畑の治療薬 

Lavande fine
ヴァルネ博士のラベンダー畑も収穫を迎えます。落ち着いてスッキリした気分にしてくれるラベンダー(Lavandula angustifolia)精油は花房のついた先端部から水蒸気蒸留法で抽出します。午前中に刈り取り、午後一番で、抽出するのです。1ヘクタールから、約250KGから300KGのラベンダー精油が抽出されます。ラベンダーは南仏の丘陵地帯にあります。7月にはその青紫の畑があたりの空気を良い香りで満たし、目を奪うような美しさを見せます。昔から知られている多くの効能があるラベンダーは、消化を助け、頭痛を鎮め、風邪を予防します。虫よけにもなり、また殺菌効果もあり、毛髪や皮膚にも効き目を発揮します。フランスでの日常的での使い方をご紹介します。

頭痛をすっきりと解消させるために
ソーサーにコーヒースプーン1杯のマッサージオイルを注ぎ、それに5滴のラベンダーの精油を加えます。人さし指をこのオイルにひたしてこめかみをマッサージします。効果はすぐにあらわれます。

リラックスと風邪の予防のためのお風呂
気分を落ち着かせながら風邪の予防をするには、コップでキャップ4杯の浴用乳化剤と20滴のラベンダーの精油を混ぜ合わせ、これを浴槽のお湯の蛇口のすぐ下に置いてお湯を出します。

軽いやけどのためのオイル
日焼けや軽いやけどの場合は、時間をおかずに50mlのマッサージオイルと80滴のラベンダーの精油、20滴のローズゼラニウムの精油を混ぜたものを塗ります。