今日はESQUISSEで素晴らしい夢の競演である食事会。一流の料理人にとって、和洋のジャンルはあまり関係ないのかもしれないと思わせるほど、奥田透氏とLionel BECCAT氏2人の作り出す料理は、垣根を越えてミラクルでした。エスキスで、フォークで食すれば、フレンチ、箸で食べれば、そのまま和食。そう思わせるほど、違和感なく溶け合っていた。
全てのお皿に、メニューが完成するまでの二人のデリケートな心使いを感じる。可能性の広がりを感じさせる、各々のお皿の完成度は、完璧ながら自然体。素材を活かすだけではなく、ツクシやコゴミ、そしてカタクリの花をあしらったりと、ふんだんに季節感を味わえました。今日、この場所でしか食べられない一度限りの「一期一会」の食事会に感動した時間でした。