築地ワンダーランド

チラシ

トークショー

グルメの人、必見の映画です。

映画のお席の予約と同時に、鑑賞後のお鮨屋さんの予約も入れておきましょう。それも高級なお店に。
そんな気分にさせる映画です。

世界が注目する、日本の食文化を支えてきた唯一無二の魚市場「築地市場」。銀座というファッションと美食の街から徒歩15分のこの場所に、食の台所がある。その築地も長い歴史に終止符を打つ事になった。豊洲の移転はストップしているものの、このワンダーランドが無くなる前に、本当の築地の魅力が詰まったこのドキュメンタリーに胸が熱くなりました。働く人、なんと14,000人、訪れる買い出し人が28,000人、1日に入場する車両は19,000台、この場所で、魂を受け継がれた仲卸の素晴らしい目利き、誇り、技、そして仲間意識が素晴らしく、美しい映像で描かれている。一方で、食材が命のプロの料理人達とのやり取り、その全てに感動した。本音が無限に溢れている。一流の料理人達と仲卸とのやり取りも大きな見どころでした。美味しい店には料理人の技は当然の事、仲卸との信頼関係があるがゆえ手にこそ手に入る素晴らしい魚。秘密を解き明かす事も含めて食べる楽しみは尽きない。終わった後は、無性にお魚が食べたくなる映画です。日本の魚食文化を支えてきた築地市場の映画だから築地で観ようと東劇にやってきましたが、今日は監督や出演者達とのトークショー付き。築地は本当にすごいと思いました。今起きている、移転にまつわる問題が腹立たしい。

東劇
(中央区築地4-1-1)14日まで先行上映、
15日からは渋谷ユーロスペース(渋谷区丸山町1-5)上映後、アフタートーク/横浜シネマリン(横浜市中区長者町6-95)上映後アフタートーク 15日からは全国ロードショー。

ベジテラピー アンズ

アンズ
アンズの季節です。
そのまま食べるだけでなく、干したアンズもミネラルがたっぷり含まれていますので、美味しく食べてお肌にも良いです。アンズの実は、適度な甘みと酸味を持っていますので、ジャムもお薦めです。酸味の主成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸で、甘みの成分はブドウ糖、果糖などから成っています。ビタミンAが多く、リン、鉄分などのミネラル類も豊富に含まれています。
昔から、アンズは冷え症によく効くといわれます。果肉に、体を温める作用があるからです。1年通じて干しアンズはありますので、を毎日数個食べるだけで冷えも改善です。冷房を使うこれからの季節にアンズを!

ベジテラピー インゲンマメ

いんげんまめ6月から9月まで、特に今頃に出回るインゲン豆が大好きです。
実は日本で売られているインゲン豆の多くはオマーン産が多いのです。日本が輸入する生鮮サヤインゲンの約9割がオマーン産だと言う事はあまり知られていません。
オマーン湾に面した近くに大きな山脈があります。その山からの水や湧水、地下水等を利用し、首都マスカット市北西80キロのSawadiの近くに320ヘクタールもある灌漑施設で栽培されています。
オマーンにはファラジ(falaj)と呼ばれる地下水路を利用した灌漑システムがあります。そのファラジがオマーン国内には生活用水や農業用水の供給のために3000以上もあるそうです。砂漠にオアシスはつきものですが、オマーンの各地でも、意外に水の豊富なところを良く見かけます。
ワジ(涸れ川)の近くや,険しい山々の谷間に,ナツメヤシの木々が生い茂り、ふんだんな湧水や地下水があることを示しています。そういえば、私のフランキンセンスも砂漠のワジにあります。

前置きは長くなりましたが、そんなインゲン豆はフランスでもマルシェでよく見かけます。フランスではとても安く、1キロで買う方が多いです。

ヴァルネ博士のインゲン豆のダイエットサラダ。
1キロのインゲン豆を3センチにカットして、スライスした玉ねぎと一緒に茹でます。そして、ボールでレモン半分の汁と卵の黄身1個と塩、胡椒で味を整えて、茹で上がりましたら、混ぜて出来上がり。とても美味しいです。いくら食べても太らないインゲン豆サラダです。

ホワイトアスパラガスでキレイ

ホワイトアスパラ

季節の野菜が箱ごと届きました。アスパラガスに含まれるアスパラギン酸、β-カロチン、ビタミンB2、ビタミC、鉄分が、皮膚の新陳代謝を促し、張りのあるお肌にしてくれます。ニキビやシワ、日焼け等の肌のトラブルにも良いです。またルティン、ビタミンB1、B2が体内の不純物を除去するために血行が良くなり体内に美容成分をお肌に届けやすくします。さらに、ダイエットをしたい方はアスパラガスのルティン、ビタミンB1、B2が脂肪を分解するのでダイエットには最高の野菜です。又、アスパラガスに含まれるクロロフィルやビタミンEが抗酸化作用を発揮し細胞の酸化を防ぐため老化防止が期待できます。

ELLEオンラインのベジテラピーの記事も合わせてご覧下さい。

春の美菜 京たけのこ

筍
私の大好きな筍の季節もこの連休で終わりました。京たけのこは絶品です。実は300年の歴史を持ち、春の味覚の王様だと思います。この筍は、京都洛西の樫原の優良種です。噛みしめると香りが良く、甘みが口の中に広がります。そして、繊維を感じないのもこの筍です。
筍は、親である竹から地下茎を通じて栄養を吸収するので、どこで育った竹かが大切です。母が関西出身なので、筍と言えば京都が大好きなのです。
この筍、生で薄切りにして、サラダや和え物に、あるいは輪切りにして田楽や揚げ物に。末広にすれば、椀だねや、わかめと炊いたり。真ん中は乱切りにして筍ご飯に、そして下部は千切りにして炒め物。一番下の固いところは、おろして片栗をつなぎにして揚げる。姫皮は、吸い物の具や味噌和え等に全てを使えるのも京たけのこ。朝堀した筍です。現地では茹でないでそのまま調理して頂きますが、東京に送られてきた物でも、京都のたけのこは米ヌカを使わなくても、短時間でゆがけるのも便利です。筍を煮るにしても、煮汁をしみこませないように注意深く、白く煮あげて頂くのが美味しい秘訣。

七草

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一月七日(人日)に、春の七草といって、七草粥を食べる1月七草粥を食べる1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という五節句のひとつです。
春の七草を入れた七草粥を食べると、万病に罹らなくなるといわれています。
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)、
本来は前日に七草を摘みに出かけ、7日の朝にお粥にしていただきます。お正月の食べ物や飲酒で疲れきった胃腸など内臓をいたわる効果やビタミン不足を補う効果があります。

Vanilla Bean Grinder

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アイスクリームやプリンに欠かせない、甘い「バニラ」の香りをつける材料、「バニラビーンズ」。プリンだけでなく、あらゆる焼菓子や、紅茶、ミルクなど飲み物にも幅広く使う甘いスパイスです。バニラはラン科の植物の一種で、さや状の果実であるバニラビーンズは、時間をかけて発酵させることにより、あの独特の甘い香りが生まれます。お菓子作りに使用するときは、黒くて細い棒状の「さや」の中に詰まっている小さな種(ビーンズ)を取り出して、使用します。プリンの生地に入っている小さな黒いつぶつぶが、バニラビーンズです。残ったさやは切ってフライパンで乾煎りをして、擂粉木で粉に挽いてい使います。しかし、結構手間がかかる事でした。
このバニラビーン・グラインダーは、すぐに鞘を挽いてくれる大変便利な物です。温かい料理にも、冷たい料理にも役に立ちます。中のビーンズよりも鞘の方が香り豊かです。

エイジングケアは季節の栗

栗

この季節の嬉しい贈り物、利平栗を頂きました。栗の王様と言われていますが、日本を代表するクリの品種です。ふっくらとした粒、色が鮮やかでつやつや。何と言っても香りが良く甘味がとても美味しい栗です。
栗には、皮膚のしわやシミに働きかけるビタミンCが多く含まれています。しかも、実の部分に含まれているでんぷん質が、ビタミンCを保護する役目を果たします。加熱しても大丈夫。
ビタミンCの含有量は22%と木の実のなかではトップクラスです。
渋皮の部分には、メラニンを抑制する作用があるため、美白効果大。又強力な抗酸化作用をもつポリフェノールの一種、タンニンという成分が含まれ活性酸素を除去する事で、皮膚を活性化してくれます。大好きな渋皮煮を作って食べる事で、季節のエイジングケアが出来ます。
昔から民間療法として栗の生葉を煎じ、漆のかぶれを煎じ液で洗うと効果があるといわれています。又、便秘にも聞くと言われていました。バランスのよい栄養成分を含んでいますが、中でも、ビタミンB1を多く含みます。これはチアミンと呼ばれる酵素で、糖質やアミノ酸の代謝に関わっています。カリウムも豊富ですので、ナトリウムを排出し、高血圧予防などに効果大。

春の七草

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春の七草の寄せ植えを頂きました。元気を頂いたような気がします。とても風情があって、和みます。“春の七種”(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を入れて七草粥を作ろうと、寄せ植えとは別に7種類の野菜のセットを買ってきました。1月7日生まれの息子の為に、七草粥で誕生日を祝うのが我が家の習慣です。お正月の食べ過ぎの胃を休めるのもこれ。朝のお粥の後は、夜まで食べないのでデトックス。邪気を払い、万病を除く意味を込めて頂くお粥は又格別なものです。
七種にはそれぞれいろいろな薬効があります。
芹:健胃作用があり、消化機能を助けます
なずな:目の疲れや視力を改善します
御形:乾燥したこの季節の咳や痰を和らげてくれます
はこべ:胃腸の調子を整えます
仏の座:血圧を下げます
蕪の葉:利尿効果やデトックスで便秘も改善
大根:消化を助け、胃や腸を整え、コレステロールを下げます

江戸造り醤油

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「玄蕃蔵」という江戸造り醤油を頂きました。口上に創業者、田中玄蕃に続く江戸の秘伝の手法とあり、期待感いっぱいで瓶の封を切りました。何とも言えない上品な香り。熟成の深みのある香りです。お皿に注ぐと、又、広がる香りが素晴らしい。濃口のしっかりした艶のある色。江戸前の味は分かりませんが、香りをそこなわない上品なお味。この名前は、ヒゲタの創始者田中玄蕃(げんば)にちなんで付けられた名前だそうです。元和2年(1616年)といえば、江戸幕府が開かれた頃。この時代に、醤油の醸造を始めたそうです。その後も、関東最古の醤油蔵として、醤油造りの原点に立ち返り、創始者に感謝し、その名を後世に伝えてゆくために、作られた醤油だとか。なるほど素晴らしいと感激。早速、年末についたお餅やお正月のお料理のお供にと、贅沢な一品。「重陽の節句」が蔵出しとの事、今年は是非予約しておきたい。