夏の花火 

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大曲の花火大会は秋田県を代表する河川、雄物川で行われ、花火師達の間では、最も権威ある花火大会として位置づけられ、毎年優れた花火が夜空で壮大な芸術的作品を描きます。一度はその感動を直接味わいたいと思い行ってきました。
ここは花火を作った花火師本人が自らの手で打ち上げる真の競技大会で、競技玉とテーマを設けた創造性の高い花火を自由に組み合わせます。音楽に合わせたクリエイティブな作品を競い合い、斬新なテーマの優れた花火が、次々と夜空いっぱいに描かれます。花火師ごとに、趣向が変わり、変化に富んだショーが、次々に繰り広げられるため目が離せません。
中でも、大会提供花火が素晴らしく、90回記念の今年は、交響曲第九、歓喜の歌に合わせた花火は迫力、規模、創造性、エンターテイメント性、どれをとっても他の追随を許さず、全国一と言われるのも納得です。対岸に配置された升席からゆったりと見上げ、お腹にズシンと響く爆発音と、真上からあたり一面降りそそぐ様子は本当に圧巻です。今までこんな素晴らしい花火は見たことがありません。万難を排して、兎も角、一見の価値がある花火です。