ミシュラン二ツ星のお料理教室

鴨の焼き方のワンポイントレッスン
ガダイブに巻いた的鯛
インドネシアのワインも初めて飲みました
フォアグラとセップ茸
可愛い器のデセール
ミシュラン2ツ星『エディション・コウジ・シモムラ』の、お料理教室へ行って来ました。お料理教室と言っても、作り方のレシピやコツの講演会で、自分で調理するわけではないので安心して参加。料理法を拝聴して、後はひたすら試食です。今日は、下村シェフのスペシャリテの「牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ」の作り方を教えて頂き感激でした。この店の前菜で牡蠣のスペシャリテで使われている広島の無人島の牡蠣は、なんと友人”かなわ”の牡蠣でした。この牡蠣は無人島で養殖された物ですから、ウィルス感染の心配がないのです。今まで一度も感染者を出した事がないという牡蠣です。
次に、私の一番興味のあったカダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット。 ガダイフは、とうもろこし・小麦粉・塩を水でよく練り糸状にしたものです。もともとはトルコ料理のお菓子として有名ですが、現在はフランス料理に取り入れられカダイフ包み料理や装飾として使用されています。サクッとした食感が魅力的です。小売店ではなかなか購入が出来ないので、お料理教室で購入させて頂きました。
そして、焼き加減が難しい、鴨調理のポイントも教えていただきました。マグレ鴨は、もともとフォアグラ用の鴨なので、栄養過多で育てられていますので、脂身も厚いです。皮目に格子状に切り込みを入れると、全体にほどよく脂がまわるそうです。あとは、焼きながら出てきた脂をかけて焼くそうです。話術もとても素晴らしく、ポイントレッスンでは、作ってみたいなあ、と思わせるお料理教室でした。お肉好きな家人に、本格的な鴨も焼いてあげよう。
本当に素敵な週末の午後となりました。ちなみに下村シェフは、今度JALのファーストクラスのお料理も担当するそうです。ビジネスクラスではなく残念。

隠れ家 エルルカン・ビス (HERLEQUN BIS)

湯河原でのヴァカンス中に、家族で行くお気に入りのフレンチ、エルルカン・ビス (HERLEQUN BIS)。友人夫妻が東京から遊びに来たので、今回も何とか予約。(週末は予約が取れにくいのです。)このレストランは、湯河原の奥地で分かりにくく、なかなか辿り着けない場所にあります。
広々としたダイニングに通されると竹林が目の前に広がります。緑の竹藪が心を静めてくれる気持ちの良い空間で都会とは違う静かな時が流れます。
又、保養地であるせいか、お客様も気楽にリラックスしているのがとても良い感じです。
お料理も、ワインのセレクションもプライスコンシャス。わざわざ足を運ぶのに値します。
 
住所:足柄下郡湯河原町宮上744−49
電話:0465−62−3633
定休:水曜
営業:11時半〜14時/17時半〜20時半(休前日〜22時)
  

穴場のビストロ

長年の友人、Marc BONARD(マーク・ボナール)が、ビストロ ドゥ マーク オージ と言う店を始めました。
彼は、ホテルラフォーレ東京にある「ブラッセリー・ル・コルドン・ブルー」でシェフを務め、アイデア豊かな繊細なフランス料理をクリエイトし、その後、ル・コルドン・ブルー代官山校の料理教授として活躍していました。
南フランス、プロヴァンスの出身で、17歳から料理の道に入り、パリのオテル・ド・クリヨンでの2年間を経て、1994年に来日。 四谷の「オテル・ド・ミクニ」、代官山の「レストラン パッション」などの一流フレンチレストランで腕を奮っていました。那須の二期倶楽部では、彼がレストラン、私がスパと、共に立ち上げを行った仲間です。
高校生の息子が生意気にも、フランス料理が好きになったのも、離乳食のころから、彼のお料理を食べさせていたからかもしれない。
こんなにローカルな場所でフレンチ?とビックリして、友人と出向きました。かなり、我が家からは遠い。しかし、美味しくて安い。この場所だから、家賃を気にしないで美味しい物を追及したいとか。なるほど、ミシュランだって、パリからあんなに遠い場所の田舎に、ミッシェル・トロワグロだってあるし、なんて考えたら東京23区内なら近いもの。こんなに安くて美味しくて。ワインも安い。セレクションもGOOD.私が行きつけのパリのビストロだって、ワインが美味しくて2.9€だった。王子なんて、近い近い。彼のお料理が食べれるならば、本当に近い。ロケーションもなかなか素敵。コースはディナーで3500円です。
ビストロ ドゥ マーク オージ
住所 東京都北区王子1-2-4   TEL03-5980-8539
営業時間 ランチ11:30~14:00(L.O) ディナー18:00~21:30
定休日 月曜
http://www.bistrotdemarc.com/

シャンパンの会

亀山さん
亀山さんのシャンパンに合うお料理
今夜は、レヴェランスでのシャンパンの会に参加しました。
ソムリエの亀山さんが、自ら料理の腕を振るうという趣向です。
シャンパンはウージェーヌ・アイメ・サロンというシャンパーニュ好きな人物が自分で飲むために造った究極のシャンパーニュのサロンに始まり、ドンペリ、ルイ・ロデレール クリスタル、このシャンパンは、ロシア皇帝アレキサンドル二世が愛したと言ういわくつきのシャンパン。ドンペリと並んで非常に有名なシャンパンです。なんと言っても、ボトルがクリスタルだったのです(今はもうクリスタル製ではありません)そして、印象深いのが、アンリ・ジローRatafia de Champagne と贅沢な会となりました。アンリ・ジローは約20年前から、Soleraと呼ばれる異なるヴィンテージのブドウジュースを加えていく方式でラタフィアを造っています。オーク樽で熟成されたアイ村産のピノ・ノワールが贅沢に使われ、その香り高い芳醇な味わいは食後酒としてはコストパフォーマンスが高いです。

夏のキャビア

キャビアと冷たいポテトのスープ
プロバンス風お米とキャビアのサラダ
白身魚のキャビアソース
正しい、休日の過ごし方!レヴェランスでキャビア三昧。キャビアは、世界三大珍味の一つとして世界の美食家から愛されている食材です。
天然のキャビアで有名なのはロシアとイランですが、今日はロシア産のキャビアを使った特別料理を、夫のリクエストでレヴェランスの亀山さんに作ってもらいました。さすがに、一つ星レストラン。想像もしていなかった、料理に仕上がりました。
なんとも贅沢にキャビアをつかった料理はどれも絶品。いつも思うのですが、ここのワインのセレクションもなかなかいい。
確実に2つ星に近づいている。そんな気がするレストランです。http://www.rest-reverence.jp/

Une Table au Sud 夏の台場 ~テラス オン・ザ・ベイで、ヴァカンス気分~

最初は冷たいシャンパンで
サーモンのクランブル 生姜とレモンの香り
アンショワイヤード
ブイヤベース マルセイユ風
フランボワーズとヴェルヴェーヌのタルト
レヴィシェフ・松嶋シェフ
仏マルセイユの一つ星レストラン、ユヌ・ターブル・オ・シュッドUne table au sudのシェフ、リヨネル・レヴィ氏が来日。
今日は、ホテル日航東京で、レヴィ氏プロデュースのコースやブイヤベースとプロヴァンスワインのハーモニーを愉しみました。
氏は、地中海料理、文化の伝統を尊重しながらもコンテンポラリーなフランス料理を展開しています。マルセイユと言えば、ブイヤベースなのですが、私はあまりブイヤベースが好きではありません。フランス人の友人からも、彼の料理の評判を聞いていましたし、又、友人でもある、ニースの一つ星レストランの松嶋シェフがこのコラボレーションをサポートし、一緒に来日、ならば、ブイヤベースを食さなければと。ところが、今日のブイヤベース、思わずスープをおかわりしてしまった程の素晴らしさ。ともかく、美味しい。日本の魚だからだけではない。魚の火の入れ方も繊細で、このブイヤベースならば、又食べたい、と夫。マルセイユで食べるより、ずっとおいしい、と私。
東京湾やレインボーブリッジを見渡す事が出来、解放感あふれる絶景のテラテラスオンザベイの特等席で、プロヴァンスのヴァカンス気分を味わいました。

レヴィ氏プロデュースのコースやブイヤベースとプロヴァンスワインのハーモニー
日程:2012年7月20日(金) ~8月31日(金)
ランチ 5,250円 / ディナー 13,650円
コンチネンタルレストラン「テラス オン・ザ・ベイ」
東京都港区台場1丁目9番1号 ホテル日航東京3F 
TEL:03 – 5500 – 5698

レストランのインテリア

レストランレヴェランスのクリエイト・ディレクター亀山さんと、テキスタイルデザイナーの主人がコラボしたシェードです。亀山さんは、パリと東京のピエールガニェールを経て独立されました。全てに、こだわりのエッセンスが詰まったお店です。2月から制作の打ち合わせを始め、サンプルを作り、何度も試作を重ね、ようやく、昨日、取り付けにいたったそうです。以前ニューヨークのMOMAに出したゆらぎというテーマの布の第2弾で、緯のボーダーに特徴があります。是非、皆様レヴェランスへ行かれた時にはご覧になって下さい。

東京都港区南麻布4-12-4 · http://www.rest-reverence.jp

レヴェランス(reverence) ・gastronomie 

こだわりのカクテル
Poissons
Viandes
セレックションされたお茶
レストランは、オーナーのセンスやアイディア、そして個性が料理に活かされるもの。私の隠れ家とも言えるレヴェランスは、オーナーソムリエの亀山氏がサービスや空間作り、こだわりの料理にまでそのセンスを感じさせるガストロノミー。亀山氏とは、パリのピエールガニエールでの出会い。それ以来、本当にご縁があるエピソードもいっぱい。
さて、今日は久しぶりにゆっくりランチを。まずは爽やかな食前酒に、我が家で取れたブラックベリーのシャンパンカクテルを。
今日は、夏の貝をあしらって、お任せのランチをお願いしました。前菜、お魚料理二皿、お肉料理二皿、デセール、と多くを語らずとも、一部、写真を見て頂けると(よく撮れているものをアップしています)、お分かりになるかと思いますが、本当に一皿一皿が素晴らしい。お料理が香り立つ。
お店に一歩入ると、洗礼された心使いと温かい印象を受けます。それも、彼のesprit。私の隠れ家。

レヴェランス (reverence)
TEL03-5475-3290
東京都港区南麻布4-12-4 プラチナコート広尾1F
水曜~月曜
12:00~13:30(L.O) ランチ
18:00~21:30(L.O) ディナー

フランスのお菓子 「フロニャルド」 “Flognarde”

我が家でブラックベリーがたくさん採れたので、麻布のフレンチレストラン・レヴェランス (reverence)のオーナー亀山さんに差し上げたところ、お礼にと焼いて下さったお菓子です。今まで我が家では、そのまま生で食べるか、ジャムにするしか考えられなかったのですが、今年はこんなに美味しい焼き菓子になりました。フランスのリムーザン地方の中心都市、リモージュ”Limousin” に「クラフテイ」 “Clafoutis” と言う有名なお菓子があります。これはサクランボを使ったものだけを呼ぶ名前です。さくらんぼ以外の果物を使う場合、特にこの地方では、同じお菓子生地を使っても、「フロニャルド」 “Flognarde” と呼んで区別しています。と言う訳で、今回のお菓子は「ブラックベリーのフロニャルド」です。ケーキとプリンの中間のような食感のお菓子です。つまりプリン生地に小麦粉を少量加えて作ります。マルシェ、お菓子屋さん、レストランなど、少しづつ特徴がありますが、亀山さんお手製のこのお菓子は、プリンのようにしっとりとして、本当に美味しかったです。
レヴェランス (reverence)http://www.rest-reverence.jp
オーナーの亀山さんとは、彼がパリのピエールガニエールにいた時以来の縁です。隠れ家的な雰囲気がお気に入りのレストランです。

エスキス ESQUISSE 銀座に新しい風

お嬢さんの素描(Esquisse)から制作されたお店のシンボル
稚鮎のプレデセール
パティシェの想い・ゲランドの塩がのったこだわりのバター
帆立貝の前菜
雲丹を使った前菜の一皿
牡蠣とフォアグラのコンソメ
白身魚のグリル
子鳩のグリル(とろけます)
お口直しの プレ デセール
アカシヤの花の香りが素敵なデセール
スフレのデセール
コーヒーと小菓子(お土産もOK)
ナチュラルで都会的な店内
個室 少人数のパーティーにも、お忍びの食事にも!
最強チーム
今日は、Esquisseのオープニング。シェフは、トロアグロにいた、リオネル・ベガ氏、支配人は、シェフソムリエである若林栄司さん、そして、パテシェは成田一世さん。若林・成田コンビは、共にタテル吉野で活躍していました。若林さんとは小田原のステラマリスや、タイユバン・ロブション時代の昔からの知人。ワインのエキスパートで、素晴らしいソムリエです。今日のお料理はシェフの創作によるコース料理 Menu spontané(ムニュ・スポンタネ)。ランチタイムは夜のコース料理を、より軽く、リーズナブルに提供してくれます。解放感に溢れ、とても気持ちの良い空間で頂くフレンチは、繊細でありながら、しっかりとした記憶に残るお料理です。最後のデセールにいたるまで、シェフの心配りがあり、素晴らしかった。コルシカ生まれ、マルセイユ育ちのシェフゆえの、南フランスを感じさせる軽やかな料理で、グランメゾンとなるのが楽しみでもある。ここには、奇をてらった仕掛けは何もない。しかし、お料理、ワインのセレクション、インテリアから、器まで、彼の一つ筋の通ったポリシーとセンス、そして新たな価値観が感じられるお店です。そう、ここは素晴らしい。

http://www.esquissetokyo.com//

銀座並木通り ロイヤルクリスタル銀座ビル9階 メゾンエルメスの裏