Pavillon Ledoyen(パヴィヨン・ルドワイヤン)

LODOYEN 部屋

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研究所のマダムの誕生日祝いを、ルドワイヤン(LODOYEN)で。1779年に創業、ナポレオンがジョセフィーヌと出会った場所がこの邸宅です。場所はシャンゼリゼ、建物はパリ市の所有だそうです。クリスチャン・ル・スケール(Christian Le Squer)氏からその厨房を引き継いだのは、ミシュラン三つ星、Le Meurice(ル・ムーリス)のシェフのヤニック・アレノ(Yannick Alléno)氏。ヤニックとは、本当に長いお付き合いになります。私達は久しぶりの再会を懐かしみました。そして、このパヴィヨン・ルドワイヤン。料理、サービス、建物の雰囲気、どれをとっても、これぞパリの老舗、三ツ星。お料理は日本の影響を感じさせます。例えば、スルメを使った最初の前菜で意表を突き、オーソドックスな前菜は味に変化を持たせつつ、メインへと続きます。そんなお料理に花を添えるのが、ソムリエ、ヴィンセント・ジャヴォー(Vincent Javaux)氏によるワインのペアリング。楽しく驚きと感動を与えてくれました。

パリのイルミネーション  Noël 2014

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パリの冬といえばイルミネーション。シャンゼリゼはあまりにも有名ですが、パリ名物となっているのがオペラ座近くにあるパリの2大デパート「ギャラリー・ラファイエット」と「プランタン」。建物の外壁をきらびやかに演出する光のアートだけでも美しいのですが、毎年注目を集めているのがショーウィンドーのデコレーション。ファンタジックなディスプレーが子供はもちろん、大人だって楽しめるのです。目が釘付けになってしまう楽しさ。電気仕掛けで動くお人形やぬいぐるみ、グランメゾンのモードで彩られたショーウィンドーに魅せられて、パリの人だけではなく観光客で大にぎわいとなっています。

BIO ・オーガニック

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フランスのホテルの朝食で良く見られるビオ製品。ビオ製品への関心の高さは欧州でも一番。フランスで40%以上の国民が月に最低1度はビオ製品を購入するようになったと言われています。ビオ製品かどうかを見分けるのに、一番早くて正確なのが、フランス政府が認定する有機農産物認定「AB」ラベルを見つけること。今やフランス国民の約90%の人に認知されるようになったラベル「AB」。毎週日曜日、パリ6区のラスパイユ大通りに、有機食材・製品を扱うパリ最大のビオ市場が出ます。野菜や果物はもちろんのこと、肉、魚などの食品から石鹸や洗剤など、あらゆる種類の日用雑貨も並び、生活の身近にビオがある。

パリのデザート

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パリにある鉄板焼きレストランLe Concert de cuisine。小さなレストランには、カウンターの6席を入れても20席ちょっと。予約の20時に満席でした。
メニュー構成は単純で、夜はメインが1皿か2皿のコースメニューのみ。
お肉も魚も美味しそうだったので、今回は魚と肉の両方いただけるメニューを選択。ボリューミーなので、デザートに辿りつけないと思ったら、出てきたのはこんなに可愛い一皿。飴のボールのデザートがあまりにも美味しくて、シンプルでとても印象に残ったので、ご紹介しました。コストパフォーマンスは良いレストランですが、お味は少ししっかりし過ぎるかなあ。
LE CONCERT DE CUISINE
14 RUE NELATON 75015 PARIS
最寄駅 BIR HAKEIM(6番線)
TEL :01 40 58 10 15

Saturne パリのレストラン

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Parisで行きたかったレストラン。ミシュラン2つ星の東京のレストラン、エディション・コウジ シモムラの下村シェフおススメレストラン。何回かの電話でやっとランチのみ予約が入りました。入口のナチュラル感、木のテーブル、オーガニックな雰囲気が漂っている期待感のあるレストラン。Sven CHARTIER (スヴェン・シャルティエ)氏と、Ewen LEMOIGNE(エワン・ルモワニュ)氏の2人が、2010年9月にオープンさせたレストラン「Saturne(サテュルヌ)」。2つのダイニング間に配された、壁面を覆い隠すほどのナチュラル・ワインのセラーが、わくわくしてしまうほど期待大。ワインもオーガニックな食事も、とても軽くて、最後の最後まで期待を裏切らなかった。
Saturne【サテュルヌ】
17 rue Notre-Dame des Victoires 75002 Paris
メトロ:3番線 Bourse(駅から歩いて3分ぐらい)
Tel:01 42 60 31 90
営業日:月曜日~金曜日 12時~14時30分 20時~22時30分 定休日:土曜、日曜日 

JAR Exhibition  MET

金・土は夜の鑑賞後、音楽を聴きながらカフェでシャンパンを!
今年最初の旅は、寒さ厳しいマンハッタン。凍りつくばかりの先はメトロポリタン美術館。私のこよなく愛するジュエリーデザイナーの展覧会へ行って来ました。今世紀最高のジュエリーデザイナーJAR(Joel Arthur Rosenthalジョエル A. ローゼンタール)が製作した400点以上もの作品を展示する回顧展「Jewels by JAR」を開催しています。JARというのは、知る人ぞ知るパリのジュエリーデザイナー。女優エレン・バーキンが2006年の10月、クリスティーズのオークションに17点も出品されて、22.76ctのダイヤリングが最高値で落札された事で話題を呼びました。このクリスティーズのカタログで初めてJARを知ってから、魅せられてしまいました。彼の美しさへの拘りが、本当に素晴らしくお会いしたいと願っていたら、御縁があり、2度程パリのアトリエへ伺う事が出来ました。少し気難しそうなローゼンタール氏はマスコミ嫌いと言われるのも納得。その時、夫がプレゼントしてくれたペンダントは、小さいながらも正真正銘、彼の作品。今でも私の一番の宝物。

Jewels by JAR (3月9日まで開催)
The Metropolitan Museum of Art
1000 Fifth Avenue, New York
Tel: 212-535-7710

下記のニューヨーカーマガジンのブログには素敵な作品が掲載されています。
http://www.newyorker.co.jp/magazine/pickup/from_ny/post_60/

JAR 

PARISから届いたJAR(Joel Arthur Rosenthal)の写真集です。JARは「21世紀の最高のジュエリーデザイナー」「プライベートジェラー」と呼ばれています。
JARがあまり知られていないのは、彼自身が マスコミ嫌いというだけでなく、一般的には彼の作品を目にする事さえできないと言う事情があります。彼は、ニュヨーク生まれで、ハーバード大学で美術史と哲学を学んだ後、1977年パリのヴァンドーム広場にお店をオープン。しかしヴァンドームのその店は、小さく「JAR」と表示されているだけで、外からは何も見えません。
宣伝もしなければショーウインドーもない完全予約制のお店です。欧米のセレブリティが争って求める、JARの作品はお金を積んでも買えるものではなく、作品が客に似合わないと思うと販売さえしないと言われ、顧客になることすら難しいブランドです。
数年前に、フランス人の知人の紹介で夫と共に訪れたことがあります。応接室の奥にある真っ暗なショールームで見た、植物や動物のモチーフの作品は、ほんとうに繊細な技術で作られ、花火のように輝いていました。パベセッティングされた作品が有名ですが、留める爪を徹底的に小さくし、その素晴らしさは目を見張ります。昔クリスティーズの「エレン・バーキンのジュエリーのオークション」ではJARのジュエリーが17点も出品され、高値で落札されました。現在ニューヨークのメトロポリタンミュージアムでJARの展覧会が開催中ですので、2014年、旅のスタートは冬のNYです。
http://www.metmuseum.org/about-the-museum/press-room/exhibitions/2013/jewels-by-jar
2013年もあとわずか、静かにこの本を眺めながら、輝く2014年に思いを馳せてみたいと思います。
皆様にとっても新しい年が素晴らしい良き年となりますように。

MISS KO by Philippe Starck

アジアンティックな料理
店内
壁のディスプレー
女性トイレ入り口
MISS KOは、フィリップ・スタルクが手掛けたパリでもっとも新しい感覚のレストランです。建築・インテリア・家具・食器・出版物・インダストリアルデザイン等さまざまな分野のデザインを手がける総合的なフランス人デザイナー。フランス大統領フランソワ・ミッテランの目にとまり、一躍有名に。
日本でスタルクと言えば、1989年に神宮前レストラン「マニン」のインテリアや、浅草「アサヒビールスーパードライホール・フラムドール」で一躍有名になった人です。
その彼がパリで手掛けた最新作は映画ブレードランナーを思わせる未来空間のレストラン。今や現実となった未来的な仕掛けが一杯。長身の美男美女に囲まれると、まるでSF映画のよう。
料理はミステリアス エスニック フュージョン といったところ。肝心の御味の方ですが、意外にイケています。客は切れ目がないのですが、客席数は多いので、案外待たずに入店できます。
49/51 AVENUE GEORGE V 75008 PARIS
Tel:01 53 67 84 60
MISS-KO.COM

銀座奥田 OKUDA Paris・Open

東京でミュシュラン三ツ星、小十を率いる奥田透氏がパリに「銀座奥田」を26日に開店した。パリで大切な和食の接待が必要になったら、迷わずにここ。隣で感嘆の声を上げるフランス人と、すばらしいフランスのワインセレクション以外にここがパリであることを感じさせるものは何もない。場所は、8区モンテーニュ通りにほど近い最高の立地。
外人受けをねらった不思議な和食ではなく、本格的な日本料理と共に素晴らしい日本の伝統や文化、おもてなしを表現したいという奥田さんの思いが、この数寄屋造りの佇まいにも表現されている。
十数名の日本の大工さん・左官屋さんが海を渡り、慣れない環境の中で、完成させたとか。
前菜はブルターニュ産のオマールとフランスの季節の野菜。お刺身もスペイン産の鮪だったり、日本のイカの味と触感を表現するためにキャビアとともに食べさせる等々、ヨーロッパの食材で、本格的日本料理を出す事がどれほど大変なのかを感じる事もなく楽しんだひと時でした。

■住所/電話
 7,Rue de la Trémoille, Paris 75008 France
 Paris 01 40 70 19 19
■定休日
 月曜日
 火曜日 昼
■営業時間
 ランチ  12時~13時30分
 ディナー カウンターのみ 18時~
   テーブル席(個室あり)20時~
 ラストオーダー 21時30分
■料金
 ランチ  160ユーロ
 ディナー 200ユーロ
※税金サービス料別途
御予約はWEBサイトhttp://www.okuda.fr/
又は03-5766-6323(日本語)でも可。

caviar kaspi(Paris)

マドレーヌ広場でお勧めのお店は、キャビア・カスピア(caviar kaspi)。カスピ海でとれる高級キャビアを販売しています。キャビアはトリュフ、フォアグラと並び世界の三大珍味と称されるだけあって、本当に美味しかった。
ディアギレフのロシア・バレエで、パリ中がロシアブームだった時期、1927年に、ロシア移民アルカディ・フィクソンが創立したキャビア専門店です。
2階にはキャビア・レストラン。私は大のキャビア好き。お値段は、もちろん気になるところですが、Beluga(ベルーガ)が最高。キャビア”を生むチョウザメは、カスピ海周辺に生息する魚です。最大のベルーガ(シロチョウザメ)は体長6メートルに達し、産卵するのに約20年かかり、100年以上生きるともいわれます。長い間吸収した海の滋養分が卵に凝縮されるため、強い味と香りを味わえるのでしょうが、近年は漁獲量が激減していることから、2006年にカスピ海産のキャビアの国際取り引きが、ワシントン条約事務局によって当面禁止され、まさに“海の宝石”です。
Oscietra(オシェトラ)の粒は中サイズで、色は茶色がかったものからゴールドまであります。Sevruga(セヴルーガ)は小粒でダークグレー。 プチプチとした食感と口当たり、そして濃厚な旨味とその後味は、他の食べ物には真似することのできない満足感を得ることができます。

Caviar Kaspia
17 Place Madeleine 75008 Paris
01 42 65 33 32
http://www.caviarkaspia.com/