医学に捧げました。輝かしい成績をおさめた学生生活ののち、数々の免状と医師および軍人としての活動に対して贈られた数々の勲章を手にし、同僚達の賛嘆を集めたこの若き外科医は、当然の成り行きとして通常の医療を行なうことでそれまでに得た知識や経験と評価を生かしていくことができるはずでした。しかし彼は違う道をたどり、自然が人間の健康のために与えてくれる最良のものを探すことを選びました。博士は勇敢に植物療法・アロマテラピーの原則を擁護するための運動に立ち上がりました。この医学は総合的で自然に基づくものですが、その当時の医学上の関心事からは不当に遠ざけられていました。 ヴァルネ博士は、多くの健康上の問題は自然の治療薬によって解決することができると主張していました。彼はそのことを証明するのに力を尽くしたのでした。百年も前から経験的に知られている植物の様々な治療効果は、科学的にも根拠があると言うことを示したのです。植物療法を刷新し、すべての精油をテストし分類し体系化しました。ヴァルネ博士は三十年以上にわたって植物療法・アロマテラピーで患者さん達の治療を行なってきました。臨床検査は異論の余地なくこの医学の有効性を裏づけ、現代医療では助からなかった多くの人々をアロマテラピーで治療が出来た事が成果でした。