サウジアラビアのデーツ

SONY DSCSONY DSCサウジアラビアからデーツのお土産です。中東では広く一般的に食されていますが、実は400種ともいわれるほど色々な品種のデーツがあるそうです。中でも、中東の人達が認めるのがこれ、サウジアラビア産のこの種類が美味しい。わざわざサウジから、冷蔵で持ってきて下さったのは、味が変わってしまうからとか。我が家で毎日食べるデーツに比べ、何とも言えず上品な甘さです。デーツは、なつめやし(Phœnix dactylifera)ヤシ科の植物です。フランスではアルジェリア産やチュニジア産を食べられています。私の師匠から聞いたデーツに関してのメモが残っていました。
栄養価がとても高く、クマリン、ビタミンA、D、B1、B2、C、リン(100gあたり50mg)、カルシウム(100gあたり71mg)、鉄分(100gあたり3.6~5mg)、マグネシウム(100gあたり63mg)が含まれています。性質は、筋肉と神経の強壮作用があり、スポーツの後に最高の栄養補給の食品です。もちろん、ミネラルの補給にも最適。成長期、病後回復期、妊娠時は、なつめやし1リーヴルで、1日250mg必要とされていて、マグネシウムが300mg摂取できるそうです。老化防止作用があるそうです。
イチジク、ブドウ、と共に、「呼吸器疾患に効く4つの果物」のうちのひとつとされています。日本でもデーツを広めたい私です。
使い方
‐果物としてそのままで。(フレッシュな物が現地で売られています)干して毎日栄養の補給に。
‐粉末にした種を0.50gずつの薬包にして:1日8~10包を飲むことをフランスの研究者が勧めていました。カルシウムの補給だそうです。
なつめやしの粉末は、遊牧民が用いる粉のひとつ。種を砕き、ゆでて柔らかくしたものは、馬やラクダ、ロバ、ヤギの飼料だったようです。
料理ではなつめやしの汁、あるいは蜜は、砂糖の代わりになります。我が家は白いお砂糖の代わりにデーツ蜜を良く使います。
-お香として干しデーツの実にフランキンセンス、ブラッククミン、ローズのエッセンスを入れて日陰で干して使います。